ポランコグランドスラム-種市好投-2023-8-楽天対ロッテ14-16

ロッテ打線は日替わりヒーローの傾向はあるが好調、新加入選手ブロッソーにも注目。
M投手陣には先発の不足、リリーフ陣の乱れなど若干の不安が見え隠れする。

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・2023年8月4日(金)楽天モバイル
1番レフト平沢。2番中村奨、5番センター岡、7番友杉
スタメン:1.平沢2.中村奨3.山口4.DHポランコ5.岡6.ブロッソ―7.友杉8.柿沼9.荻野
*あまりなかったスタメン。

楽天対ロッテ-14:3-5:勝ち種市 S東條・負け岸

種市先発試合種市はストレート・フォーク・スライダーの組み立て、楽天はそのカウント球を狙ってきた。
フォークをファールで粘られ苦しくなった。
1回裏村林・小郷にヒット打たれ浅村にフォアオール出して1アウト満塁にすると岡島にセンター犠飛で1点返された。

3回は小深田にフォアボール出すと、浅村にライトへギリギリ入る2ランで1点差に詰められた。

4回からはフォークが切れ始めた。変化球も混ぜ種市ペースを取り戻した。
6回まで投げて4安打3失点とゲーム作った。

7回は横山ストレートカーブコントロールよくシンカーを決める、無失点に抑えた。
8回は坂本から東妻にチェンジして無失点に抑えた。
9回は東條が3人をアウト無失点に抑えて接戦に勝利した。

*種市8勝目。東條プロ初セーブ。

打撃陣:E岸に対して先頭平沢が泳ぎながらもセンター前に打つと、友杉がセンター前ヒットで続く。
山口がフォアボール選びノーアウト満塁のチャンスを作った。
ここでポランコが「ライトへグランドスラム」4点取ってリードした。

2回から岸はストライク先行でチェンジアップカーブなど丁寧に低めに投げ分けヒットさせない。
中盤からは調子に乗った。
追加点とれたのは7回で、山口がレフトにソロホームラン。これがきいた。
*ポランコマルチ(1回満塁ホームラン)。
平沢・岡・ブロッソーマルチ。

・2023年8月5日(土)楽天モバイル
1番レフト平沢。3番ファースト山口、9番ライト荻野。
スタメン:1.平沢2藤岡3.山口4.DHポランコ5.中村奨6.岡7.ブロッソー8.田村9.荻野

楽天対ロッテ-15:7-6:勝ち酒居S松井・負けペルドモ

森先発試合:初回先頭村林にフォアボール出し2盗決められ、ファーストゴロを山口がエラーで後逸する間に村林にホームに返られノーヒットで1点とられた。

森はストレート・変化球で打ち取りに行くが。
4回はフランコに甘い変化球をレフトに同点ソロホームラン打たれる。
辰己にヒット盗塁決められて、村林にインコースをうまく打った、タイムリー打たれて逆転された。

6回西村が登板、フランコにセンター前ヒット打たれ、辰己の投ゴロを2塁上藤岡が捕球ミスで2・3塁とランナー残ると、西川がセンター犠飛打って同点に追いつかれた。

7回は横山が小郷にフォアボール出すと内野ゴロ二つで3塁まで進められた。
ここで鈴木大地にセンター前に落ちるタイムリーで1点勝ち越された。

8回はペルドモがマウンドあがる。
辰己にフェンスに当たる2ベース打たれ、炭谷が送りバント成功して2アウト3塁に。
つづく小深田がうまくあわせたセンタータイムリーで同点。
さらに小郷が左中間深くに勝越しのタイムリー、一塁ランナー小深田もスタートきっていてホームに戻り逆転された。

*楽天がしぶとかった。ロッテはエラーがらみでの失点がいけなかった。

打撃陣:E辛島から2回先頭岡がフォアボール選び出塁すると、ブロッソーがレフトに2ベース打ってノーアウト2・3塁に進塁。田村のゆるいセカンドゴロの間に1点取った。
続く荻野がレフトにタイムリー打って勝ち越した。

6回先頭ポランコがライトにソロホームランで同点に追いついた。
1アウト後岡が内野安打で出塁すると2アウトから田村がフォアボール選び1・2塁に、荻野がセンターへのタイムリーを放ち逆転成功。

Eに勝ち越された8回は酒居から、先頭岡がセンター前ヒットで出塁すると代走和田が2盗成功。
1アウト2塁で田村の代打で角中がセンターポテンヒットで1・3塁に、荻野のショートゴロで和田がホーム狙うもタッチアウト。平沢がフォアボール選び満塁とつなげる。
ここで藤岡がライトタイムリーで2点入れて逆転した。

(しかし8回の裏ペルドモが打たれ再度逆転された。)
9回は松井から石川フォアボール選び、ブロッソーがレフト前ヒットで2アウト1・2塁と、ランナー出すも後一本が出なかった。

*ポランコマルチ・6回同点ソロ。
荻野マルチ2打点。藤岡・岡・ブロッソーマルチ。

・2023年8月6日(日)楽天モバイル
1番ライト荻野。3番レフト角中、7番セカンド「ブロッソ―」
中村奨がスタメンから外れた。
スタメン:1.荻野2友杉3.角中4.DHポランコ5.山口6.安田7.ブロッソ―8.佐藤9.和田

楽天対ロッテ-16:2-1:勝ち則本 S松井・負け小島

小島先発試合:初回に村林がセンターへ抜けそうな内野安打で出塁2盗成功、小郷に甘い球をライトへタイムリーで先制された。

小島ストレートをストライクゾーン広くなげた。
カーブ・カット・スライダー・フォークをコーナーに散らし打ち取る。

5回小深田に甘いボールをセンターヒット打たれ2盗成功。
2アウト後阿部に変化球を拾われた・レフトにタイムリーで2点目とられた。

小島は「7回123球5安打2失点」の粘投。
8回は中村稔弥がランナー2人出すも無失点投球。

打撃陣則本は腕がふれてた。
ストレート軸にカーブ・チェンジアップがコントロールよく決める。
フォークも良く落ちた。

ロッテはなかなか得点圏に進められなかったが。
6回和田が1・2塁間を抜けそうなゴロを足で内野安打にする。
次打者荻野が甘い変化球を思い切り引っ張ってレフトにタイムリー2ベース打った。1塁走者和田がホームに戻る「エンドラン成功させて1点返した」。

力投の則本に「8回4安打1得点」に抑えられた。
9回は守護神松井が登場、友杉が粘ってレフトにヒット、角中の代打で石川がアウトでランナー1塁。ポランコがショートゴロWプレーで敗戦した。

*友杉マルチ。

【まとめ】

初戦は種市が粘り強く投げた。
打線はポランコのグランドスラムで4点取って先制し、中盤に追加点が取れたのが良かった。
終盤はリリーフ陣が踏ん張って接戦をものにした。E岸に土つけた。

2戦目はM森E辛島両先発がピリッとしない。
ロッテはエラーも多くでて、そういう点でもピリッとしなかった。
継投になり両チームが逆転し合う「シーソーゲーム」になる。
終盤1点のリードをリリーフ陣が踏ん張れなかったロッテが競り負けた。

3戦目は小島が粘り強く投げて7回までゲーム作ったが、則本がそれを上回る力投。
おもいきり腕もふれて変化球もコーナーに決まる。打線も捉えられなかった。
8回まで111球投げる則本力投のまえに4安打1得点。
1点差での9回だったが、E松井を攻めきれなかった。

*打線の得点力は上がっていると思うが、先発・リリーフ陣が失点する場面も増えている。
その中にエラーがらみでの失点があると厳しくなる。

注目は、荻野がヒット・打点を重ねて調子あげていること。
1番でのこれからの活躍に期待。
ブロッソ―もヒットを重ねた、がホームランも見たい。
しかし山口・中村奨はまだら模様。

良い点は、ポランコにホームランがコンスタントに出ている事。
3戦目友杉が相変わらずのしぶとさ、打率も上げる。
初戦平沢がマルチ安打マーク、継続できるか。
田村が打つ方で存在感を見せる。

安田がもどり中村奨が外れるなどスタメンも変動、ますます激化?。
打線の個々の力は徐々に上がっていると思われた。
長年の課題克服なるか。

結果

2023年8月4日~8月6日
楽天対ロッテ14-16回戦 楽天モバイル

ポランコグランドスラム-種市好投-東條プロ初セーブ-荻野-岡-藤岡活躍-1勝2敗
ロッテ1勝2敗

2023年8月6日まで:千葉ロッテ49勝39敗4分:パリーグ2位

*最後までお読みいただきありがとうございました。