「佐藤都志也」好調6打点-ソト-藤原活躍-3勝-対西武戦11連勝-2024-7-LxM9-11-memo⑪

マリーンズ打線がとまらない。
投手陣の失点をカバーできる打線。先制して追加点で逃げ切りもできるし、先行されてもひっくり返せる。ここ数年にない力強い勝ち方。
つないで勝っているのがマリーンズらしいところ。
うれしいのだけれども、正直進化のスピードに驚きはある。

2024年7月5~7日
西武対ロッテ9-11回戦ベルーナ
3勝(3-6,3-4,2-9)

先発は小島、2回無失点と上々の立ち上がり、ストレート球威、変化球のキレも抜群だった。

一方今井はコントロールに苦しんでいたが。
2回は佐藤がレフトに2塁打、安田・藤原フォアボール絡んで2アウト満塁のチャンスもらうも得点できず。

3回は小川が10球粘ってフォアボールえらぶ、ソトが左中間にタイムリーツーベース打って先制できた。ソトは甘い球を逃さない、小川の好走塁が光った。

5回は藤岡がレフトに流したヒット、ソトがライトにタイムリーツーベース、相手の送球ミスもあり2点目、ポランコもライトにタイムリーで3点目とれた。

5回裏に入ったが、小島は体調が万全でなかった。
フォアボールとヒットでノーアウト1-2塁から西川と長谷川にタイムリー打たれて3失点。1点差まで接近された。小島から横山にスィッチ、ピンチをしのいだ。

7回は佐藤のセンター犠飛で1点

8回に髙部・小川連続ヒットでチャンスつくり、友杉のスクイズを相手投手が悪送球しての得点、ソトの犠飛で2点追加。
西武を突き放した。

8回は鈴木、9回は益田が完璧リリーフで勝利に繋げた。

小島は7回途中まで被安打5失点3の好投で6勝目。
酷暑の中体調不良で降板したがゲームは作った。
(ポランコの好守備にも助けられた)
ソトがマルチ安打3打点。ソトの打撃技術は別格、左右に打ち分けた。
3回の小川の粘り・走塁が嫌な流れを変えた。

***対西武戦目は9連勝、開幕以来負けなし***

種市が2戦目に。ストライク先行でなげたがねばられた。
3回先頭源田にヒット打たれて送られ西川ヒット、岸にうまく流されてライトタイムリー、栗山の犠飛で2点先制された。種市は要所でボールが甘くなった。

マリーンズは隅田の制球されたストレート・変化球に苦しんだ。拙攻もあり。
4回に岡2ベース、佐藤が甘いボールを逃さずライトフェンス直撃のタイムリーで1点返した。

種市6回まで被安打9失点2と調子は今一つだったが粘りある投球。(体が重たそうだった)

7回に坂本にスィッチ、2アウトから栗山にフォアボールだして佐藤の送球ミスなどありピンチに、山村に粘られてライト前にポテンヒットがタイムリーになり1失点(3-1)。

8回に1アウト後藤原がショート内野安打で出塁する。岡がレフトにヒットでチャンス広げた。
藤岡がしぶとくライト前に運び1点。
さらに佐藤がライト線に入るタイムリーツーベースでランナー2人かえって逆転に成功。

8回はコルデロ、9回は益田が無失点の好投。
*岡3安打、佐藤マルチ3打点、藤岡がマルチ。坂本が今季初勝利。

西武も終盤小刻みな継投で必死に逃げ切りはかるも、佐藤がミスを帳消しにする逆転打。
Mリリーフ陣が小差を守り切った。
これで開幕から西武戦10連勝を飾った。

3戦目中森は2回1-3塁のピンチ背負うも無失点で切り抜けた。

マリーンズはボータカハシを3回に友杉がヒットで出ると、藤原のタイムリーと岡の犠飛で2点を先制。

5回は友杉がフォアボール、2アウトとられたが藤岡が右中間へうまく流したタイムリーツーベース、佐藤がライトタイムリーで2点とった。

中森は5回に松原にフォアボール、源田にヒット、野村に犠飛打たれ1失点、岸に甘い球をタイムリーツーベース打たれ2失点。
2アウト2-3塁にて横山にスィッチ、横山が岡のファインプレーにも助けられて火消しに成功。

6回にはポランコがライトに完璧なソロHR、代打荻野がレフトに技ありソロHRをスタンドに打ち込み2得点追加。
裏は国吉が無失点投球。7回裏はコルデロが無失点に抑えた。

8回は藤原が右中間破るタイムリー3ベース打ち2点追加。なおも髙部・小川がフォアボール選んで満塁に。次打者の佐藤がレフト犠牲フライ打って1点追加、ほぼ試合を決定づけた。

8回裏は廣畑が抑え9回は西村が締め3連勝決めた。

佐藤が欲しいところで点を取った。テクニックも魅せた。
藤原のバッティングがきれてた、マルチ安打3打点の大活躍で猛アピール。

藤岡・荻野・藤原がマルチ。横山が2勝目。
*これで対西武は開幕から11連勝。
マリーンズは3試合の合計で20安打19得点という数字を叩き出した。
今年は西武との相性がめっぽういい。(西武が元気ないのもある)

「佐藤都志也」「ソト」「藤原」が凄かった。

佐藤都志也が毎試合、ここぞという場面で打点をたたき出した。
初戦は4打数1安打1打点。2戦目は4打数2安打3打点。3戦目は4打数1安打2打点。
なんと3試合合計で12打数4安打6打点。

「ソト」:初戦4打数2安打3打点。
「藤原恭大」:3戦目4打数2安打3打点。

【小まとめ】

得点力が増えている『当然の理由』がある。

友杉と小川の小技を含めた粘りの打席と走塁が“相手投手の嫌なこと”をして投球リズムを狂わせる。失敗を恐れない。
パンチある岡・藤岡が目立つけど、ベンチにもパンチある荻野・角中が控える。ベテランに準備あり。

中堅の佐藤都・髙部が一回り大きくなってきた、安打を量産して率もあげる。
主軸には、めっぽうチャンスに強く左右に打ち分ける「ソト」パワーがあり打ち出したら止まらない「ポランコ」が座り強振する。

上田ら新人も日々研鑽して階段を上る。(先輩を焦らせる力をひめる)
藤原・安田ら実績あっても打てないと数日で控えにまわってしまう。
他にも才能豊かな選手が控える、当然1軍と2軍の入れ替えも激しくなる。

首脳陣の目指すチーム内の“本当の競争”が生まれている。
レギュラーとは首脳陣にPRし続けて勝ち取るもの。
昨年まで活躍を期待されて起用していた選手らの影が薄くなるのは当然。

打線が自軍の投手に与える信頼感も上がるだろう。
基本マリーンズ打線は繋ぐ野球、個の力がUPするのは相手チームの投手からしたらとても嫌なこと。
勝ちが増えると上昇気流が生まれ良い循環がでてくる。

投打に若い選手が育ってきたら黄金時代も夢ではない。
これけっこう真面目な話。
ただ打線は波があるので、様子見る必要はある。

独走するソフトバンクをどこまで追いかけられるか、千葉ロッテがパリーグ戦線のカギを握る。
これからが勝負だ。

ロッテ対楽天12-13回戦ZOZO
1勝1敗(2-4,18-5)

初戦メルセデスはストライク先行で投げたが、2アウトとったが辰巳にソロホームラン打たれた。
浅村にフォアボール出してポランコにツーラン打たれ3失点した。

内の前に4回に連続ヒットとフォアボールで1アウト満塁にチャンスつくるも、安田が内野ゴロ併殺打に倒れた。
その後もチャンスつくれず得点できない。

6回はメルセデスは2アウト2-3塁で辰巳をバッターボックスに迎えたが変化球決めて抑えきった。

メルセデスは本来のピッチングに戻り7回まで被安打7失点3で最低限の仕事をした。
初回の辰巳のツーランがもったいなかった。

8回は西村がリリーフし9回も続く、1点奪われた。
9回裏荻野がヒットで出塁し、中村がレフトに2ランを放った。
髙部が出塁し藤原が打席に、ホームラン出れば同点の場面だったが三振に倒れた。
結果2点差まで追いすがるが反撃はそこまで。
打線につながりがなく、連勝は5でストップした。

*中村奨がマルチ。

ZOZO最大18mの強風が吹き荒れた。2戦目は石川歩が登板。
E3年目松井との投げ合いになった。

石川は初回ノーアウト1-3塁から辰巳のダブルプレーの間に1失点した。

しかしそのうらすぐ反撃開始。
髙部がツーベースで出塁すると小川が転がしたゴロをキャッチャーが悪送球して同点に追いついた。
なおもソトがレフトにタイムリーツーベース、ポランコがサードタイムリー内野安打と続いて逆転。

まだノーアウト。続いて角中がタイムリー打って4点とった。
中村がヒットで満塁とベース埋めた。田村がレフトにタイムリー打って2点、さらにノーアウト2-3塁から藤原がタイムリー打って2点。

何と楽天先発松井からアウトを取られることなく連打で8得点。
打順が一巡し松井が降板して、イーグルスはまさかの展開、櫻井が緊急登板。

マリーンズ打線が止まらない。
4回にポランコ角中ヒット、中村がフォアボール選びノーアウト満塁で田村が走者一掃の3点タイムリー、さらに藤岡の犠飛、ソトの2点タイムリーで6点追加。
6回にはソト・和田のタイムリーなどで4点追加して合計18点とした。
楽天投手陣から記録的得点とって圧倒。

石川は2回以降も風に負けず丁寧に投げた。
6回は茂木の犠牲フライで1失点したが、6回まで投げて被安打7失点2と巧みな投球術で試合を緩ませない。

7回から廣畑が登板、9回まで投げて3点とられたが当然問題なし。
リードを守りきり勝利した。(廣畑にセーブPがついた)

*髙部・小川・ソト・ポランコ・角中・田村が猛打賞、ロッテの猛打賞6人は球団初。(パリーグ対記録)
田村の6打点は自己最高!。

強風で難しい試合に石川が経験値の高さをみせて冷静に投げた。大量得点にも集中はきらさない。
ZOZOで2勝目を掴みとった。

*初回先頭から8者連続得点は84年の阪急以来 40年振り2度目。
チームも2024年この38試合目で入場者数が最速100万人突破した。
色んな記録を作った。

「18メートル、21安打、18得点」という記録が残る日になった。
*21安打の中には、18(6人X 猛打賞3安打)が隠れてます。

*最後までお読みいただきありがとうございました。