ポランコ2度の同点タイムリー-小川3試合連続マルチ-リリーフ陣活躍-MxS-2024セパ交流戦-対戦メモ⑦

日本生命セ・パ交流戦2024が始まります。
マリーンズは8連勝中といい状態での交流戦入り。

調子がいいチームでも交流戦終わったら順位を落とす例も多々ある。交流戦の重要性が一層増している。最近は選手の移籍や自主トレ参加などリーグを超え頻繁なのでセリーグの情報も入手可能。ガチンコ勝負の場に変わってきているように思う。

パリーグの選手の実力をセリーグとの戦い方で見れるのはとても楽しみです。

2024年5月28日~5月30日
ヤクルト対ロッテ1-3回戦神宮:1勝0敗2引分(3-5雨天コールド,3-3,3-3)

台風が近づく、ゲームも荒れそうな雰囲気。(なんとか試合はやれました)

小島は初回2アウト後に長岡に初球をライトに運ばれ1失点。
ヤクルト吉村は150kストレート主体の組み立て、クイックなど混ぜて目先変えてきた。

マリーンズは2回佐藤がフォアボール選び安田がライト前ヒット打って1アウト1-3塁のチャンス、小川がセーフティスクイズ決めて同点に追い付いた。小島が送り2-3塁に。岡は凡退したが吉村を苦しめた。

小島はストレート・変化球共に球威が今一つだった。
2回はオスナ・山田に連続ヒットでノーアウト2-3塁のピンチ。中村を内野ゴロ、吉村もゴロに打ちとって無失点に抑えた。

マリーンズは追加点が欲しいところ、3回に髙部がヒットで出塁すると角中がライナーでライトスタンドに2ランを放った。続いて佐藤がレフトにソロホームラン打ってこの回3点取った。

その裏小島は長岡にタイムリー打たれて1失点。

5回マリーンズソト角中ヒット・佐藤がフォアボール選んで満塁のチャンスつくると、安田がセンター犠飛打って5点目がとれた。

そのうらサンタナにソロ打たれ2点差に詰められた。

5回終了後に雨が強くなった。コールドゲームで勝利を手にした。18年ぶりの9連勝!

*小島は5回7安打3失点と調子はあまり良くなかったが、スライダーフォーク変化球を丁寧に投げしのいだ。
2回の小川のバントで早めに同点に追いつけたのが良かった。
*友杉・角中・安田・小川がマルチ。小島4勝目。

2戦目は種市、前回登板の調子でいきたかったが、立ち上がりはボールがばらついてた。
デットボールで出塁許すと村上にレフトにタイムリー打たれて先制された。

マリーンズはS小川からヒット打つも得点できてなかった。
4回に反撃開始、ソトがヒット・角中のセンター2ベースでノーアウト2-3塁のチャンスつくった。佐藤がファーストゴロの間にソトがホームに戻って同点に。安田がセンター前に勝越しタイムリー打った。

5回は先頭に青木にヒット打たれて中村にデットボール与えてノーアウト1-2塁のピンチ。小川がバント決めて西川のセカンドゴロで同点、長岡がセンター前に勝越しタイムリー打たれた(ヤ3-ロ2)。

種市は6回4安打3失点と試合はつくった。

7回は坂本、8回は岩下がゼロに抑えた。
マリーンズは(7回は除き)毎回のようにランナー出すも4回の2点どまり。

9回1アウト後小川が叩きつけて内野安打、愛斗がライトへヒット打って1アウト1-3塁に、「ポランコがライトへタイムリー」打って同点に追い付いた。

9回裏は益田が登板・ストレートでカウントとれた。力のあるボールで攻撃を抑え延長入り。
10回はソトから始まる好打順だったがいかせず。
両チームのリリーフ陣が頑張って12回3-3で引き分けた。
*友杉・岡・小川がマルチ。

*マリーンズは15安打したが取れたのは3点、ヤクルトは7安打3点、勝ちたかった。

(3戦目は西野、攻撃陣は活発なので中盤までゲームつくりたい。)

初回S高橋から荻野が内野安打で出ると、中村奨がレフトスタンドに1号2ランホームランで先制パンチ、低めをうまくとらえた。

西野は初回裏山田にヒット、長岡にうまく流されタイムリー打たれた。
後続の村上・オスナは抑えた。
3回裏は山田にレフトにソロ打たれて同点に追い付かれた。西野はボールにキレがなかった?

マリーンズは高橋に甘いボールもあったがとらえきれず。

6回西野は中村悠に低めをレフトオーバーツーベース打たれて勝ち越されたが、6回115球7安打3失点とよくなげた。7回は坂本、8回は菊地がノーヒットに抑える。

9回は角中がフォアボール選んでソトがヒット、それぞれ代走が和田と茶谷に変わり逆転のランナーまで出した。次打者佐藤がバント決めて1アウト2-3塁から髙部が敬遠うけて満塁のチャンス。
代わったS山本から「代打ポランコが1-2塁間破る同点タイムリー」を放って土壇場に追い付いた。
前日に続き吉井采配が当たった。

9回裏は澤田が抑えて延長に入った。10回は益田、11回は岩下、12回は国吉がゼロに。
両チームのリリーフ陣が頑張って12回3-3で引き分けた。
*荻野3安打、小川マルチ。

【小まとめ】

ポランコが同点タイムリー×2日連続、チームを救った。
小川が2安打・2安打・2安打記録、連日のマルチは立派
。セフティバント含むつなぎのバッティングが相手投手を苦しめた。
佐藤都志也のバッティングが進化。長打から単打・バントと器用に打っている。無駄な力も入らずフォアボール選べるのも〇。
3戦目の中村奨の先制2ランHRはナイスバッティング。
ただ彼の潜在能力からしたら今季1号ホームランは遅すぎる。

勝利ー引分けー引分けと負けなかったのは良かった。
交流戦セリーグ主催ゲームは投手も打線に入り、監督采配は難しかったように思われた。
特に延長入りの2-3試合目は総動員。
連勝中調子いいソト・岡は残し、ポランコ・荻野・角中・髙部を休み入れて起用。
打撃は好調なれど交流戦でしかみない投手ばかり、得点に結びつけられず接戦になった。
連日の延長入りはリリーフ陣を計画より使ってしまい負荷がかかってしまった。
ただ登板機会が増えて経験値があがっている投手もいる。

攻撃陣はセフティ含むバントが使えることで攻撃のオプションが増えた。全体に繋ぐ意識がアップしたのか内野ゴロでの得点も増えてきた。つないでチャンス作るので代打にも気合が入る。代打で登場したポランコが期待に応えた。

2年目になって打撃陣の1軍と2軍の入れ替えもチーム内に意図が伝わるようにやっている。リリーフ陣も頻繁に入れ替え、各人がレベルアップすることで各投手の役割分担にも柔軟性が増している。
吉井監督の采配がはまってきたように見えるのも、そういう細かな準備の積み重ねがあってのこと。
地味だけれども、潤沢な資金がないマリーンズにとってはベストな方法?。

ベテラン・助っ人・新戦力・それぞれが工夫して戦う。選手が頭を使うことでトータルで厚みを増している。売り出し中の選手にとってはチームの戦略を理解し自分の力を発揮するチャンス。
ヒット打っても返せないのは何かが足りない。体と頭の両方を使わないとマリーンズでは生きていけない。

交流戦これからの予定

2024年5月31日~6月2日阪神1-3回戦ZOZO
2024年6月4日~6月6日巨人1-3回戦東京D
2024年6月7日~6月9日広島1-3回戦マツダ
2024年6月11~6月13日DeNA1-3回戦ZOZO
2024年6月14日~6月16日中日1-3回戦ZOZO

*最後までお読みいただきありがとうございました。