楽天は23勝6敗1分で首位を走る。なんと10連勝中。
田中将大も3勝1敗防御率2位と上位にランク。
西川もチームを牽引、昨年と違い順調に勝ち星を重ねる。
かたやM小島はここまで粘りの投球続けるが一発に泣く。
M打線の援護も乏しくて3敗。
田中将大相手だが失点を抑えて今季初勝利を手にしたい。
*打線の期待は菅野・山口・安田だ。
誰でもいいのでラッキーボーイが出てほしい。
2022年5月10日(火)
楽天対ロッテ 6回戦 楽天生命パーク宮城
7 対 0 で楽天の勝ち
勝ち:田中将大 負け:小島
田中将大の投球がさえた。
マリーンズは序盤は凡打の山。
小島は立ち上がりは悪くなかった。
2回2アウト2塁のピンチも黒川にヒット打たれるが、レフト菅野のストライク返球でホームでアウトに。
菅野前カードに続きナイスプレーが続く。
Mは5回にレアード安田連続ヒットで無死1・2塁のチャンスつくる。
しかし山口が送りバント失敗のち三振、エチェバリア柿沼も抑えられた。
田中が要所をしめた。Mは仕掛けることもできなかった。
小島は5回にヒット2本とフォアボールで満塁のピンチから銀次のタイムリー内野安打で失点する。
浅村の打席で柿沼もパスボールで2点目を失う。
マリーンズは7回に無死1・2塁のチャンス作るも後続の安田・山口をきられた。
小島は球数が増えるも投げ続け、7回は1アウト2・3塁からタイムリーで2失点。
代わった横山も打たれた。
小島点は取られたが長いイニングを投げてチームに貢献した。
M打線は田中の好投の前に完封負け。
【試合を決めた3つのポイント】
①小島7回1/3を7安打5失点も139球の力投も援護なし。
長いイニング投げてチームの台所を助けた?。
②田中将大が好投。9回4安打で完封負け。
③打線は4安打で元気なし。
5回無死1・2塁のチャンスをバント失敗で生かせず。
7回も無死1・2塁のチャンスも後続をきられた。
2022年5月11日(水)
楽天対ロッテ 7回戦 楽天生命パーク宮城
1 対 3でロッテの勝ち
勝ち:河村 S 益田 負け:藤井
レアードが4番指名打者にもどった。岡が7番センターでスタメン入り。
マリーンズは2回藤井の制球の乱れから四球2個で1アウト1・2塁のチャンスも後続が打てない。
流れが悪くなりそうだった。
一方河村はストレートが制球今一つもスライダー変化球で打ち取る。
打線は4回山口がフォアボール選ぶと安田がレフトにヒットで1アウト1・2塁にすると、岡が左中間を破る2ベースで先制。甘い変化球をうまくとらえた。
続く福田秀平も4回センターへ2点タイムリー。
藤井から3連打で3点をもぎ取った。
*上位が振るわない中M下位が4回ワンチャンスにつないだ、貴重な先制点に結びつけた。
河村は4回まで好投を続ける。
5回はヒット2本四球もあり2アウト満塁の大ピンチ、Eもセフティバントなど揺さぶりをかける。
が、変化球を低めに決めて無失点に抑えた。
河村は5回3安打無失点とゲームをつくった。
6回から継投にはいる。
小野・東條・西野・益田のリレーで楽天の反撃を断った。
小野が3人を打ち取り無失点。東條も好投。西野もランナー出すも1失点に抑える。
なにより前回セーブ失敗した益田が変化球を低めに決めた。
守護神が復活しゲームを締めた。
【試合を決めた3つのポイント】
①河村5回安打失点と好投。
角度のあるストレート・フォークをきめた。
前回登板よりも粘りがあった。
②スタメン起用の7番岡・8番福田秀平が7回タイムリーを連打し先制。
少ないチャンスをものにした。
③小野・東條・西野・益田のリレーで楽天の反撃を断った。
*益田が前回セーブ失敗を取り返した。
2022年5月12日(木)
楽天対ロッテ 8回戦 楽天生命パーク宮城
2 対 5 でロッテの勝ち
勝ち:美馬 S 益田 負け:岸
6番ライトでマーティンがスタメン復帰。
打線が奮起して美馬にも勝ちをつけたい。
美馬は立ち上がりコントロールに苦しむがコーナーに変化球を決め打ち取る。
E岸も変化球に中心に打ち取りに来た。
先制したのはM、2回マーティンが四球で出塁すると岡が左中間に2ランホームランを打った。
岡の打球がえぐかった。ぐんぐん伸びて左中間の最深部に飛び込んだ。
4回にはマーティンがフェンス直撃2ベースで出塁すると、エチェバリアがレフトにタイムリー。
マーティンが昇格即結果出した。
5回美馬は辰己にフォアボールだすと山﨑に右中間を破るタイムリー3ベースを打たれ1点返された。
つづいて1アウト3塁から美馬が暴投で2点目をとられた。
楽天に1点差につめられた。
楽天は6回にも美馬に襲いかかる。
1アウト後島内が投手強襲安打で出塁するとマルモレホスが2塁打で1アウト2・3塁のピンチになる。
美馬は低めに変化球を集めて黒川・辰巳をうちとりピンチを脱した。
終盤7回エチェバリアが2ベースで出塁すると松川が送りバント成功。
髙部のセカンドゴロでエチェバリアがホームに、浅村のフィルダースチョイスを誘った。
エチェバリアが「捕手のタッチを避ける好走塁」で貴重な追加点をあげた。
7回は東條・8回はゲレーロがゼロに抑えた。
8回はレアードがE西垣の浮いたボールをレフトにソロホームランで5点目。
最後は益田が締めてマリーンズが勝利した。
*M先制して先発がねばる。追加点してリリーフ陣が守り切った。
美馬は今季初勝利。
【試合を決めた3つのポイント】
①美馬6回7安打2失点と粘りの投球。
ピンチ背負うも中盤まで投げて試合を作った。
②岡が2回に先制2ラン。レアードが8回レフトにソロホームラン。
マリーンズが「ホームラン攻勢」で楽天を圧倒した!
③ 7回は東條・8回はゲレーロがゼロに抑えた。
最後は守護神益田がしめた。
マリーンズで良かった選手(MVPs) :カード成績を勝手に評価
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
---|---|---|---|---|
(投手陣) | 〇△▲ | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
小島 | 7回1/3を7安打5失点と力投。 | |||
河村 | 5回3安打無失点と好投。 | ◎ | ||
美馬 | 6回7安打2失点と好投。5回暴投。 | ◎ | ||
小野 | 6回1イニング無失点に抑えた。 | 〇 | ||
東條 | 7回1イニング無失点に抑えた。 | 7回1イニングを無失点。 | 〇 | |
西野 | 8回3安打1四球も1失点。 | |||
ゲレーロ | 8回1イニングを無失点。 | △ | ||
横山 | 8回の2/3を投げて2安打2失点。 | |||
益田 | 9回無失点に抑えた。 | 9回無失点に抑えた。 | ◎ | |
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
(野手) | 〇△▲ | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
髙部 | 初回ヒットで出塁し2盗成功。 | |||
中村奨吾 | ||||
菅野 | 2回レフト前ヒットを好返球でホームにさした。 | 〇 | ||
佐藤都 | (捕手一) チーム唯一のマルチ。 | |||
レアード | 7回レフトにソロホームラン。 | △ | ||
山口航輝 | 5回チャンスに送りバント失敗のち三振。 | |||
安田 | マルチ。 | |||
マーティン | 4回2ベースヒット。 | |||
岡大海 | 4回先制タイムリー2ベース。 力の抜けたナイスバッティングが素晴らしい。 | 2回左中間に先制2ラン。マルチ。 | ◎ | |
福田秀平 | 4回センターへ2点タイムリー。 | 〇 | ||
エチェバリア | 8回ショートゴロフィルダースチョイス。 | 2ベース2本のマルチ。 4回にタイムリー。 7回ホームに好走塁で貴重な追加点。 | ◎ | |
松川 | (捕手) 7回送りバント成功。 | |||
柿沼 | (捕手) 5回パスボールで1点追加される。 | 9回後逸。 | ||
藤原 | 代打 | |||
和田康士郎 | 代打 | |||
小川 | 代走 | |||
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
3連戦まとめ
2022年5月10日~5月12日
楽天対ロッテ 6-8回戦
対楽天 2勝 1敗 ロッテこのカード勝越した。
【トピック】
初戦は田中将大を攻略できず完封負け。
打線は5回7回のノーアウト1・2塁つくるも、チャンスを拡大することも出来なかった。
小島は中盤までゲームを作って反撃を待ったが、援護なし。
8回途中までなげたのは立派。チームに貢献した。
*細かなミスも目立って完敗。
2戦目は、河村が5回まで無失点と好投。
打線は4回に岡・福田秀平がタイムリーで得点、ワンチャンスをものにした。
リリーフ陣が3点を守った。
小野・東條・西野・益田のリレーで楽天の反撃を断った。
小野が無失点。東條も好投。西野もランナー出すも1失点に抑える。
9回は前回セーブ失敗した益田が登板、気持ちの入った投球で勝ちを守りゲームを締めた。
打撃陣が先制点を取り少ないリードをMリリーフ陣が好投。
なんとか連敗を止めた。
3戦目は、美馬が粘りの好投。
打線もE岸を積極的に攻めた。2回に岡が2ランで先制。
M打線は終盤にもエチェバリアタイムリーやレアードHRなど2点追加してゲームを支配した。
リリーフ陣も東條・ゲレーロ・益田がゼロに抑えて勝利した。
美馬が苦労しながらも今季初勝利を手にした。
【感想】
初戦こそ田中将大におさえられたが、2戦目3戦目は打線が先制して先発・リリーフ投手陣が粘れた。
益田も復調しての勝利はいいニュース。首位楽天相手にマリーンズらしい戦い方ができた。
レアードが4番に戻り1か月ぶりのソロHR、マーティンも昇格即ヒット。
前方に明かりが見えてきた。
エチェバリア・菅野・岡・福田秀平が活躍してきたのも良い傾向。
岡が力の抜けたフォームから強烈なヒットを放った。
菅野がレフト返球して相手チャンスの芽をつぶすなど守備力を見せる。
チームを救う好プレーだった。
監督一押し選手だけでなく、2軍に甘んじていた「中堅プレーヤーが活躍」して勝ち越せたのは、ムードも上がるし勢いになる。
*しかし細かく見ると攻撃陣はランナー出すもバントを決められない。
ここ一番で守備・送球ミス・捕球ミスもあった。
ゲーム途中で出場選手も精彩を欠いた。
相変わらず接戦になると不安がある。
今後も厳しい戦いは必至だが、『マリーンズらしい全員野球の芽』もみえている。
2戦目は上位が沈黙する中、下位打者がタイムリーを打って点をとった。
M5安打ながらE7安打に勝てたのはラッキーだった。
投手陣の踏ん張りがあればこその勝利だが、昨年を振り返れば、「下位では」藤岡・角中・安田らがヒットフォアボールなどでチャンスを作っていた。
結果上位にまわり得点するパターンも多かった。
下位打者もお気に入りだとか活躍順だから使ってみようとかは一時お休みしてはどうか。
もともと打線がまさるチームではない千葉ロッテ。
外国人や日本人主力が調子の出ない(欠場もあり)中、新人やお気に入りの選手にこだわっていては『相手の思うつぼ』。(チーム状態が相手に透ける)
それでも昨年勝てていたのは、ゲームチェンジャー(切り込み隊長+長距離砲+野球脳)がいたから。
下位の選手も自身の結果だけでなく、なぜ「スタメン起用されたのか・その意味もチーム内で共有」できれば、打線の流れが見えてくるのかも。
(結果がすべて!の現在のチーム状況では難しいのかもしれませんが‥)
すぐに得点力アップにはつながらないかもしれません。
しかし自身のことばかりに注力し焦って凡退を繰り返しているよりは、自分のやるべきこと(役目)を果たして、相手投手をくるしめたい。
今は切り込み隊長も長距離砲もいないので、
地味だけどプロ野球選手だったら誰でも持っているはずの『野球脳』を出してほしい。
それが自分の特徴を際立たせる。
地道な粘りがプレッシャーをうみ、レアード・マーティンなどの上位打者に対して甘くなるのではないか。
マリーンズ打者が相手投手に簡単に打ち取られている時は、
打者の狙い(気持ち)をみきられて打ち気をかわされているようにも見えます。
いずれにしても起用したからは我慢して使わないと、野球脳も働かないし選手も焦るばかりです。
もちろん首脳陣もわかっていると思います。
昇格してきた選手(菅野・福田秀平)が結果を残して1軍に刺激を与えました。
いままで1軍で調子にのれなかった選手達(エチェバリア・岡・安田)も結果を出しつつあります。
これでレアード・マーティンが打ち始めると、2022年の新生マリーンズが動きだすはずです。
今年の形を早くつくってほしいものです。
*最後までお読みいただきありがとうございました。あくまで個人的な意見です。