ロッテは前楽天戦に勝越し。オリックスにも勝越して上位を目指したいところ。
初戦は佐々木朗希登板試合なので序盤で1点を取りにいきたい。
*楽天戦ではレアード・マーティン・エチェバリアが揃ってHを記録。
彼らが活躍し始めるとチームの上昇のきっかけになる。
2022年5月13日(金)
オリックス対ロッテ 6回戦 京セラドーム大阪
1 対 4 でロッテの勝ち
勝ち:佐々木朗希 S ゲレーロ 負け:田嶋
初回マリーンズは田嶋を攻めた。
髙部がヒットで出塁すると2盗成功。
中村奨吾もフォアボールで無死1・2塁のチャンスつくる。
佐藤が送りバント成功で2・3塁に送ると、レアードがライトに犠飛をうって先制した。
*3塁走者髙部のホームへヘッドスライディングが素晴らしかった。
佐々木朗希は立ち上がりストレート・フォークで打ち取る。
3回マリーンズは髙部がフォアボールで出塁すると2盗塁成功。
中村奨吾がライトにタイムリーヒットで2点目を入れた。
*インコースをライトに技ありヒット。
田嶋もていねいにコーナーに投げ分けたが、M打線がスキのない攻撃でじわじわと得点した。
その裏佐々木朗はヒット2本で1アウト1・3塁のピンチをつくられると、
福田周平のショートゴロの間に1点取られた。
深いショートゴロでありホームで刺すことは出来なかったが、しっかりとセカンドでアウトにした。
エチェバリアの守備からの素早い送球が光った。
4回5回は無難に抑える。
6回はヒット2本で2アウト2・3塁のランナー背負うも、バレラを冷静にフォークで仕留めた。
終盤8回には、髙部がフォアボールで出塁すると2盗成功。
佐藤都のスクイズで1点をしぶとく取った。
続くレアードもレフトにソロでオリックスを突き放した。
西野が8回ランナー出すも無失点に抑える。
9回はゲレーロがしめてマリーンズが勝利した。
【試合を決めた3つのポイント】
①佐々木朗希7回6安打1失点の好投。
6回のピンチはギアを上げてバレラをフォークで三振に切って取った。
*4勝目をマーク。
②M先制・中押し・終盤にダメ押しと打線に粘り。
髙部が3得点に絡む大活躍。気持ちも強かった。
盗塁も3個決めた。
初回のヘッドスライディングはまさしくスピードスター。
中村奨吾レアードに復活の兆し。
③8回西野・9回ゲレーロの無失点リレー。
西野8回にランナー出すも落ち着いて後続を断った。
2022年5月14日(土)
オリックス対ロッテ 7回戦京セラドーム大阪
1 対 0 でオリックスの勝ち
勝ち: 山本由伸 S 平野 負け:佐藤奨真
21年育成入団の佐藤奨真が先発に抜擢。絶対エース山本との投げ合いになった。
初回佐藤は先頭福田周平に2塁打打たれた。
続く宗にセンター前ヒットうたれ、岡のファンブルもあり先制点を取られた。
しかしその後は落ち着いた投球でオリックス打線を抑えた。
カット・カーブが手元で鋭く変化、チェンジアップも相手のタイミングをずらし効果的だった。
山本由伸は伸びのあるストレートと切れ味が鋭い変化球を繰り出す。
いつも通りの好投で点を取るのが厳しい状況。
マリーンズは3回エチェバリアがライト2ベースで出塁。
柿沼が送り1アウト3塁のチャンスを作るも、髙部のサードライナーで飛び出していたエチェバリアがアウト。
髙部もしっかりとらえていてWプレーは仕方なかった。調子がいいから出るライナーだった。
6回にもヒットフォアボールで2アウト1・2塁もレアードがゴロうたされた。
8回もピンチにWプレーで凌いだ。
山本は要所で外角一杯に鋭い変化球が決まった。
佐藤は粘りの投球でプロ初登板ながら6回2安打1失点と好投した。
気持ちの強さがあった。柿沼との組み立ても冴えた。
9回には2アウトランナー1・2塁のチャンスを作りエチェバリアがフルカウントに。
外角の低いボールを見逃して三振でゲームセット。
ここで審判の判定に疑問が残ったエチェバリアが両手を上げる。
井口監督も判定に不満があり主審に抗議するがもちろん受け入れられず。
一度注意した後だったので、ゲームセット後ではあるが、
井口監督が退場になるという後味の悪い終わり方になってしまった。
終わってみれば「スミ1」。
負けたとはいえ、M佐藤奨投手の好投が素晴らしかった。
山本由伸と堂々互角に投げ合った。
両チームが随所に好プレーがあった、初回M岡のミスが最後に響いた。
打線が援護して佐藤に勝ちをつけてあげたかった。
【試合を決めた3つのポイント】
①佐藤奨真7回2安打1失点と快投。次回に大きな期待。
東條・小野も好リリーフ。
②初回に岡がセンター前ヒットを後逸して先制点を取られた。
軽率なプレーだった。このミスが最後に響いた。
③山本由伸の投球が素晴らしかった。
ピンチにギアを上げた。
2022年5月15日(日)
オリックス対ロッテ 8回戦 京セラドーム大阪
8 対 5 でオリックスの勝ち
勝ち: 宮城 S 本田 負け:ロメロ
ロメロは立ち上がり制球に乱れあり。初回からランナー背負う。
2回に野口がライト前ヒットから紅林が送りバント成功、伏見がセンターにタイムリーヒットで先制。福田がセフティバントで1アウト1・3塁とチャンス拡大すると宗もタイムリーで2点目とられた。
Mは3回ノーアウト3塁のチャンスも安田ら後続が凡退し得点できず。
5回は山口航輝・岡の連続ヒットでノーアウト1・2塁とすると、エチェバリアがレフトにタイムリー2ベースで1点返した。
続いて髙部のうったセカンドゴロを大城がフィルダースチョイスで2点目入れる。
中村奨吾のサードゴロを宗がフィルダースチョイスで3点目と逆転した。
足を使って得点を入れた。
味方が反撃した直後、ロメロは5回に2点を入れられて再逆転をされた。
立ち直れなかった。
6回には小野が登板。ヒットエラーフォアボールヒットと乱調。1/3に4失点とられた。
相手に主導権を渡してしまった。
Mは7回に2点返すもそこまでだった。
*ロメロ5回8安打5四球4失点と制球に苦しんだ。
ランナー背負うとオリックスの揺さぶりにまけた?
オリックスはヒットから送りバント・セフティバント・盗塁などをしっかりと決めてロメロを揺さぶった。
(四球を選んでチャンスをつくり得点につなげた。)
大砲がいないオリックスの攻めは工夫があった。
マリーンズがやるべき野球をオリックスにやられてしまった。
*紅林などもバントを決めていた。
打力で力を出し切れていないM若手は打てないときほど「野球脳」を使ってほしい。
【試合を決めた3つのポイント】
①ロメロ5回8安打4失点と乱調。立ち直れなかった。
リリーフ小野が1/3を4失点でゲーム壊した。(エラーもからんでいた)
②打線は宮城を攻めきれなかった。
2回レアード退場が痛かった。安田がマルチ安打記録もチャンスに打てなかった。
③6回急遽登板の廣畑が火消し成功。
7回は佐々木千隼、8回は八木が無失点に抑えた。
マリーンズで良かった選手(MVPs) :カード成績を勝手に評価
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
---|---|---|---|---|
(投手陣) | 〇△▲ | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
佐々木朗希 | 7回6安打1失点と好投 | ◎ | ||
佐藤奨真 | 6回2安打1失点と快投。 | 〇 | ||
ロメロ | 5回8安打4失点と乱調。 | |||
西野 | 8回1イニング無失点。 | |||
東條 | 8回1イニング無失点。 | |||
小野 | 9回1イニング無失点。 | 6回にリリーフ。味方エラーもあり1/3に4失点とられた。 | ||
佐々木千隼 | 7回1イニング無失点。 | |||
八木 | 8回1イニング無失点。 | |||
ゲレーロ | 9回1イニング無失点。 | 〇 | ||
益田 | ||||
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
(野手) | 〇△▲ | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
髙部 | マルチ・四球2個とチャンスメイク。3盗塁成功。チームを牽引。 | 6回ヒットで出塁して2盗成功。 | ◎ | |
中村奨吾 | 3回ライト線に技ありタイムリーヒット。 | 7回2塁打でチャンス拡大。 | 〇 | |
佐藤都 | (一) 初回3回と送りバント成功。 8回スクイズ決めた。チームに貢献。 | (捕手) 7回ライトへ犠飛。 | 〇 | |
レアード | 初回ライト犠飛で先制、8回はソロホームランの計2打点。マルチ。 | 2回見逃し三振後審判に抗議で退場処分。 | ◎ | |
マーティン | 初回守備ライトヒットをファンブルで2塁へ。 | |||
山口航輝 | ||||
岡 | 初回センター前ヒットをファンブル。 2回四球選んで2盗成功。 | マルチ、チャンス作った。 | 〇 | |
安田 | (三) | 6回サードゴロをファンブル。 マルチ安打も、チャンスに打てず。 | ||
エチェバリア | 5回7回タイムリー2打点。マルチ。 | 〇 | ||
松川 | ||||
小川 | ||||
福田秀平 | 代打で2ベース。ナイスバッティング。 | 代打 | ||
和田康士郎 | 代走 9回2盗成功。 | |||
柿沼 | (捕手) 3回送りバント成功。 | |||
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
3連戦まとめ
2022年5月13日~5月15日
オリックス対ロッテ 6-8回戦
対オリックス 1 勝 2 敗 ロッテこのカード負越した。
【トピック】
初戦はMが先制、佐々木朗希が最少失点に抑えた。
オリックスのバット短くコンパクトな速球対策でヒット打たれたが、内野ゴロの間にとられた1点のみ。
変化球の精度をあげてタイムリーを打たれることはなかった。
打線も終盤8回に追加点。最後は西野・ゲレーロが抑えた。
特に髙部がヒットや四球で出塁し2盗に3度成功。
初回・3回・8回と計3得点に絡んだ。
素晴らしい活躍でチームを牽引した。
髙部の作ったチャンスを中村奨吾・レアード・佐藤都が点に結びつけた。
上位打者がしっかりと決めた。
レアードのライト犠飛、中村奨吾ライト線タイムリーが技有。
右方向への意識が見えた。
先制して守り切る理想的な勝利だった。
攻守にマリーンズらしい強さが戻ってきた。
2戦目は 佐藤奨がプロ初登板で、山本由伸と投げ合った。
佐藤は7回2安打1失点と快投。これからの活躍が楽しみ。
打線は数少ないチャンスに、山本から点を取ることが出来ず惜敗した。
3回チャンスで髙部のライナーはとらえていただけに惜しかった。
*最後9回マリーンズチャンスでの、エチェバリアの打席、「主審の三振判定」は監督の抗議もあった。
納得のいかない終わり方だった。
3戦目は先発ロメロが乱調で先制点を取られて劣勢に。
Mは宮城から相手のミスもあり5回に一度は逆転するも、その裏再度逆転された。
オリックスが色々かき回してロメロの投球を乱しに来た。
6回から小野が登板もヒットとフォアボールなど乱調で4得点をとられた。
Mは終盤2点返すも遅かった。
2回にレアードが球審に抗議で退場になったのも痛かった。
*安田は後半2安打するも、前半のチャンスに打てずエラーもあり残念だった。
【感想】
(初戦)佐々木朗希がヒット打たれながらもフォークの精度を修正、ピンチを抑える投球を魅せた。
髙部もヒットに盗塁と相手をかきまわす、非凡なセンスを魅せてチームを牽引する。
佐藤都が勝負強さを封印、チームバッティングをしているのも泣ける。
2022年度の新しい戦力が、試合を重ねるごとに成長している。
2戦目には育成の佐藤奨がプロ初登板で快投をしてオリックスを慌てさせた。
中軸の中村奨吾・レアードも技を発揮、その実力を出した。
調子が全体的に上がっている。
一つ一つ勝ちを重ねていくことで、2022年千葉ロッテの野球がみえてきた。
と初戦が終わり、この流れで戦いたかったのだが‥。
2戦目の9回に事件があった。
山本由伸がマリーンズの前に立ちふさがった。
M先発佐藤も好投を見せて終盤の勝負に持ち込んだ。
9回2アウト1・2塁まで平野を追い詰める。
が打者エチェバリアがフルカウントで外角の球を見逃して三振でゲームセット。
この球審の判定にマリーンズの納得がいかなかった。
試合終了後に球審の判定に井口監督が抗議で監督が退場。
エチェバリアが自信を持っての見逃し、実際画面で見る限り低いように見えたが‥、球審は三振の判定。
捕手がミットを上げたとはいえ、低かったがゆえに監督や選手の疑問・反応が大きくなったのは当然だと思う。
・2戦目は9回の疑惑の判定であっけなく終了。
・3戦目2回にはレアードが球審の判定に抗議?で退場で戦力ダウンし悪い流れに。
マリーンズサイドからすると納得がいかない判定もあり、気分の悪いカードになった。
オリックスは吉田を欠き、Mチーム状態が上向いているだっただけに勝ち越したかった。
Mは気持ちがざわついたまま負越してしまった。
カードを通してM攻撃陣にフォアボール選ぶなど粘りが出てきた。
岡・エチェバリアら活躍する選手があらわれて得点力が上がってきた。
上位はまだまだ本調子には遠い。
レアードは元気になりつつあるので、これからのマーティンの復活(決定力)に期待。
投手陣は数が揃っているのでさほど、調子の良しあしはあっても大きく影響はないと思われる。
しかし内野外野守備にエラーが多い、投手の足を引っ張っているので少なくしたい。
審判も人なので色々ミスもありうる。
それはリクエストなどで勝負を左右する判定がくつがえっていることでも明らか。
球審も様々な機器などをつかい判定支援も導入し精度を高めてほしい。
*最後までお読みいただきありがとうございました。