2018年から千葉ロッテマリーンズの監督をつとめる『井口資仁さん』が、2013年に出版された本「心の軸」ベースボールマガジン社刊の感想です。
本の冒頭から序盤
井口さんのアマチュアからプロへ順調に来た野球人生が、一転して打撃不振から不調に陥り、打撃フォームやライバルの活躍に悩む。
目標を具体的に絞ることで、投手を研究し捕手の傾向を知り、場面での配球を研究、打撃も良くなっていく。その流れが具体的に詳しく書かれています。
今まで漫然と見逃してきたことを見直してみることが大事だといいます。
井口さんの場合は「盗塁王」を具体的な実現可能な目標として設定することで、突破口を開いていきます。
*一般的な仕事に置き換えても、「自分の出来ることの棚卸をする」「成功事例をつくることで次に繋げる」という点で参考になりました。
*2018年シーズン、マリーンズの選手に「盗塁」を積極的に挑戦させましたが、その理由もわかりました。
チャレンジと成長
金森打撃コーチ、森脇守備コーチとの出会いから学び自分を成長させていく。
憧れのメジャーリーグに行ってからも、アメリカという新しい環境への適応。
プレースタイルや起用方法の違い、ワールドシリーズ制覇という栄光、急なトレード、戦力外通告など様々な状況でも、結果をだしていきます。
そして日本球界復帰と挑戦は続きました。
変化に対応する力、その中で結果を残し続けること。
ぶれない心を持ち、自分は何ができるのか、それをしっかり理解することが大切だと言います。
井口さんが素直に自分の野球観・人生観を語っています。
どこが悪かったのか、どこが良くなったのか、なかなか自分の弱点・書きにくいことも分析し書いています。
プロ選手の悩みの一端を見ているようでとても読みごたえがありました。
井口さんの頭の良さ・明晰さが本にでていると思いました。
仕事力の向上に役立つ本だです。
常に強いメンタルを持ち継続し続けることの大切さ、他にも仕事に役立つキーワード・壁を破るヒントが沢山あります。
*野球のエリート、心技体そろった選手、才能に溢れた選手というイメージが強い井口さんですが、苦しみ悩み色々な人から勉強して練習し自分のものとする。この繰り返しを続けてきたんですね。
若いときに怪我が多くて手術もしていることなど驚きました。
2020年のプロ野球が開幕します。
2020年シーズンの開幕がいよいよ明日6月19日から始まります。
今年は感染症の影響で「無観客試合」で様々な制約が課される中、選手はどのような活躍を見せてくれるのでしょうか。
昨日スポーツニュースでセリーグの選手が観客がいないことでメンタル面の難しさを語っていました。
プロ野球で活躍している選手は日の当たる道を歩いてきた選手で、「観客はいて当たり前」「プレッシャーがかかると燃える」これが本音でしょうね。
自分はあえて気軽に勝手なことを言わせていただくと、今まで「観客の前でプレッシャーゆえに固くなっていた選手に、自分を開放して本来の力を出してほしい」と思います。
またキツイ日程なので「若手のスタミナのある選手」なども見たいですね。
「強いメンタルも必要になりますので動じない選手」が出てきてほしい。
(つい開幕が嬉しいので‥つい調子に乗ります)
すばらしい選手の宝庫であるプロの世界を垣間見せてほしいです。
*(かなり乱暴ですが)カードごとに「スターティングメンバーを総入れ替え」してほしいくらいです。(また勝手に言ってます。(~_~;)
自分的には「投球のうなる音」「ホームラン、凡打の打球音」「ミット音」「選手同士のヤジ」などが楽しみです。投手の凄さ、打者のテクニック、キャッチングなどもじっくり観たいです。
声援がない分だけ見えることもありますよね。
それとマリーンズの「ZOZOマリンホーム試合」での「谷保さん」の場内アナウンスです。
各球場での場内アナウンスにも日を当ててほしいです。
初めての事ばかりで選手の方は大変でしょうが、「無観客は野球だけではない」ので、他のスポーツをリードする意味でも活躍してください。
ぶれることなく優勝に向かって勝負してほしい。
千葉ロッテマリーンズも、井口監督のもと「強いメンタル」を持ってファンにいいプレーを見せてほしいと思います。