皆さんこんにちは。銚子市の「名洗港(なあらいこう)」はご存じでしょうか。
先日銚子市の洋上風力発電業者が決まりましたが、洋上風力発電の促進区域近くに「名洗港」があります。
名洗港は洋上風力発電整備港として整備される計画です。名洗港は注目度が上がっていくと思います。
洋上風力発電設備が2025年から本格的に建設される予定ですので、それと併行して港の整備が行われるのだと思います。
銚子市洋上風力発電の概要
銚子市沖洋上風力
【選定事業者名(コンソーシアム)】
千葉銚子オフショアウィンド
【事業計画の概要】
・発電設備:着床式洋上風力発電
・発電設備出力:39.06万kW(1.26万kW×31基)
・運転開始予定時期:2028年9月
・対象区域:海底面積3,948.7ha
(出典)広報ちょうし2月号
銚子市で巨大プロジェクトが動き始めています。
今回は街歩きをかねて外川(とかわ)から「名洗港」、銚子マリーナ方面へ向かいます。
歴史ロマンを感じる風景もありました。
記事にのせている写真は、下記図の「名洗港港湾区域」内の一部と外川周辺になります。
*下記の図は銚子市役所洋上風力推進室発行「銚子市沖を洋上風力発電の促進区域に指定」パンフレットから引用しました。(一部名洗港港湾区域のところに「洋上風力発電設備整備拠点」という黄文字を加えています)

今回は外川港から名洗港、千葉マリーナ方面を歩きました。
下の地図(GoogleMap)でいうと下の楕円の中、港岸を右下から左上に向かって歩いて写真を撮っています。
上記地図黄色「名洗港港湾区域」の一部分になります。

銚子電鉄の外川駅からスタートします。
外川駅は大正12年に建築された木造駅舎です。
時が止まったような“たたずまい”にはロマンがあります。
レトロな車両「デハ801」も展示しています。

最初に外川港側から名洗港方面である西に向かいます。下記の写真は外川港です。
“外川駅”から外川港に向かって坂を下るとここに着きます。
正面海上に小さく「洋上風力発電設備」が見えます。

右に目を移すと外川港です。漁船がたくさん停泊していました。
写真右側に少し見えるのは銚子漁協外川支所の建物です。

港の前にある道路を歩いて外川漁港の西側に進みました。
左に折れて広い堤防を海に向かって歩きます。
正面に見える「千騎ヶ岩(せんがいわ)」に向かって進み、岩の手前から見た外川の町です。
斜面に立った家々が日に当たって輝いていました。


外川は江戸時代初期に紀州から来た人々によって築港された町です。
江戸時代はイワシ漁が盛んでした。NHK朝ドラの「澪つくし」の舞台になった事でも有名です。
坂道が多く碁盤の目のような路地があり、古き良き江戸時代の面影が残っています。
下の写真は千騎ヶ岩(せんがいわ)です。
【千騎ヶ岩】千騎ヶ岩という名前は、源義経が千騎の兵をもって立てこもったという伝説からきていると言われています。標高17.7メートル、周囲は約400メートルの岩礁です。
恐竜がいたころ(2億年前)にできた岩石で、千葉県最古の地質時代の岩石であると考えられています。

*外川港から名洗港へ向かいます。