首位でペイペイドームに乗り込んだマリーンズ。前カード楽天戦は理想的な戦いだった。
ソフトバンクは最近のカードは対日本ハム戦を2敗1引分けで「首位と4.5ゲーム差の4位」と“らしくないソフトバンク”、ここを正念場ととらえ全力で来ることは間違えない。
初戦はソフトは千賀が先発、“絶対に勝つ”“勝つことしか考えていない”という相手エースの決意にソフトバンクの置かれている状況が見え隠れする。
マリーンズは4連勝と好調、レアードが数少ないチャンスもののにして、レギュラーも当たりが出てきた。今回はどういう戦いになるのか、楽しみでもある。
ソフトバンクも意地を見せるはずで、ホンキのソフトが出てくると怖いともいえる。
※初戦はロッテ・マーティン発熱で特例2021抹消。菅野が登録された。
ロメロ好投-角中活躍レアード決勝打-国吉2勝目
ソフトバンク対ロッテ17
2021年9月14日(火)ソフトバンク対ロッテ 17回戦 PayPayドーム
1対3 でロッテの勝ち
勝ち:国吉 負け:千賀
【試合展開】
試合前にマーティンが発熱で抹消、エチェバリアが濃厚接触者で出場できずといきなりのピンチに襲われた。代わりに菅野が登録された。先発には髙部2番、4番に角中が入った。
H千賀気合が入っていた。初回髙部がフォアボール選ぶも、中村奨吾・レアードをフォークで三振に取った。「絶対抑える」そんな気持ちが見えた投球だった。
一方ロメロは初回に先頭打者「牧原」に甘いボールを右中間にソロホームランで先制された。
しかし2回からは力のあるストレートとコーナーに変化球を決めた。
4回マリーンズが反撃する。中村奨吾がレフトにツーベースで出塁すると、レアードのサードゴロで3塁へ。2アウト3塁から角中が千賀のフォークをレフトに流しタイムリーで同点に追いついた。
ロメロは6回まで投げて5安打1失点と好投した。
7回は国吉が登板してゼロに抑える。すると8回藤岡がヒットで出塁、加藤がバントで送り1アウト2塁から荻野がフォアボール選び1アウト1・2塁に、代打山口航輝がライトへうまく流した、このヒットで満塁。山口の繋ぎが大きかった。
満塁で千賀にプレッシャーをかけると現在当たっているレアードがセンター方向にゴロを打った、セカンドがベース寄りに守っていたのでうまく取られたが、“打球が強かった”のでファーストはセーフになった。
この一打で2・3塁のランナーがホームに返って2点リードした。
ワンチャンスをモノにするレアードの勝負強さが素晴らしかった。
8回は佐々木千がゼロに、9回は益田が三者三振に切ってマリーンズが初戦をモノにした。
この敗戦でソフトバンクの自力Vが消えた。
オリックスが敗けたため首位マリーンズはオリックスに3ゲームをつけた。
本気の千賀がいた。マリーンズの前に仁王立ちする。150k台のストレート先行でおばけフォークが落ちて手が付けられない千賀がいた。
ロメロも加藤のリードで5回まで1失点とまとめ好投。
ロメロ・千賀の両投手の好投でゲームは終盤までもつれたが、何とマリーンズ千賀に8回6安打2四球・14奪三振とられながらも、終盤ワンチャンスを をレアードがヒットし決勝打、2点入れた。
M勝ち越すと、リリーフ・クローザーが機能し勝利した。
14奪三振した投手が負けるというのもあまりないことなのではないかと思う。
千賀を攻略しての勝利は、マーティンが出場できずピンチの中つないで得点、価値ある勝利だった。
マリーンズで良かった選手(MVPs)
・ロメロ6回5安打1失点の好投。
・レアード8回セカンドへ2点タイムリー内野安打。うまく叩きつけた。
・角中4回レフト前に同点タイムリー。フォークをうまくレフトに流した「技有ヒット」。
・国吉7回無失点に抑えた。2勝目をマークした。
・代打の山口航輝が8回ライトへヒットでチャンスメイク。山口うまくライト前に流した。