銚子市沖洋上風力発電の事業者が決まる。

*銚子市沖の洋上風力発電の事業者の決定が予定より少し遅れていたようですが、昨年末に決定しましたので内容を簡単にまとめてみました。

2021年12月24日(金)
銚子市沖で国が進める洋上風力発電の事業者が決まった。

経済産業省と国土交通省は2021年12月24日に事業者を決めた。
2028年9月に運転が始まる予定で、20年以上にわたって発電が続く。
選定された事業者は、三菱商事グループや中部電力グループでつくる「千葉銚子オフショアウィンド」
高さ250メートルほどの風車31基を整備し、出力は約39万キロワット。約25万世帯分の電力に相当する。
市は事業者の選定理由は電力代の安さが決め手になったとみている。

銚子市は市内にある名洗港をメンテナンス港と位置づけ、県に港の整備や財政支援を求めている。
整備が計画されているのは名洗港から南西の海域で約3950ヘクタール。海が遠浅のため着床式の風力発電施設を建設する。漁業との共生や船舶の航行・景観への配慮が必要とされる。

銚子市沖-洋上風力発電「促進地域」地図
銚子市沖-洋上風力発電「促進地域」地図

2021年7月21日に促進地域に指定された銚子市沖は銚子市漁協や銚子商工会議所とともに、同年9月に「銚子協同事業オフショアウインドサービス株式会社(C-COWS〈シーコース〉)を設立した。シーコースはメンテナンスの受け入れをするための会社。市は関連産業も集めていき新たな産業の創出や雇用の増加につなげていきたいとしている。
海に風車が立ち並ぶ光景は新たな観光資源になり観光産業への波及効果が期待されている。

また市は地元の千葉科学大学や銚子商業高校などと連携して、洋上風力技術者の養成・育成についても進めていく計画で、県に支援を求めている。

*朝日新聞12月25日朝刊「ちば」・銚子市役所洋上風力推進室発行「銚子市沖を洋上風力発電の促進地域に指定」広報パンフレットを参考にしました。挿入されている地図はそのパンフレットに掲載されていたものです。

なお以前に書きました【過去の洋上風力発電関連記事】もあります。よろしかったら読んでください。
「官民あげた洋上風力発電プロジェクト加速」-日本-欧州-秋田県沖-銚子沖-2020-21
「促進区域」に国が指定することで合意-銚子沖-洋上風力発電
「洋上風力発電」のメリットとデメリットとは
銚子市沖が「洋上風力発電」事業推進する有望な区域に選ばれた

*最後までお読みいただきありがとうございました。今後も進行状況について追いかけていきます。