オリックスが首位独走。3位ソフトバンクも油断ならない。楽天も調子あげる。
現状ロッテは2位をキープする戦いが続く。
千葉ロッテ対楽天20-22memo
美馬好投-ポランコ2ランで流れ変えた-2023年9月1日(金)ZOZOマリンスタジアム
1番ライト岡、5番レフト石川、9番センター藤原。
スタメン:1.岡2.藤岡3.中村奨4.DHポランコ5.山口6.石川7.安田8.田村9.藤原
ロッテ対楽天-20:5-0:勝ち美馬 ・負け岸
美馬先発試合:初回変化球から組み立てるも、楽天が狙い球をしぼり積極的にうたれた。
島内・辰巳連続ヒットと浅村にフォアボール出して満塁のピンチ背負うも、鈴木フランコ斬り・粘って無失点に抑えた。
2回・3回とランナー出すも得点は許さない。
美馬の投球は、3回に組み立てを変えることでいい方向に。
ストレート軸に変化球をコーナーに決める、球威あるストレートを生かした。
久々の「躍動感あふれるピッチング」でインコースにも決める。
「7回4安打無失点の好投」が味方の援護を呼んだ。
8回は坂本が登板し二人、打順浅村になり東條にスィッチ。
浅村にセンターへヒット鈴木にフォアボール出し2アウト満塁のピンチ背負うも、岡島をストレートで三振に取った。
9回岩下もストレートで押せた、無失点に抑え勝利した。
ロッテが完封リレーで勝利を飾った。
*美馬今季のホーム初勝利で2勝目。
打撃陣:岸の投球が良かった。ストレートに球速があり配球も良かった。
チェンジアップなど変化球のコントロールも良くて中盤まで完璧に抑え込まれた。
しかし7回中村奨吾が三塁ゴロ内野安打で出塁すると流れがかわる。
ポランコが岸の失投・真ん中のカーブをとらえてセンターラグーン「2ランホームラン」を放った。
均衡を破ると、続く山口も初球「甘いカットをレフトスタンド中段にソロホームラン」。
さらに石川がライトにヒットで出塁、集中打で岸をノックアウトした。
投手が宋に変わって代走和田が2盗塁決めると、安田がセンターオーバー2ベース打って4点目を入れた。ロッテ打線につながりがあった。
8回は藤岡がフォアボール選び中村が送りバント決める。
ポランコが詰まりながらもレフト前に落ちるヒットで藤岡をホームに返した。
*ポランコマルチ(7回2ラン。8回はレフト前タイムリー)。
山口マルチ(7回レフトソロ12号)
先制し種市粘投もリリーフ陣打たれた-2023年9月2日(土)ZOZOマリンスタジアム
1番ライト岡、2番レフト角中、7番ショート茶谷。
スタメン:1.岡2.角中3.中村奨4.DHポランコ5.山口6.安田7.茶谷8.柿沼9.藤原
ロッテ対楽天-21:3-5:勝ち安樂 S松井 ・負け益田
種市先発試合:種市3回に阿部にレフトスタンドにソロホームラン打たれて1失点。
ストレート変化球が今一つでファールで粘られ球数が多くなるも粘りの投球。
6回ランナー出して坂本と交代、坂本がWプレーで切り抜ける。
7回は西村が登板、辰己にセンター前ヒット、1アウトから小郷にライトスタンドに飛び込む2ランをうたれて同点に追いついかれた。本来の調子ではなかった。
8回はペルドモがランナー出すも無失点に。
9回は益田が登板、先頭の岡島にライト前ヒット打たれ出塁、辰己が送りバント決めて1アウト2塁からセンターへのタイムリー3ベースで勝ち越された。
続く1アウト3塁から小郷がレフトにタイムリー打たれて2点差に。
1アウト後は鈴木昭に交代。
*終盤にリリーフ陣が誤算だった。(ゲーム終了後に西村のケガが分かった)
打撃陣:田中将の立ち上がりを捉えた。
2回にポランコがライトへソロHRで先制。1アウト後安田がフォアボール選び茶谷がタイトルツーベースで安田がホームに返り2点目入れた。
次第に田中は調子を上げた。
5回は岡がレフトスタンド中段にソロホームランで3点目。
田中は7回まで投げ6安打3失点。
8回は鈴木-安樂を捉えられない。9回は松井の投球にランナー出せず敗戦した。
*ポランコマルチ(2回ソロHR)。岡マルチ。
初戦と同スタメンで勝負もE荘司を打てず-2023年9月3日(日)ZOZOマリンスタジアム
1番ライト岡、5番レフト石川、9番センター藤原。
スタメン:1.岡2.藤岡3.中村奨4.DHポランコ5.山口6.石川7.安田8.田村9.藤原
*今シーズン116試合目にして「今カード初戦と同じスタメン」。
ロッテ対楽天-22:3-5:勝ち荘司S松井 ・負け中森
中森先発試合:ストレートが良かった。変化球が今ひとつ。
フォアボール3・デットボール2とコントロールも荒れていた。
ランナー出しても粘りの投球をした。
4回は島内にライトにソロHR打たれて1失点も5回4安打とゲームを作った。
6回東條がヒット・フォアボールがらみで満塁のピンチ招いて1失点。
7回は岩下が連続ヒットとフォアボールでノーアウト満塁のピンチから岡島の犠飛で1失点。
8回は澤村が小郷にバックスクリーンに飛び込むソロ打たれ1失点。
9回は澤田が阿部にソロホームラン打たれて1点で追加点を許した。
終盤リリーフ陣が小刻みに点を取られた。
味方が追い上げたゆえに、最終盤は失点を抑えたかった。
打撃陣:E荘司のストレートに勢い有、多少ちらばりつつも良かった。
ロッテの早打ちもあって球数少なく中盤まで攻略できない。
8回は1アウト後田村がセンター前ヒットで出塁、2アウト後岡がセンターにタイムリー2ベースでようやっと1点返した。
2アウト2塁から藤岡がライトへタイムリーで2点返した。
9回は松井から中村奨がセンターへ2ベースで出塁すると、ポランコが2ランを打って1点差に。
最後粘りを見せたがここまで。山口・石川・代打大下が打ち取られてゲームセット。
*ポランコ9回23号2ラン、藤岡・田村マルチ。
【まとめ】
初戦は岸が調子よかった。ロッテ打線はまともにヒットできない。
一方美馬は序盤ランナーを背負う投球だったが、4回以降はリズムのできて凡打に打ち取る。
投手戦で接戦は必至と思った7回、「ポランコが起死回生の2ラン」で均衡破るとロッテが集中打で4点もぎ取り勝利につなげた。
*ポランコが岸の失投を逃さなかった。
カーブをためての一振りが、センターオーバーの柵越え。
日本人バッターでは超えることは簡単ではない。まさしくポランコの「パワー!」がなせる技。
2戦目は田中から先制点取れて、種市が粘りの投球でゲーム作った。
ロッテの勝ちパターンだったが、リードをリリーフ陣が守り切れず敗戦した。
西村・益田が誤算だった。
3戦目は先発中森が5回まで好投。Eが荘司はそれを上回る、7回2/3を5安打2失点と好投。ロッテ反撃は8回に2得点、9回2得点するが遅かった。序盤に先発荘司相手に策が無かった。3戦目は116試合にしてスタメンがカード初戦と同じだったが不発。中盤までに何点かとっていれば違ってた。終盤はロッテリリーフ陣がピリッとせず。
*初戦はロッテらしい良い形で勝利するも、2戦目はリードを守れない、リリーフ陣が崩れた。
3戦目は相手先発荘司が良かった。終盤にタイムリー、ポランコの2ランで接戦に持ち込むも最後は松井が踏ん張った。
打線で目立ったのはポランコ、初戦だけでなく3試合連続でホームラン放った(21号2ラン-22号ソロ-23号2ラン)、チームを鼓舞し続けた。
毎回中押しが出来ず接戦になってしまうこと多い。リリーフ陣に負担の蓄積はあると想像できる。
ロッテは投手力に支えられて勝ってきたチームなので、夏場疲れの見えるリリーフ陣の責任とは簡単にいえない。
やはり早めの仕掛け・得点が大切なのだろうと思われた。
ここまで調子がでていない選手に期待したい。
結果
2023年9月1日~9月3日
ロッテ対楽天20-22回戦 ZOZOマリンスタジアム
ロッテ1勝2敗
2023年9月3日まで:千葉ロッテ59勝52敗4分:パリーグ2位
(首位オリックスとのゲーム差は10.5)
*最後までお読みいただきありがとうございました。