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灯台キャベツ

灯台印キャベツの歴史-ちばらぎ銚子

銚子の周辺の台地は関東を代表する下総台地の北東の端になります。関東ローム層に覆われています。別名「飯岡台地」とも呼ばれています。銚子の台地はキャベツや大根などの豊かな作物を生んでいます。

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【関東ローム層】
関東平野を覆っている赤褐色の粘土化した火山灰層。何層かの軽石層をはさむ。
台地の畑土壌は洪積土壌の赤土で、作土の深さは20~25cm、排水保水性が良好で、農作物が生育しやすい土壌です。
銚子の土壌状態(成分)は窒素固定が少なく理想に近い、ミネラルを作物へバランスよく供給、吸収させるので、畑作に適している。

【キャベツ】
結球する大きな厚い葉を食用にするアブラナ科の越年草。野菜として栽培され、品種が多い。ヨーロッパ原産。日本で栽培されたのは明治初年以降。

昭和28年にキャベツの導入が検討された。(銚子の農家の方が東京で焼きそばを食べた時に、入っていたキャベツがおいしくて候補にした)というエピソードも残っています。
静岡県内の農業試験場の視察などを経て種子の試作が行われました。
銚子において初めて出荷されたのはされたのは昭和29年です

銚子の農業は昭和24年頃までは「麦類・サツマイモ」の栽培が盛んでした。しかし生産が不安定であり、農家経営改善を目標として新規作物の導入が検討されました。

キャベツに決まったのは、銚子の気候がキャベツの原産地である地中海海洋性気候と、銚子の温暖な気候条件が似ていたためでした。

【銚子の気象】
年間の平均気温は15.7℃、厳冬期でも最低気温が2.4℃を超えて、冬季も温暖な気候です。(市内の海岸部と内陸部では冬季の温度格差が3℃以上もあります)

気候や土壌に恵まれているとはいえ、日照不足や天候の急変、台風被害など銚子の農業が現在のように大きくなるまでには、沢山の苦労があったようです。

昭和32年に「灯台印甘藍(カンラン)」と命名された。
*甘藍とはキャベツの別称です。

『灯台キャベツ』の出荷時期は10月から6月頃の長い期間で、3月から6月までに出荷されたものについて「春キャベツ」といわれています。春キャベツは全国一の生産量です。
銚子産のキャベツは、やわらかくてシャシャキして甘みがあるのが特徴です。
よく葉が巻き付いていて、柔らかいのには驚きます。とても美味しいです。

*銚子産の主な青果物の割合は、キャベツが全体の51.4%、大根が32%、トマト6.6%、とうもろこし(3.6%)、イチゴ(2.2%)、メロン(1.3%)の順になります。

【キャベツグルメの方に】
灯台印キャベツを材料にしているのは、ヤマサ醤油工場見学センターの売店にて食べられる「ぬれ煎餅やきそば」で、以前食べたことを思い出しました。ヤマサらしく焼きそばは、少し醤油っぽいソースで味付けされていて美味しかったです。ぬれ煎餅も入っていますが触感が面白いと思いました。その時は不定期に営業してましたので、もし興味があって行って食べてみたい人は必ず電話して確認してから行ってくださいね。

*令和元年6月に行われた講演会
ちばみどり農業協同組合による「銚子の農業について」を参考にいたしました。