頂点を、つかむ。2022年千葉ロッテ-井口5年目勝負の年

千葉ロッテZOZOマリンスタジアム2021-4
千葉ロッテZOZOマリンスタジアム2021-4

打者陣

主軸が機能した。機動力で点がとれた。

主力の選手達荻野貴司・中村奨吾、下位は藤岡・安田ら日本人野手がチャンスメイクした。
荻野は打率296で盗塁24個を決めた。中村奨吾も打率283盗塁12個と見事な活躍だった。
藤岡のプロ根性も素晴らしかった。3塁の守備もこなし堅かった。チャンスでのヒットは流石だった。

助っ人レアードは29本(95打点)、マーティンが27本のホームランを打って勝利に貢献。
若手は安田に続き、山口航輝・藤原恭大・和田康士郎らの台頭も進んだ。
安田は前半積極的なバッティング・打点を稼いでチームに貢献した。
1軍自身最高の打率を残したが、ポテンシャルの高さに対して物足りなさが残った。
藤原は7~8月に月間MVPを獲得した。
山口は監督の粘り強い起用もあって9HRと才能をみせた。
和田は26盗塁で盗塁王を獲得。少ないチャンスをものにした。

昨年の移籍した選手エチェバリアが守備で貢献加藤匠馬も巧みなリードと加藤バズーカで守備力を発揮。
岡の勝負強さにはしびれた。角中らが代打に回るなど選手層の厚みも増した。
終盤は新人の小川も代走で経験を積んだ。

投手野手:チームまとめ

千葉ロッテは2021年はチーム打率239とパリーグ4位だが、出塁率はリーグ2位と健闘した。
「この1点をつかみ取る」のスローガンのもと全員野球で優勝争いを展開。

最後までオリックスとデットヒートを繰り広げた。
足を使って一つ先の塁を奪う攻撃は相手チームを苦しめた
シーズンを通じて日本人野手の活躍が見られた。

終盤こそ紙一重でオリックスの後塵をはいしたが、最後まで見せ場を作る素晴らしいシーズンだった。
井口監督の我慢が選手の変化を呼んで皆の意識を変えていった。
確かな手ごたえを得た年だと思う。

特に昨年の9月の戦いは素晴らしかった。
集中力も高く相手に圧をかける『強い戦い方』をしていた。
千葉ロッテマリーンズのイメージを変えた。