*具緒(ぐっちょ)個展(2025年5~6月開催)に行ってきました。
具緒さんは匝瑳市(そうさし)出身の水彩画の若き作家さん。
顔彩(がんさい)を使用。明るい絵柄で色使いも独特、情景が素敵な絵です。
一昨年大原幽学記念館に行った時に具緒さんの描いたポスターをみたのが最初。一目でファンになりました。下記がそのポスターです。

*千葉県東総地域に住んでいるので応援しています。
2025年の個展の開催場所は、“犬吠テラステラス2階ギャラリースペース”でした。
銚子市犬吠埼灯台前にある犬吠テラステラスの2F、お土産物売り場の窓際、ビアノのあるところです。

十数枚の作品と解説が有り、力作揃いでした。
今回のテーマは『銚子市にある神社や仏閣』とのこと。
季節の祭りや花が描かれた風景の中には、和風姿のおばあちゃん、娘さん、子供が描かれています。具緒さん独特の筆圧で描かれた線画にこれまた日本画の色がのっていて情感たっぷりです。

描かれている舞台は、銚子市海鹿島高台にある神社、黒生大神宮、妙福寺の臥龍の藤、猿田神社の境内、川口明神の大潮祭り、海上八幡宮大祭、和田不動尊、常世田薬師初薬師、渡海神社、長崎海岸の祠。いずれも銚子の由緒ある場所・祭りです。
テーマは「総州銚子」、懐かしい昭和の駄菓子屋、祭りの若い衆の背中、御開帳日の子供の印、船灯とねこなどテーマを限定して描いているので、絵に温かさもあります。
*銚子は具緒さんの好きな場所の一つとのこと。
千葉県の北総地域をキャラクターデザイン化しています。
各市町村のキャラクター達は、多様な性格を持ち様々な役割を持っているようです。各地域への愛情を感じます。下記のキャラクターはデフォルメされ漫画ぽく描かれていますが、絵のテーマにより青年として登場します。

*上記パネルに“銚子市・旭市・匝瑳市のキャラクターがいます。
3市だけですが書かれている市の紹介や性格をご紹介します。
【銚子市】日本屈指の港町。『木の葉パンと猫を愛する気風のいい姐さん』
【旭市】農業大国、美味しいものたくさんあるよ~。あさしし。『陽気で友好的、寒がり』
【匝瑳市・八日市場(ようかいちば)】植木と祭りのまち。和菓子もおいしいよ。『シャイな好青年』
*キャラクターを見てると楽しいです。各市の特徴がわかりやすくまとめられています。
【注】すでに個展は終了しています。
画材へのこだわり
【水彩紙】
紙にこだわることで色の濃淡が上手に表現できる。絵の具の滲みも変わる・色の乗りも変わる。紙質は見た目の印象を拡がる。
【絵具】
顔彩(がんさい)を使用。顔彩は日本の伝統的な水彩絵具の一種。
顔料に膠(にかわ) やデンプンなどを練った絵の具。水で溶いて使用するため、手軽に日本画・水彩画、イラストなどを描くことができる。
また分離色水彩を使い、分離色が持つ色の変化や質感を楽しむことが出来る。
*独特な絵は、顔料(絵具)の色の使い方、絵具と筆使い、紙の質感の組み合わせから生まれている?デッサン・構図などの基礎も勉強されていると思いました。
感想
具緒さんの作品は、人物にキャラクターがあり、背景のディテールが細やか。絵の色に統一感があります。自然や道具などディテールが丁寧、物語を語ります。
今まで東総地域を叙情的に描いた作家さんはいなかったのではないでしょうか。
東総の美しき世界と人々の暮らしが、観る人をロマンの世界にいざないます。
時代は江戸から明治大正時代でしょうか。
千葉の懐かしい風景、「神社」や「神楽」、「お祭り」などを題材にしている。
具緒さんは匝瑳市出身。仕事をしながら作品を描いているとのこと。
限られた時間でしょうが、独特の表現を追求してほしいです。
*東総のロマンを描くという才能は驚きです。かなり勉強されていると推測します。
下記の場所で具緒さんの絵を見ることができます。
【銚子市】
・「カフェ&ギャラリーゆうせい丸」
銚子市外川町4丁目1116-2、銚子電鉄外川駅から徒歩6分。
【匝瑳市】
・「そうさ観光物産センター、匝り(めぐり)の里」
匝瑳市八日市場イ-137-1、JR八日市場駅前ロータリー沿い。
・「ブックカフェ&リユースぐるり」
匝瑳市八日市場イ-2915、本町通り沿い(銚子信用金庫八日市場支店近く)
【旭市】
・カフェ「木だまり」
旭市二-6293-3、干潟駅より徒歩15分位。
*具緒さんのインスタグラムは、@husaguniotome です。#ふさのはじっこ
興味のある方は是非覗いてみてください。
【注意】個人的な意見です、最後までお読みいただきありがとうございました。
情報は2025年6月末のものです。
*次のページは少し技術的な話、絵に興味のある方は読んでください。
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