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松山庭園美術館ねこ3

猫に長生きしてほしい-老猫との上手なつきあい方


ある調べによると、野良猫の生きる年数は0~8年程度なのに、完全室内飼いの場合は平均で13年以上とかなりの差があります。猫の生きる年数は環境の違いが大きいのは言うまでもありません。縁があって一緒に暮らす猫ちゃんには長生きしてもらいたいものです。また老猫との上手な付き合い方も調べてみました。参考になれば幸いです。
*読みやすくなるように、段落間には「ミニ知識」や「疑問~ニャンコ先生Aと女子高生C子との会話」も入れています。







猫が長生きするためにしたいこと




室内飼いをすること




猫にとって外で過ごすのが普通ですが、どうしても外は外気温の変化により体への負担はかなり大きいです。風邪などにかかったらひとたまりもありません。
人間も野良猫にとっては虐待されたり殺処分の対象にもなりかねません。交通事故などにも合いやすくなります。もちろん他の猫との争いなどケガがつきものです。感染症などにもかかりやすく危険がいっぱいです。




【疑問~外へいけないなんて猫が可愛そう】




「ニャンコ先生A」と「猫について無知な高校生C子」との会話です。
C子:先生、家で飼われる猫は、家の中に閉じ込められて可愛そうです。
ニャンコ先生A:猫が外を見ているとそう思うのも当然だね。しかし猫は縄張りで生きているのを忘れてはいけない。自分の匂いの付いた領域内の方が住みやすいのじゃ。
C子:ふ~ん。それじゃあ、なぜ外を見ているの?
A先生:それは近づいてくる猫がいないか、見張っているからなんじゃよ。外へいきたいわけではないのだ。
C子:えっ外に行きたいわけではないんですか。
A先生:もちろん例外はある。それは年を取るまで野良猫生活が長い猫は外へ出たがる傾向はある。
C子: それななぜ?
A先生:それは外にいた時の縄張りが外にもあるからなんじゃ。でも外へ行っても交通事故など不慮の事故もある。室内にいるのが一番いいんじゃよ。
C子:なるほど。




猫ちゃんが外を見ていると外に行きたいのではないかと思われる人もいるようですが、実際は猫はそとを自分のテリトリーとして外敵が近づくのを見ていると言った方がよさそうです。室内は自分のテリトリーなのです




【長生きしてもらうための温度管理】




ねこは肉球からしか汗をかけないので(知っていましたか?)、熱いのが苦手なんですね。したがって飼い主の温度管理がとても大切なんです。1年を通じて室温を快適な温度にしておくことが大事。夏は冷房をかけるとか、老猫の場合は寒さに注意したいです。老猫のオスは寒さで膀胱炎から腎臓病へ進行する可能性も高まるそうです。
*膀胱炎はブドウ球菌・連鎖状球菌などの化膿菌や大腸菌の感染によって起こる。腎臓病は主に「腎不全」であり腎臓の機能が落ちることで体内から排出しなければいけない老廃物が大量に体内の残ってしまう事で起こります。




ストレスが少ないこと




猫は臆病で繊細な生き物です。のんびりと過ごせる環境を提供するのは飼い主さんの義務です。猫によって過ごし方は微妙に違います。食事場所は大切なので猫が安心して食事ができる場所を確保してあげましょう。水もしっかりととれるように。またトイレも清潔に使えるように掃除も欠かさないでくださいね。




【疑問~老猫に適した運動とは?】




C子:先生老猫の運動って、全然思い浮かびませんが‥。
A先生:うむ、しかし老猫だからと言って何もしなければ認知症のリスクもあるし、何より生まれながら持っている狩猟本能を満たすことが出来ないのは大変問題なのじゃ。
C子:でも筋肉や関節も弱くなっているのでは。
A先生:当然若い猫と一緒のメニューではだめだ。ジャンプなどの激しい動きではなく、どちらかといえば左右の動きを中心にするのがいい。
C子:そうか。左右だったら出来そう。
ところで老猫は遊びたいという欲求はどうなるんですか?
A先生:人間と同じく興味は減退する傾向がある。そんな時は先程の「狩りの本能」を利用するんだ。
C子:猫じゃらしとか、ネズミのおもちゃとか、紐とかですか?
A先生:そうだ、猫の本能を使ってもらうんじゃ。しかし猫によって興味を持つおもちゃの違うのでその猫にあった遊びを取り入れることが大切だという事は忘れんで欲しい。




家猫写真イメージ
家猫写真イメージ




体調不良の早期発見




体の様子や普段の行動の変化からその不調をキャッチしましょう。
体の様子で言うと毛のつやとか目の色・目ヤニ、口臭などが注目ポイントです。毛質が普段と違うなどは気づきやすいですよね。
また食欲の有無・量の問題。食べる嗜好が変わったなども大切です。
トイレの回数等の観察も必要です。
もちろん定期的な検診を受けられればそれが一番いいと思います。早めの発見が早期治療を可能にしてくれます。猫は主張が下手なので飼い主さんの方で早めに発見してあげたいものです。




【猫の老化のサインとは?】




調べて箇条書きにしました。
抜け毛が増える
・毛づくろいしなくなる。
毛が“けばだって”ツヤが無くなる
目ヤニがでてくる。
・目に膜がかかったようになる。(病気のサイン)
・歯が抜ける。
・口臭が強くなってくる。
・爪とぎをしなくなるので爪が伸び放題になる。
・爪の色が白く濁ってくる。
1日中寝ていることが多くなる
・高いところに登れなくなる。(階段など登らなくなる)
・動きが遅くなる。
・トイレの回数が増える。
食べ物の好みが変わってくる
これ以外にも様々な変化が見えてきます。







歯が丈夫であること




長寿の猫は一様に歯が丈夫なのだそうです。遺伝にもかかわるのかもしれませんが、人間と同様に歯が健康を維持するのに重要であるのは猫も変わりません。飼い主さんの方で歯磨きをしてあげられるのであればそれがベストです。
猫ちゃんの歯をケアするのは高度ですよね。当然猫ちゃんとの信頼性がしっかりと出来ていなければ出来ません。




【ミニ知識~猫の歯】




猫の歯の本数は全部で30本です。これは永久歯(切歯・犬歯・前臼歯・後臼歯)の本数です。猫も人間と同じく歯肉炎や歯周炎になる。ただ人のような虫歯は見れらないそうです。歯に汚れや細菌がたまると歯垢になりやがて歯石になる。歯石がついてしまうと全身麻酔して歯石除去をしなければいけなくなるので普段からの歯のケアが大切になります。




人と同じく歯磨きが効果的です。そのためにはまず口に触れられることに慣れさせることが必要。歯磨きになれていない猫には「ガーゼによる歯磨き」がお薦めだそうです。歯磨きに慣れた猫であれば歯ブラシを使うやり方もある。ただ両方ともに1本ずつやさしくこするのがポイントで、くれぐれも噛まれることもあるので注意が必要です。




たまに贅沢をして「好物を食べさせる」




猫の食事は様々ありますが、飼い主さんに拠れば、長生きの猫には「たまに好物を食べさせていた」ようです。人間もそうですが好物が食べられるというだけで普段の仕事や生活に張りが出来るのに似ています。
ちなみに自分の知っている飼い猫(18歳まで生きました)の好物は「お刺身」でした。しかも栄養満点の「マグロ」の赤身。普段はスーパーの刺身を出していたですが、一度新鮮な魚屋さんの刺身を出したときは食べた後「飼い主さん」の顔をマジマジと見ていたそうです。それで飼い主さんは「なに、これ!食べたことがないおいしいものだ」と感じたと言います。
猫の目はアーモンド形だったそうですが、一瞬丸くなったかもしれません。
*ご褒美を与えて猫の幸せな顔をみる。これほど嬉しいことはありません。飼い主さんにとっても癒される瞬間でお互いにWINWINの関係なんですね。




【疑問~猫の食事について】




ニャンコ先生A:猫の食事について考えたことあるかな?
C子:普通に自分の食べてる食事の残りをあげればいいのでは。例えばご飯とカツオ節とか、ご飯と昨日食べた焼き魚の皮とか骨とか砕いて混ぜるとか。
A先生:知らないのだな‥。(-_-;)
C子:う~ん、どんな食事がいいのかな。牛乳あげとけばいいか。
A先生:それは安直な選択だな。ねこは牛乳に含まれる「乳糖」を分割するのが苦手なのよ。おなかの調子を悪くすることもあるんじゃ。
C子:え~、知らなかった。どういう栄養素だったらいいのですか?
A先生:猫にとって取りたい栄養素は「タンパク質」なのじゃ。人間と同じように体内でアミノ酸に分割されて使われる。といっても食事でしか取れない「必須アミノ酸」もあるからなんでもいいわけではないのだよ。
C子:悩んじゃうな~。じゃあ「キャットフード」か。
A先生:うん。キャットフードは悪くないな。でもキャットフードにもドライフードとウェットフードの2種類がある。ドライフードの方が保存も出来るのでいいいのだけれど、水分も与えるようにして欲しいな。




【増えてきたシニアフード】




老猫は加齢によって内臓の働きが弱くなっているので、消化が良く栄養価の高い食事が求められます。肉や魚、乳製品などの良質なたんぱく質を与えたいものです。
市販のシニアフードは、老猫は高齢になると運動量が減るので、カロリーが低く脂肪質が少なめ、また腎臓への負担軽減のためにタンパク質も控え目なものが多いようです。またビタミンやカルシウム、DHA・EPA・グルコサミンなど人間顔負けの栄養素を含むシニアフードもあります。




あとがき




縁があって我が家に来てくれた「可愛い猫ちゃん」のためにも、出来ることは早めにしてあげたいものです。スキンシップやマッサージなどで老猫の心癒すことも効果があります。愛猫の姿をスマホなどで“写真に残す”のもいいですね。飼い主も大変ですが、長く生きてくれればそれだけ幸せが続くのですから。
WINWINの関係ですが打算的なものではなくて、「無償の愛」に近いものかもしれませんね。




*最後まで読んでいただきありがとうございました。