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スーパー安田活躍で1勝-オリックスCS優勝-2023-10-B×M-CSfinal1-4

ファーストステージ対ソフトバンク3戦目は、ロッテが奇跡の逆転で勝利。
オリックス優位は変わらずとも、ロッテは京セラでも勢い見せられるか?

オリックス対ロッテ-CSファイナル1-4

山本由伸から5得点も美馬・リリーフ陣が失点-2023年10月18日(水)京セラドーム大阪

1番ライト荻野、3番レフト角中、8番松川。
スタメン:1.荻野2.藤岡3.角中4.DHポランコ5.安田6.岡7.山口8.松川9.中村奨

オリックス対ロッテ-FS-1:8-5:勝ち山本S平野佳・負け中村稔弥

美馬先発試合序盤は美馬はストレートに伸びがあり変化球も低めに決まる。
序盤ストライク先行で球数も少なく抑えた。
4回は1アウト後セデーニョがライト前ヒットで出塁、ゴンザレスがフォアボール選んで2アウト1・2塁に。ここで紅林にフルカウントからライトへ2点タイムリーを打たれた。
続く宗にも当たり悪かったがレフト線を破るタイムリーを打たれ3失点。

美馬4回4安打3失点で降板。
5回は中森が三者凡退に抑える好投。

6回は中村稔弥に交代。
先頭セデーニョにフォアボール出して杉本に右中間に2ベース打たれ同点に追いつかれた。
無死2塁の場面で急遽東妻に交代。
ゴンザレスの時に暴投して、ランナーが3塁に進む。
ゴンザレスがフォアボールで1塁へ歩き、無死1・3塁から紅林にライトへ勝越しのタイムリー打たれた。
1・2塁から宗が送りバント決めて2・3塁。
続き若月が投ゴロの間に三塁走者がホームに戻った。
中川にもタイムリー打たれた。

7回は坂本が無失点の好投。
8回は鈴木昭がマウンドに、宗に2ベース打たれ出塁許すと、若月がライトへ2ベース打ってリードを3に広げられた。

打撃陣:山本由伸の立ち上がり、試合勘が鈍っていたか、ストレート球威も今一つだった。
そこにロッテの積極的なバッティングがあたった。
荻野が投ゴロ内野安打で出塁すると藤岡がセンターへヒットでノーアウト1・2塁のチャンスに。
角中が送りバント決めて2・3塁からポランコが「右中間破る2点タイムリー」打って先制。

安田がセカンド内野安打で続くと岡も詰まりながらもセンター前に落として1アウト満塁に。
山口のショートゴロの間に3点目を入れた。

6回は山口がレフト前ヒットで出塁、松川が送りバント決めて1アウト2塁。
荻野が山本の甘いボールをセンター前タイムリーで1点返し勝ち越した。

逆転された7回表は、藤岡がセンターへヒット・角中がライトへヒット打ってノーアウト1・3塁とチャンス拡大。ポランコがライトへ犠飛打って7-5、2点差に差を詰めた。
*ロッテが山本由伸から7回10安打打って5点とった。

8回は山﨑颯一郎に交代しランナー出すも、変化球もキレあり得点できず。
9回は平野佳が無失点に抑えた。

*ポランコ1回2点タイムリー。荻野・藤岡・ポランコ・岡マルチ

スーパー安田連続タイムリー-澤田被弾をリカバー-2023年10月19日(木)京セラドーム大阪

1番ライト荻野、3番レフト石川、7番ショート茶谷
スタメン:1.荻野2.藤岡3.石川4.DHポランコ5.岡6.安田7.茶谷8.田村9.中村奨

オリックス対ロッテ-FS-2:5-6:勝ち東條 S益田・負け山岡

メルセデス先発試合:初回緊張からか、1アウト後宗にライト前ヒット、森にライト前ヒットと連打された。1アウト1・2塁からセデーニョにセンターへ同点タイムリー打たれた。
メルセデスはストレートが今一つ、変化球も置きにいくような投球で連打された。

1アウト1・2塁から杉本に真ん中のボールをライトにタイムリーを打たれ2点目、紅林にライト前ヒットで満塁にピンチに。ゴンザレスにセンター犠飛打たれて3失点した。

2回以降はメルセデスはストレートに球威が戻りファールも取れた。
変化球も組み合わせて粘りながら5回まで投げた。
6回は西村が登板して無失点の好投。

7回は澤田が登板、2アウト取るも森をデットボールで出し、セデーニョにインコースのボールをうまく「レフトに逆転2ラン」打たれた。
8回は東條が登板ランナー出すも変化球にキレがあり無失点に抑えた。

9回は益田が登板し2アウト後森にフォアボール与え一発逆転の痺れる場面になるも、セデーニョを変化球で切って取った。
*益田が最後無失点に抑えた。

打撃陣初回B田嶋の投球に堅さあり制球が不安定。
荻野がフォアボール選ぶ。3番石川がライト前にうまく流した2ベースで1アウト2・3塁に。
ポランコがセカンドゴロ打って三塁走者岡がホームに戻って先制した。

2回以降田嶋が徐々に調子あげた。変化球が低めに決まる。
ストレートに球威もありランナー出せない。

5回は田嶋がいきなり乱れた。
2アウト後石川・ポランコが連続でフォアボール選びチャンス作る。
岡がスライダーを良く捉えた「レフトにタイムリー2ベース」で1点返した。

なお2アウト2・3塁から安田が「ライト前に2点タイムリー」を打って逆転成功した。
安田は1-2塁間でタッチアウトチェンジ。安田が積極的に打って仕留めた。
田嶋が不安定な時に安田が甘いボールを逃さなかった。

7回は小木田が登場、ストレートに球威あり無失点に。
8回は宇田川が150k台のストレートにフォークが冴え得点できず。

9回は山岡が登板、先頭の代打角中がストレートのフォアボール選んで出塁した。
角中の代走「和田が執拗にリードを繰り返し」山岡を揺さぶる。
2盗塁成功させると安田が「ライト線へのタイムリー2ベース」を放って同点に追いついた。

2塁代走小川を茶谷が送りバントを成功させて1アウト3塁になった。
ここで山口が2ストライク1ボールと追い込まれながら、外の変化球に反応、「くらいついてセンター犠飛」を打ちあげた。
小川がホームに戻りロッテが土壇場で勝ち越した。
*安田が4打数2安打3打点の活躍。ポランコ1回2点タイムリー。

ロッテがシーソーゲームを執念で勝利した。

ブルペンデーM6人好投-打線つながらず完封負け-2023年10月20日(金)京セラドーム大阪

3番レフト角中、6番センター岡
スタメン:1.荻野2.藤岡3.角中4.DHポランコ5.安田6.7.山口8.佐藤9.中村奨

オリックス対ロッテ-3:2-0:勝ち宇田川 S平野佳・負け西村

澤村先発試合:澤村は初回中川にヒット打たれ、森・杉本にフォアボール出し2アウト満塁とピンチ背負うも紅林をゴロアウトに。出だしの失点を防ぎスタート。

2回は中森が登板、気持ちで負けてなかった。ヒットフォアボールで2アウト満塁も森をゴロアウトでピンチ脱した。
3-4回を度胸良く投げて無失点に抑えた。3回を1安打無失点の好投でゲーム崩さず。

5回は国吉が登板、2アウト1・3塁のピンチも、紅林の投手ライナーを好捕してピンチ脱した。
6回も国吉が無失点。
7回は坂本が好投、ストレートに球威ありスライダーにキレがあった。

8回は西村が登板しコントロールよく粘りの投球見せたが、杉本にレフトに2ベース打たれ2アウト3塁から若月に「三遊間を抜かれるゴロヒット」で1点を取られた。
続いて代打頓宮には初球を狙われた「レフト線際に2ベース」打たれて計2点を取られた。
*打ち取ったゴロがヒットになる・少しツキもなかった。

打撃陣:東の初回藤岡がレフトにヒット、角中がフォアボール選び1アウト1・2塁のチャンス作るも得点できず。次第に調子あげた。ストレートに球威ありチェンジアップをコントロール良く決めた。

5回は山口・佐藤が連続ヒットで1アウト2・3塁のチャンスも藤岡のレフト前フライを杉本がファインプレーで好捕。藤岡おしかった。
東は4安打無失点の好投。
6回は小木田が150k速球とフォークをコントロール良く投げた。

7回は山岡が丁寧に変化球を低めに決め無失点に。8回は宇田川が強いストレート、2種類のフォークもうまく使われ捉えられず。
9回は平野佳のクレバーな投球に反撃できず。
*藤岡マルチ。

*M投手6人のリレーでゲームを作ったが、打線がつながらない、チャンスに得点できず。

種市被弾-宮城好投-序盤の攻防が明暗-オリ優勝-2023年10月21日(土)京セラドーム大阪

3番レフト石川、5番セカンド茶谷、9番センター藤原
*中村奨がスタメンから外れた。
スタメン:1.荻野2.藤岡3.石川4.DHポランコ5.茶谷6.安田7.山口8.佐藤9.藤原

オリックス対ロッテ-4:3-2:勝ち宮城 S平野佳・負け種市

種市先発試合:種市初回から積極的フォーク・ストレート勝負。
1アウト後西野フォアボール出して森に高めのボールをライトスタンドに2ラン打たれた。
その後は抑えるも3回で降板。

4回は東妻が無失点に抑えた。
5-6回は森が登板してコントロール良く投げたが、カウント球を打たれて1失点。
7回は東條・坂本、8回は澤田が無失点に抑えた。

打撃陣宮城は序盤ストライク先行、スライダー・カーブ・ストレート・チェンジアップを自在に操って打ち取る。配球を変えながら中盤まで打ち崩せず。宮城は6回4安打無失点の好投。

7回から阿部に交代、無失点に抑える好投。
8回は山﨑颯一郎が登板、藤原が高めをうまくとらえ「ライトスタンドに飛び込むソロHR」で1点返した。

9回は平野佳からポランコがライトスタンドにソロホームラン打った。
ロッテは1点差まで攻めたが、最後は平野にかわされ敗戦。

*藤原8回ライトソロHR。ポランコ9回ライトソロHR。茶谷マルチ。

【まとめ】

初戦はロッテが山本由伸が不調で初回3得点と出足良かった。
しかし紅林が粘ってタイムリー、同点に戻して流れが変わった。
山本は5失点するも粘り7回まで力投。
逆にロッテリリーフ陣が追加点をとられ離された。
オリックスは山本由伸の乱れをみんなでカバーした。

2戦目は中盤に逆転成功してロッテのペースに入りかけたが。
Mリリーフ陣が勝ち越した回の直後に反撃され勝ちされた。

しかしロッテは「安田」が持っていた。
ファールで粘りながら必死の「逆転タイムリー」スーパーな打撃だった。
山口も負けじと「泳ぎながらもセンターへ犠飛」打って勝越し。
安田が2度にわたるタイムリーでチームを救う。ロッテが1勝返した。

3戦目は、ロッテはブルペンデー、オリックスは東が先発。
中盤からは両リリーフ陣が投手戦を繰り広げた。
終盤にプレッシャーがかかるなかロッテは西村が制球よく投げた。
しかしランナーためて若月が「くらいつくバッティング」でヒットゾーンに持ってかれた。
西村の投球は悪くなかったが「粘りと集中」という点でオリックスが少し上回った。

4戦目は宮城が先発し好投、種市が初回被弾して劣勢に。
シリーズ4戦目になってもオリックスリリーフ陣に強度あり。
同点・逆転ゆるすことなく勝ち切った。

ファイナルの流れを振りかえり

初戦にロッテは山本から荻野・ポランコらが活躍して得点・リードする。
しかし「紅林が粘って2点タイムリー」で流れを変えると、宗・若月が続いた。
ロッテは2戦目に「スーパー安田」が活躍し一矢報いた。
1-2戦と若い打者が流れを変える打席で活躍し、どちらに傾くか分からない展開になりかけた。

3戦目はオリックスが杉本・若月・頓宮の活躍で得点できた。
しかしロッテは繋ぐ野球で得点を目指すも、決められる選手が出てこなかった。

3連覇しているオリックス、ここ一番の勝負所で決め切れる力がある。
特に主力選手が結果を残した。
得点圏にランナー置いたときに粘れて、冷静に状況に沿ったバッティングが出来る。
「勝ち方を知っている」その辺りの選手層にオリックスとの打力差があるのかなと思った。

ロッテは投手は先発不足の中、リリーフ陣は持ち場を守る好投を繰り返した。
ゲームを大きく壊すことが無く踏ん張ってファイナルを盛り上げた。

オリックスがロッテの勢いを止めて逆に勝ち切るという展開に持ち込めた。
オリックスが総合力でロッテを上回っていた。
ロッテとしては佐々木朗希が出場できなかったのは残念だった。

結果

2023年10月18日~10月21日
オリックス対ロッテCS-final-1-4回戦 京セラドーム大阪
ロッテ1勝4敗  
オリックス4勝1敗(内1勝はアドバンテージ)

オリックスがクライマックスシリーズを勝ち抜き優勝した。

これでロッテの2023年シーズンが終了。
ZOZOマリンスタジアムに戻れなかったのは残念ですが、チーム一丸で粘れた。
そんなCSだったのではないかと思いました。
選手関係者の皆様お疲れさまでした。

来年のロッテの活躍に期待しましょう。
*2023年このブログを最後までお読みいただきありがとうございました。