岡大海先制2ラン-福田秀エチェバリア活躍-2022楽天対ロッテ6-8

3連戦まとめ

2022年5月10日~5月12日
楽天対ロッテ 6-8回戦
対楽天 2勝 1敗  ロッテこのカード勝越した。

【トピック】

初戦は田中将大を攻略できず完封負け。
打線は5回7回のノーアウト1・2塁つくるも、チャンスを拡大することも出来なかった。

小島は中盤までゲームを作って反撃を待ったが、援護なし。
8回途中までなげたのは立派。チームに貢献した。

*細かなミスも目立って完敗。

2戦目は、河村が5回まで無失点と好投。

打線は4回に岡・福田秀平がタイムリーで得点、ワンチャンスをものにした。

リリーフ陣が3点を守った。
小野・東條・西野・益田のリレーで楽天の反撃を断った。
小野が無失点。東條も好投。西野もランナー出すも1失点に抑える。

9回は前回セーブ失敗した益田が登板、気持ちの入った投球で勝ちを守りゲームを締めた。
打撃陣が先制点を取り少ないリードをMリリーフ陣が好投。
なんとか連敗を止めた。

3戦目は、美馬が粘りの好投。
打線もE岸を積極的に攻めた。
2回に岡が2ランで先制。
M打線は終盤にもエチェバリアタイムリーやレアードHRなど2点追加してゲームを支配した。
リリーフ陣も東條・ゲレーロ・益田がゼロに抑えて勝利した。
美馬が苦労しながらも今季初勝利を手にした。

【感想】

初戦こそ田中将大におさえられたが、2戦目3戦目は打線が先制して先発・リリーフ投手陣が粘れた。
益田も復調しての勝利はいいニュース。首位楽天相手にマリーンズらしい戦い方ができた。

レアードが4番に戻り1か月ぶりのソロHR、マーティンも昇格即ヒット。
前方に明かりが見えてきた。

エチェバリア・菅野・岡・福田秀平が活躍してきたのも良い傾向。
岡が力の抜けたフォームから強烈なヒットを放った。
菅野がレフト返球して相手チャンスの芽をつぶすなど守備力を見せる。
チームを救う好プレーだった。

監督一押し選手だけでなく、2軍に甘んじていた「中堅プレーヤーが活躍」して勝ち越せたのは、ムードも上がるし勢いになる。

*しかし細かく見ると攻撃陣はランナー出すもバントを決められない。
ここ一番で守備・送球ミス・捕球ミスもあった。
ゲーム途中で出場選手も精彩を欠いた。
相変わらず接戦になると不安がある。

今後も厳しい戦いは必至だが、『マリーンズらしい全員野球の芽』もみえている。

2戦目は上位が沈黙する中、下位打者がタイムリーを打って点をとった。
M5安打ながらE7安打に勝てたのはラッキーだった。

投手陣の踏ん張りがあればこその勝利だが、昨年を振り返れば、「下位では」藤岡・角中・安田らがヒットフォアボールなどでチャンスを作っていた。
結果上位にまわり得点するパターンも多かった。

下位打者もお気に入りだとか活躍順だから使ってみようとかは一時お休みしてはどうか。

もともと打線がまさるチームではない千葉ロッテ。
外国人や日本人主力が調子の出ない(欠場もあり)中、新人やお気に入りの選手にこだわっていては『相手の思うつぼ』。
(チーム状態が相手に透ける)

それでも昨年勝てていたのは、ゲームチェンジャー(切り込み隊長+長距離砲+野球脳)がいたから。

下位の選手も自身の結果だけでなく、なぜ「スタメン起用されたのか・その意味もチーム内で共有」できれば、打線の流れが見えてくるのかも。
(結果がすべて!の現在のチーム状況では難しいのかもしれませんが‥)

すぐに得点力アップにはつながらないかもしれません。

しかし自身のことばかりに注力し焦って凡退を繰り返しているよりは、自分のやるべきこと(役目)を果たして、相手投手をくるしめたい。

今は切り込み隊長も長距離砲もいないので、
地味だけどプロ野球選手だったら誰でも持っているはずの『野球脳』を出してほしい。
それが自分の特徴を際立たせる。

地道な粘りがプレッシャーをうみ、レアード・マーティンなどの上位打者に対して甘くなるのではないか。
マリーンズ打者が相手投手に簡単に打ち取られている時は、
打者の狙い(気持ち)をみきられて打ち気をかわされているようにも見えます。

いずれにしても起用したからは我慢して使わないと、野球脳も働かないし選手も焦るばかりです。
もちろん首脳陣もわかっていると思います。

昇格してきた選手(菅野・福田秀平)が結果を残して1軍に刺激を与えました。
いままで1軍で調子にのれなかった選手達(エチェバリア・岡・安田)も結果を出しつつあります。
これでレアード・マーティンが打ち始めると、2022年の新生マリーンズが動きだすはずです。
今年の形を早くつくってほしいものです。

*最後までお読みいただきありがとうございました。あくまで個人的な意見です。