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チーバくん01

千葉県の地理的な特徴と県民性


『犬吠埼を中心にしてコンパスで半円を書く。そしてその上に本州・北海道・四国・九州をたしていくように書く』
この本の筆者によると小学校の地理の時間に、日本の略図を書く際に教えられた書き方らしいです。これはちょっと大げさですが千葉市を中心にしてコンパスを引くと、半径1000キロ圏内に南西諸島以外の日本列島は、ほとんどその中に収まるという。千葉県は日本の中心にあるのです。







古代・中世において、千葉県は半島というよりも四方を海で囲まれた島でした(香取の海があったため)。今は半島として三方を太平洋と内湾に囲まれています。そして千葉県は半島ですが、過去の歴史をみると半島だからといって、それは決して閉塞的ではなかったというのが面白いところです。




太古以来、黒潮にのって西から様々な文物や人間がこの半島に来ているのです。たとえば銚子の醤油や漁業がそうです。




外洋に面した房総半島が海流による漂着などで外来文化が渡来してくる窓口となり、水上・海上交通を利用して人間を受容してその産業を発展させた例は、銚子以外にもあります。
九十九里浜の地曳網が盛況を呈しましたが、それらはもっぱら紀伊・和泉など関西の漁民の出漁によって県内に伝えられたものでありました。内湾の鯛桂網(たいかつらあみ)や勝山の捕鯨などはみな、紀伊から伝えられたといいます。




水上・海上交通を利用して産業が発展したのは、その陰には黒潮の活躍があったからなのですが。




千葉県民の気質についてですが、千葉県にすんでいる人は気がついていませんが、意外に開放性があるのは、半島として人の交流が活発だったからなのかもしれませんね。




宮城音弥さんの論(日本人の性格)によれば、宮城さんは日本人の生まれつきの体質というべき人の気質を、分裂質か躁鬱質(そううつ)かを中心に検討しています。それによると、千葉県は東北全域から関東沿岸部、さらに東海・紀州・南四国・南九州・沖縄まで広く分布している分裂質タイプの多い地域なので、おそらくは日本列島の先住民の系統(縄文人的なグループ)を引く人々の地域であろうという。これに対して北九州・瀬戸内・畿内・北陸南部などは躁鬱質が多く、より新しく日本に住み着いた可能性(西の大陸から渡来した)が高いという。




*埴原和郎さんの二重構造説(日本人と日本文化の形成)にも語られている。縄文人がすんでいた日本列島に、弥生から古墳時代にかけて多くの人が西の大陸から渡来してきたことによって日本人が形成されたという説である。




そして宮城さんによると千葉県民の気質は分裂質で、性格は弱気、性格の特性は保守的、理想家はだ、悲観的、礼儀正しくないなどとされます。




千葉県民である私は、結構あたっているのではないかなと思いました。(礼儀正しくないというのが引っかかりましたが)

みなさんはどう思われるでしょうか。




『千葉県の歴史』石井進 宇野俊一編 山川出版社刊を参考にいたしました。