ZOZO強風-佐々木5回12K-2023-5-ロッテ対ソフトバンク7-9

ソフトバンクとは早くも3カード目。
ここまで3勝3敗、お互いに戦力も把握できて来た。

memo

・2023年5月5日(金)ZOZOマリンスタジアム
2番藤岡、3番に安田、8番に和田、9番に岡が入った。
スタメン:1.藤原2.藤岡3.安田4.井上5.DHポランコ6.中村7.佐藤8.和田9.岡

ロッテ対ソフトバンク-7:0-0(12回引分):勝ち―、負け―

佐々木朗希先発試合:13m超える強風の中ソフトバンク打線の前に立ちふさがった。
ソフトバンクは“先頭に中村晃”を持ってくるなど朗希に球数投げさせる作戦。
朗希は風もありリズムを掴むのに苦労、指に豆があった影響もあってか本来のリズムではなかった。
球速が160kに届かなくとも風をうまく使う。
外角高めストレートが浮き上がるように伸びる。
内角をえぐるスライダーがブレーキ鋭く曲がりフォークも決まり始める。
ソフト打者もボールに当てるのが困難に。
球数増えるも5回ノーヒット・毎回の12奪三振を奪い圧倒。

佐々木朗希の後、6回坂本は難しいリリーフだったが、落ち着いて丁寧に投げた。
7回はペルドモがランナー出すも粘り強く投げた。
*坂本、球速は朗希よりは当然落ちるので難しいリリーフだったがしのいだ。

8回は澤村が抑えて延長に入る。
9回は益田が無失点。
10-11回は東妻が登板、ツーシームとスライダー揺さぶりだけでなく、フォークを低めに決めて相手を狙いをにぶらせた。勢いで抑えるイメージからマイナーチェンジ、高低で投球の幅は拡げソフト打者を苦しめた。
12回は廣畑が抑えて引き分けた。

打撃陣:S先発石川柊太はストレートが走っていた。パワーカーブも変化が大きい。
初回井上2塁打で2アウト2・3塁もポランコが決められず。
石川は強風にタテの変化が際立つ。ロッテ狙いもバッテリー間の巧みな配球に惑わされる。

7回ポランコ右中間に2ベース・8回藤岡が2ベース・9回佐藤が四球選び出塁と先頭打者を出すも生かせない。
井上らが打った大飛球も外野の強風に押し戻された。
一方強いゴロも打てていなかったのでチャンス拡大もなかった。
12回1アウト1・2塁のチャンスも大下・中村が凡退で終戦した。

S石川がたくみに組み立てたとはいえ4四球選ぶも淡白な攻撃も目立った。
8回から12回までソフト7人の継投の前に得点できず。
ロッテ打撃陣を投手がカバーしたゲーム。*茶谷マルチ。

・2023年5月6日(土)ZOZOマリンスタジアム
2番サード池田を抜擢、3番中村が戻る、5番DHポランコ、6番茶谷、7番に平沢。安田がスタメン落ち。
スタメン:1.藤原2.藤岡3.中村4.井上5.DHポランコ6.茶谷7.平沢8.田村9.岡

ロッテ対ソフトバンク-8:3-6:勝ち東浜Sモイネロ、負け澤村

メルセデス先発試合:(この日も風速15mを越える一日)
メルセデス初回フォアボールヒットで無死1・2塁のピンチ背負うも近藤柳田栗原をアウトにとった。
3回連続ヒットでピンチも主軸を切って取った。
6回柳田にソロ打たれ1失点も粘り強く投げて好投した。

7回はペルドモが登板もヒット・盗塁、柳町にタイムリーで1失点。
8回は澤村が登板し逃切りをはかるもストライクが入らず、近藤に四球あたえ柳田にセンターに飛び込む逆転2ランを打たれた。
さらに栗原にフォアボール周東ヒット柳町タイムリーで澤村降板、廣畑に交代した。
川瀬スクイズでこの回計4点とられた。9回は岩下が無失点に抑えた。
*澤村は変化球が決まらずボールが甘くなった。

打撃陣:東浜を初回攻め、藤原2ベースを池田が送り井上がセンタータイムリーで1点取った。
3回は岡・池田ヒットで1アウト1・2塁も返せず。
4回には連続ヒットと送りバントから田村の犠飛で2点目、6回には岡がタイムリーで1点追加して2点のリードに。

8回に逆転された後の9回は、モイネロから池田・中村が連続ヒットでチャンスつくるも反撃までに至らず。
東浜から10安打うち、毎回のようにランナー出すも追加点が取れなかったのが終盤の逆転を許した。
*井上先制タイムリー、池田・中村・茶谷・岡マルチ。

・2023年5月7日(日)ZOZOマリンスタジアム
ロッテ対ソフトバンク-9:雨天中止

【まとめ】

【初戦】強風での試合はむずかしかった。
それでも佐々木朗希の力は揺るぎない。5回無安打12奪三振無失点に抑える。
リリーフ陣も集中きらさず接戦に持ち込んだ。ただロッテ打線につながりがない。
先頭打者を出してもランナーを返せない。集中難しくても当てなければいけなかった。
チャンスに一本が出ない。新たに投入した選手もソフトバンクの投手陣のボールについていけてない。

投手陣を苦しめる力(ねばれる技術)はソフトバンク打線の方が上手だった。
ロッテ投手陣のリレーが良かったから勝てたが、誰か一人でも乱れてたら負けていた。
*ソフトのリリーフ陣7人引っ張り出したのは収穫。

【2戦目は】初回井上が先制、4回追加点もとれた。ソフトもヒット・盗塁でかき回す。
6回柳田が甘いボールを一振りで仕留めるソロホームランで点差を2に詰める。
さらに攻撃の手を緩めず。8回にはヒット2盗塁でプレッシャーかけると甘いボールを柳田がライトスタンドに逆転2ランでひっくり返した。
ロッテの打撃陣が東浜相手に塁にぎわすも、降板させることができない。

ソフトバンクはヒット・バント・盗塁と細かい作戦でロッテ投手陣にプレッシャーをかけ続ける。
ボールが甘くなったところを柳田がしとめた。主軸の働きをして逆転した。

ソフトバンクは個人の力でもゲームを決められる。

ロッテはつないで得点するチーム、決め切れないとこうなることがある。
投手陣が踏ん張っていただけにリード広げて終盤を迎えたかった。

茶谷・池田が起用されて結果出した。池田・平沢・田村がバントでつなぐ。井上が調子を上げている。
中村・岡が本物であって欲しい。かみ合ってくれば勝てるはず。次カードが楽しみになった。

*ソフトバンクは初戦に投手陣大量起用した。2戦目は8回まで東浜を引っ張ることができた。
モイネロでしめる理想的な展開で勝利し投手陣を温存できた。
2戦目逆転負けのロッテとしては3戦目が雨天中止になってよかった。

マリン強風の中での試合、両軍選手の皆様お疲れ様でした。

結果

【注意】5月6日ゲーム終了時点の順位です

2023年5月5日~5月7日
ロッテ対ソフトバンク7-9回戦 ZOZOマリンスタジアム
ロッテ0勝1敗1引分

2023年5月6日まで:千葉ロッテ15勝13敗1引分:パリーグ3位

*最後までお読みいただきありがとうございました。