マリーンズ打線の調子が上向かないが、なんとかドラゴンズ戦で連敗を止めたい。
上田がサードでスタメン入り。藤岡が復帰。佐々木朗希の先発回避もありローテも変わるのか。
2024年セパ交流戦も最終カードです。
2024年6月14日~6月16日
ロッテ対中日1-3回戦ZOZO:2勝1敗(3-4,10-0,7-2)
初戦は種市がストレート・スライダー・フォーク中心に投げ込んだ。
立ち上がり制球がまとまらず、カリステ高橋のヒット2本と細川にフォアボール出した。1アウト満塁から板山のセカンドゴロで失点。
マリーンズは3回に岡がライトへツーベース、ポランコがレフトへ流したタイムリーで同点に。
4回連続ヒットで1アウト1-3塁から宇佐美にタイムリー打たれ勝ち越された。
4回上田が出塁して、2アウト1塁から髙部が左中間破るタイムリー3ベースで同点に追いついた。
ドラゴンズがリードしてマリーンズが追いつくシーソーゲーム。
種市は中盤スライダーを効果的に、ストレートもコントロール良く低めに決めた。
6回表に種市は上田の落球などもあり1失点するが、7回裏に中日にもミスが出て同点に追いついた。
お互いにミスで相手に点をあげる展開。
種市は球数が110球で被安打7、奪三振10と粘りの投球。
味方のエラーもあったが落ち着いてゲームを作った。
終盤は中日のリリーフ陣に粘りあり、低めに変化球あつめて抑え込まれた。
マリーンズも鈴木昭、益田がゼロに抑えて延長に入った。
終盤になっても両チームが流れを引き寄せられず。
10回は坂本がフォアボール出して2アウト2塁から中田に右中間にタイムリー2ベースで勝ち越された。中田にうまく流された(流石の打撃だった)。
10回裏はDマルティネスに抑えられて競り負けた。
惜しかったが、マリーンズは5連敗(-_-;)。
*ポランコが3安打、上田が昇格即マルチ。
2戦目はマリーンズのブルペンデイ、先発の横山が2回をしっかりと抑えた。
高野は3回から登板。
3回友杉がフォアボールで出る。2盗決めて岡の内野安打で3塁へ進んだ。メヒアのフィルダースチョイスで得点。
高野はノールック投法で5回途中まで好投した。
2アウト1-2塁で引き継いだ廣畑は、カリステをライナーに抑えゼロに抑えた。
6回2アウトから岡がレフト前にポテンヒットで出ると「藤岡がライトスタンドに飛び込む2ラン」で追加点。なおもポランコが2ベース、ソトがライトにタイムリーで1点追加した。
さらに角中が内野ゴロエラー、佐藤がフォアボール、満塁と攻め立てる。髙部がレフトに2点タイムリーで計5点。
6回はソトがライトにタイムリー、角中タイムリーで3点追加した。
廣畑は7回も登板してゼロに抑えた。
7回愛斗のタイムリー内野安打で1点追加。
8回は国吉が登板、9回は東妻がゼロに抑えて“完封勝利”した。
マリーンズは連敗を5で止めた。
藤岡のホームランが打線に勇気与えた。実績ある主力が復活、勝負強いバッティングを見せた。
マリーンズは打線爆発、16安打10点で完勝。
※岡・髙部が3安打。藤岡・ソトがマルチ。高野うれしいプロ初勝利。
「吉井監督100勝」:佐々木朗希先発回避でのブルペンデイで勝利、吉井監督の手腕が光った試合。
3戦目はメルセデスが先発。ストレート・スライダー軸にテンポよく投げた。
初回大島にレフトツーベースヒット、田中のセカンドゴロで3進、カリステのライト犠飛で1点先制許した。
D柳はカット・ストレート軸にフォーク・縦スラ駆使して打ち取りをはかる。
2回裏にマリーンズ反撃、佐藤がフォアボール出塁、1アウト後に髙部がレフト前にランアンドヒットで1-3塁のチャンス。「上田がライトへタイムリー2ベース」で1点返した。続く友杉がスクイズ決めて勝ち越した。
4回表カリステにフォアボール、高橋周にライトヒット打たれ1アウト1-2塁から、板山のショートゴロ送球を藤岡が捕球ミスして2塁走者がホームに戻って同点に追いつかれた。
5回先頭の岡がセンターツーベースで出ると「ポランコがライトに2ラン」打って勝ち越し成功4-2。やっと一発が出た。
メルセデスは5回まで球数73・被安打2本の好投。7回まで投げて被安打4で失点2としっかりゲームを作った。
7回は岡がヒット起点作ると小川がバント・相手のミス誘ってチャンス拡大、ポランコ・ソトが連続タイムリーで3点加点。8回は鈴木昭が好投、9回は澤村がランナー出すもゼロで抑えて勝利した。
*ポランコが3安打内1ホームラン。岡・髙部・上田がマルチ。
メルセデス2勝目(今回は援護もらえた)
岡・髙部が粘り強く切り込む、上田が2軍で鍛え直し長打打つ。ポランコが勝ち越しホームラン、友杉が奇襲攻撃スクイズ・小川・和田が足で相手を困らせる。選手の良さが出た。
序盤に追いつき・中盤で勝ち越し・終盤に追加点あげてリリーフが守りきる。理想的なゲームだった。
小まとめ
初戦はZOZO特有の風の影響もあったとはいえ両チームにエラーがらみで失点・得点が目立った。
マリーンズは連敗中でもあり引きずらなければいいなあと思ったが、(2戦目は)ブルペンデイで各投手がまとまり(意気)をみせた。徐々に厚みを増す打撃陣もつながりを見せ大量得点で圧倒。連敗止めると、3戦目は好調維持しているメルセデスが今回も好投し連勝して勝ち越した。
出足は良かった・一時首位に立ったが、交流戦中盤は貧打で連敗。
どうなるかと思ったが終盤は上向きで終わった。
2024年セパ交流戦の結果:千葉ロッテ10位タイ:7勝9敗2引分。
山あり谷あり、選手の皆様、お疲れさまでした。
甘いボールを決めきれる選手がいないと接戦になる。接戦になるとリリーフ投手に一層プレッシャーがかかる。負の連鎖に陥りがち。しかしカバーできる希望(打力)があれば別。
その点でこのカードから復帰の「藤岡の存在」はめちゃくちゃ大きい。
従来から屋台骨を支える岡・ソト・角中らにとっても福音。ソトやポランコのマークも緩くなるし一発も期待できる。
中日も打線に苦しんでいて同じような展開になりがち、チャンスでの中田選手の必死さを見てて思った。
藤岡が戻り決定力を発揮。ポランコが調子上げる。打線にムラは有るものの得点力がアップしてるのは間違えなさそう。
パリーグ戦の再開は3位(31勝27敗5分)でのスタート。
1位ソフトバンクが独走し始めているのでなんとかその走りを止めたい。
吉井監督の選手起用も2年目。投手にはもともと定評がある。ここにきて打線の組み方にも吉井流の合理性が出てきたように思う。1軍2軍間の選手の思い切った入れ替えが効果を見せ始めた?
ある解説者がMに物足りない点として、打者は得点するために自分はどう動けばいいかを考えておくべきだと言っていた。なるほどなあと思った。
*最後までお読みいただきありがとうございました。