ネコミニ知識-オッドアイ-スチーフンイワサザイ他

自分も「ネコ」は好きですが、詳しいわけではないので色々調べてみました。

*動物大百科11ペット(コンパニオン動物) 平凡社刊 より引用しました。
猫の気持ちが100%わかる本 青春出版社刊 を参考にしました。

「ネコの毛の種類を教えて」

ネコの毛には4つの種類があります。上毛になっている保護毛と芒毛(ぼうもう)、下毛になっているやわらかい綿毛(めんもう)、そして顔のひげになっている太い感覚毛である。
保護毛は長くまっすぐで太さが均一。綿毛は短く細く数が多く断熱層になる。腹側より背中側の方が毛が長く密である。

*ちなみに猫のグルーミングには、いくつかの理由があります。
①「体を清潔に保つための毛づくろい」
②「体温の調節」
ネコには体温の調節機能がないため、汗をかく機能がないので、その代わりに体をなめて、唾液が蒸発するときの気化熱を使って体温を下げる。これは暑いときですが、逆に寒いときは毛並みが整えることで、温かい空気を外に逃さない役割にもなります。
③「毛をなめると体にいい」
ネコは日向ぼっこで日光を浴びると体の表面にビタミンDが作られます。なめることでそれを栄養にしています。
④「マッサージ」
フケを取ったり、痒い所を舌でかいたりして皮膚をマッサージしたりしています。リラックス効果もありそうです。

「ネコの眼が暗闇で光る訳」

眼は頭蓋骨の前方にあり両眼視を可能であり、距離感覚が良い。また暗がりでの視力を向上させるための組織がある。それは網膜の裏にある光を反射する薄い層「タペタム」である。
タペタムは網膜を通過した光を視細胞に向けて反射させている細胞層。光を増幅している。
ネコの眼を暗闇で光らせているのはこのタペタムという構造にある。

「ネコがご主人の前に狩りで捕まえた動物を持ってくるのはどうして?」

ネコはネズミや小鳥や蛇など狩りする本能がある。
飼い主から食べ物をもらっているネコは、狩りで捕まえたものをご主人の前に持ってくることもある、ご主人に狩りの仕方を教えているとか、狩りの成果を自慢しているとか、又は親猫モードで子供(飼い主)にエサを持ってきているという説もある。

地域猫(上野公園)5
地域猫(上野公園)5

「ネコの姿勢は何を意味しているか?」

下記の①から⑤の姿勢は、なにを意味しているのか?
みなさんも考えてみてくださいね。

①眼はこちらを向いて、頭と尾を高く上げて耳を立てている。
②体を小さくして丸くなっている。前足と後ろ足は近づけてすわっている。
③背をへこませて体を低くしている。前足は腕立てのように低くして、尾を片側に寄せて後あしで足踏みをしている。
④横になって仰向けに寝ている体勢で手と足を立ててこちらに向けている。爪をひろげている。
⑤眼はこっちを睨みつけている。前足後ろ足を伸ばし突っ張り、背中は出来る限り高く毛は逆立っている。
⑥四肢は緊張し硬直している。尾は相手の側に曲げている。毛はところどころ逆立っている。

【答え】
①親しみを見せて、あいさつをしている。
②通常の防御の姿勢。
③メスの発情期の姿勢でオスを受け入れる体勢。
④自分を防衛するための極端な威嚇姿勢。
⑤警戒して、防衛的な威嚇姿勢。
⑥相手を威嚇する姿勢。
*あくまで一般的な見方ですので悪しからず。

「ネコの驚くべきお話」- スティーブンイワサザイ

知っていましたかネコのこんな伝説
陸地から遠く離れた島々の多くには、船乗りなどがつれてきたネコが多数生息している。ネコはこのような島にすんでいる海鳥や飛べない鳥にとって恐ろしい天敵である。ニュージーランドに近いスティーブン島のスティーブンイワサザイはネコによって絶滅させられたことがわかっている。

と言われていましたが、そののち見解は下記のように変わっています。

スチーフンイワサザイは、夜行性・非飛翔性・昆虫食のスズメ目鳥類で、スチーフンイワサザイは『たった一匹の生物(灯台守が持ち込んだティブルスという名のネコ)によって絶滅させられた唯一の絶滅種という伝説によって長らく記憶されていました。
しかしそれは現在では間違いであることがわかっている。
そのネコが殺した鳥がこの鳥の最後の個体群の1つだったことは事実だが、さらにいくつかの標本がその後数年にわたって得られており、その頃にはこの島には多数の野猫が住み着いていた。

*動物大百科11ペット(コンパニオン動物)を参考にしました。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を参考にしました。

上野公園ねこ3
上野公園ねこ3

「ネコの退治という恐ろしい話」

野生に順応力があるネコが退治された例があります。南アフリカに近いマリオン島です。ここのネコは年間で45万羽のウミツバメを殺すという可能性があり、そこで一般に致死率の高いネコ汎(はん)白血球減少症が導入された。

*ネコ汎白血球減少症とは
猫汎白血球減少症ウイルス感染を原因とするネコ科動物の感染症。
猫ジステンパー、猫伝染性腸炎とも表記される。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を参考にしました。

「ネコの障害について」 -オッドアイ

青い眼の白ネコはしばしば聴覚障害がある。白ネコでオッドアイまたは黄色かオレンジ色の眼をしたものもそうであることがある。これらのネコのほとんどは大した感覚異常がないように見えるが、交通量の多い道路のそばでは飼わない方がよい。ネコのためにも。
動物大百科11ペット(コンパニオン動物)より引用しました。

*オッドアイとは
猫の目に見られる左右の虹彩色が異なるという状態、すなわち虹彩異色症、あるいはそれを有する猫のことである。
オッドアイを有する猫は、どのような毛色の個体にも存在するものの、白猫に特に多く、いわゆる純血種では、ターキッシュバン、ターキッシュアンゴラ、ジャパニーズボブテイルという3品種に現われやすい。
その色の組み合わせは、片方が青色で、もう片方が橙色、黄色、茶色、緑色のどれかであることが通常である。一方が黄色で、他方が黄味の無い淡銀灰色あるいは淡青色の場合、日本では「金目銀目(きんめぎんめ)」と呼ばれ、縁起の良いものとして珍重されてきた。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

*最後までお読みいただきありがとうございました。