ポランコ3度の先制タイムリー-2023-8-楽天対ロッテ17-19

最近のロッテは負けが先行しがち。まずはカード初戦を勝って優位に進めたい。
そして上を目指したいところ。

楽天対千葉ロッテ17-19memo

・種市好投10勝目:2023年8月18日(金)楽天モバイル

3番セカンド中村奨。5番サードブロッソー。
スタメン:1.荻野2.藤岡3.中村奨4.DHポランコ5.ブロッソー6.安田7.山口8.藤原9.柿沼

楽天対ロッテ-17:1-4:勝ち種市 S益田・負け岸

種市先発試合種市がストレート・変化球でストライク先行。
初回こそランナー出すも田村が相手盗塁も阻止しWプレー得点許さない。
フォーク少なめスライダーがキレも良くて打たせて取った。

8回代打鈴木・島内にヒットで1アウト1・2塁、辰己のゴロで1・3塁から小深田のセカンドゴロ内野安打を悪送球で1失点も後続を切った。

9回は益田がランナー背負うも無失点に抑え勝利した。

*種市10勝目で自身初の二桁勝利。種市は8回7安打1失点の好投でチームを鼓舞。
11勝の山本由伸に接近するとともに、この日7奪三振をとって三振数130Kでトップの佐々木朗希と並んだ。

打撃陣:ロッテは岸の立ち上がりを積極的に攻めた。
初回は1アウト1・3塁とランナーためるが得点できず。

3回荻野がセンターヒット、中村奨吾がライトヒットで1アウト1・3塁に進めると、ポランコが変化球を詰まりながらもライト前に落とすタイムリーで先制。続くブロッソーがライトへしっかりと犠飛打って計2点取った。

5回ノーアウト1・3塁のチャンス作る。3-4-5番でランナー返せず。
岸も要所でストレートがさえた。得点と許さない。

7回荻野がサードゴロ悪送球で出塁すると藤岡が送りバント決めた。
1アウト2塁から中村奨が甘いボールを「レフトへ2ラン」打って貴重な追加点とった。

中村奨が猛打賞(7回2ラン)。ポランコ先制タイムリー。
荻野・藤岡マルチ。

・ペルドモが残念:2023年8月19日(土)楽天モバイル

5番ファースト安田
スタメン:1.荻野2.藤岡3.中村奨4.DHポランコ5.安田6.ブロッソー7.山口8.佐藤9.藤原

楽天対ロッテ-18:7-5:勝ち渡辺 S松井・負けペルドモ

カスティーヨ先発試合:初回立ち上がり先頭辰己にセンターへヒット2盗決められ2アウト2塁から、浅村にセンターオーバータイムリー2ベース打たれ失点した。

3回2アウト後小郷にヒット2盗決められ浅村にデットボール、岡島が投ゴロ内野安打で満塁に。
阿部が2点タイムリーを放ち1点差になった。変化球に今一つキレがなかった。

4-5回は岩下が登板して無失点に抑えた。6回は澤田が好投。

7回から東條が登板。先頭辰己にセンターへ3ベース打たれ、山﨑にフォアボール出して無死1・3塁、小郷にセンターへ犠飛打たれた。

8回はペルドモが登板。
岡島が打ったショートフライを藤岡の落球で出すと阿部が送りバント成功で1アウト2塁。
鈴木の内野ゴロで3塁へすすめると島内がレフトにうまく打った・同点タイムリー2ベース。
小深田が前進守備の頭を越す「センターへ勝越しの3ベース」を打った。
さらに2アウト3塁から辰己に左中間にへタイムリーで2点勝ち越された。
ペルドモがめずらしく連打を許し失点してしまった。

打撃陣:E荘司の立ちあがり制球が不安定。
荻野にデットボール、藤岡がフォアボール選びノーアウト1・2塁から、中村がセカンド強襲ゴロで満塁とランナーためて、ポランコがライト線にうまく打った2点2ベースで先制した。

2アウト後山口がセンターへ2点タイムリーと打線が繋がり4点取った。
荘司の投球が落ち着く前にロッテ打線がつかまえた。

6回ブロッソーがセンターへ2ベースで出塁すると佐藤のセカンドゴロで3塁に進む。
2アウト3塁から藤原が強いセカンドゴロがタイムリー内野安打となり、追加点を加えた。

7回鈴木・8回渡辺から得点できず。
9回は松井の前に無失点、ロッテ終盤に逆転されておいつけず。

ポランコ・山口・藤原マルチ。

・荻野4安打:2023年8月20日(日)楽天モバイル

2番センター藤原。9番ショート友杉。
スタメン:1.荻野2.藤原3.中村奨4.DHポランコ5.山口6.安田7.ブロッソ―8.佐藤9.友杉

楽天対ロッテ-19:4-3:勝ち西村 S益田・負け松井裕

小島先発試合:小島はストレートがきまらなかった。
ファール打たせフォアボールも使いながら苦しい投球。
相手バント失敗に助けられる場面もあり、変化球の制球も今一つで粘りの投球。

5回太田にレフト前ヒット打たれ、村林にセンターオーバータイムリー2ベースで失点、辰己がファースト内野安打でノーアウト1・3塁から、小深田にセンター犠飛打たれて計2失点同点に追いつかれた。
さらに1塁走者辰己が2盗きめた、浅村にセンターへタイムリーで勝ち越された。
小島7回9安打5四球3失点と粘りのマウンド。

8回西村が太田・村林にヒット、辰巳にフォアオール出して1アウト満塁の大ピンチになるも小深田・小郷を打ち取り無失点に抑えた。
9回は益田のシンカーが鋭く変化3人を片付けて無失点、接戦を勝利した。

打撃陣則本から初回荻野がセンターへ2ベースで起点つくる。
藤原がフォアボール選び、中村の内野ゴロで1アウト1・3塁とランナ進む。
ポランコがレフトへうまく流した先制タイムリー。山口も三塁線にタイムリー打って2得点できた。

最近調子がいい則本相手に幸先よくとれた。
しかし2回以降はE好守備もあり次第にペースをつかまれた。
ストレート・カーブ・フォークをテンポよく投げた。

7回は佐藤がライト線を破る2ベース打って出塁すると、友杉が送り代走が和田に。
荻野がレフト前タイムリーで同点に追いついた。

E鈴木・渡辺からランナー出せなかったロッテ。(8回西村の好投が流れ変えた)

9回はE左腕松井が登場。
先頭和田がセフティにおわせ揺さぶりかける、「ライト2ベース」打って出塁してプレッシャーかけた。
友杉が送りバント決めて1アウト3塁とすると、荻野がしぶとく三遊間を抜くレフト前技有「勝越しのタイムリー」でチームを勝利に導いた。
(インコース低めをひろう)荻野らしい一打でチームを救った。

【荻野この日5打数4安打の大活躍】
初回起点となる2ベースから始まり、7回同点打。9回勝越しタイムリー。

ポランコマルチ。7回佐藤が起点となる2ベース。

【まとめ】

完封で連敗中のロッテ、先制されたらいやな雰囲気もあり得たが、初戦種市は臆せず自分のいいボールを投げ込んだ。
打線もポランコ・ブロッソーが先制すると、中村奨が2ランで追加点とった。
先発投手が頑張るとロッテの戦い方にもっていける。
佐々木朗希がいない中、「種市が連敗ストップ」
監督の期待する「エース」にまた一つ近づいた。

2戦目は、カスティーヨ先発も失点し3回で交代。
岩下からリリーフ陣が踏ん張って終盤勝負になったが、ペルドモがエラーをキッカケにランナーためて、連続タイムリーで逆転された。

3戦目は、小島が中盤に失点し逆転されて、追いかける形になった。
8回西村が満塁を無失点に抑え、ロッテに流れが傾いた。途中出場の和田が9回先頭でライトへ2ベース出塁が大きかった。ゴロで1アウト3塁とすると、荻野がインコース低めをレフト前に勝越しのタイムリー。やっぱり荻野だった。
最後は益田のシンカーが冴えて、苦しみながらもロッテらしく勝ち切った。

種市のように先発投手が踏ん張れるとロッテらしい戦い方が出来るのだが、なかなかそういう展開にはならない。不調の選手を誰かがカバーしながら戦うのがロッテの形。
とにかく勝ち越せたのは良かった。

【今カードのポイント:勝負強さ】

「種市のマウンドさばき」
フォーク・勝負度胸・運は一級品。まさしくロッテの中で出色を放つ。

「ポランコの活躍は見逃せない」
初戦5打数1安打1打点(先制タイムリー)
2戦目4打数2安打2打点(先制タイムリー)
3戦目は4打数2安打1打点(先制タイムリー)
先制チャンスに3度のタイムリーは素晴らしい。
「打点」で4番の仕事、結果を残した。
ただの当たれば飛ぶ、振り回すだけの助っ人でない。(選球眼もある)
変化球に対しての適応力も増している努力家。
*応援している選手の一人。

そしていわずとしれた、
「荻野の決定力」は凄いの一言。
勝負強さは他の選手とは一線を画する。
荻野に「弟子入りする選手が出てきてほしい」と思っているのは自分だけだろうか。

*見どころ満載のカードになりました。

結果

2023年8月18日~8月20日
楽天対ロッテ17-19回戦 楽天モバイル

種市好投10勝目-「やっぱり荻野」4安打大活躍-ポランコ3度の先制タイムリー-中村奨活躍
ロッテ2勝1敗

2023年8月20日まで:千葉ロッテ54勝46敗4分:パリーグ2位
(首位オリックスとは7.5ゲーム差)

*最後までお読みいただきありがとうございました。