西野好投も打線9安打無得点-2023-8-オリックス対ロッテ16-18

ロッテは対ソフトバンク戦、いい形で勝利して京セラドーム入り。
首位攻防とはいえないが、なんとか粘りたいカード。

オリックス対千葉ロッテ16-18memo

種市粘るも逆転負け:2023年8月25日(金)京セラドーム大阪

2番ファースト山口。8番ショート茶谷。
スタメン:1.藤原2.山口3.中村奨4.DHポランコ5.石川6.7.ブロッソ―8.茶谷9.柿沼

オリックス対ロッテ-16:4-3:勝ち小木田 S平野・負け種市

種市先発試合初回からストレート球威ありうまく変化球もコントロールできた。
フォークも決まりうちとる。3回1アウトから渡部センターへヒット、中川・森に連続フォアボール出して、2アウト満塁で頓宮との対決もサードライナーで失点逃れた。

5回先頭渡部にフォアボール出して、西野がヒットでノーアウト1・3塁に、ここで森が高めボールをセンターへ犠飛打って1失点。

6回も先頭打者宗にフォアボール出し野口がうまく流したレフト前ヒット、山足もしぶとくライト前に運び1アウト満塁のピンチになった。渡部がライトへ犠飛打って1点差にされた。西野も甘いボールをレフト前同点タイムリー。中川のセンタータイムリーヒットで勝ち越した。
種市若干ボールが甘くなり珍しく集中打浴びた。6回途中で西村に交代。

7回は東條が無失点に抑えると、8回は鈴木昭が無失点に抑えて味方の反撃を待った。

打撃陣:山﨑福がチェンジアップ・変化球を使いながらのピッチング。
2回石川がセンター前ヒットで出ると、岡が積極的に狙い「右中間に先制タイムリー2ベース」、続くブロッソ―もセンターへタイムリーで2点先制した。

5回は山﨑福から茶谷が2ベースで出塁、柿沼が送り藤原がセンターへ犠飛上げて1点とり計3点。
6回は小木田、7回山岡、8回山﨑颯が登板、コーナーに投げ無失点におさえれらた。
9回はクローザーの平野の前に無失点と得点できず、逆転負けを喫した。

*岡・佐藤都マルチ。

西野無失点好投も打線がつながらない:2023年8月26日(土)京セラドーム大阪

2番山口。9番ショート友杉
スタメン:1.藤原2.山口3.中村奨4.DHポランコ5.石川6.岡7.安田8.田村9.友杉

オリックス対ロッテ-17:0-0(12回引分):勝ち―・負け―

西野先発試合西野はストレートに伸びがあった。
変化球シュート・フォークも鋭く変化し好投。三振・ゴロに打ち取る。
球数少なく「8回4安打無失点104球の力投」で抑えた。

9回はペルドモが11球で三人をかたずけると、延長入り。

10回は益田が無失点に。
11回は最近大事な場面での起用が多くなった横山がオリ上位と対峙、1アウト1・3塁のピンチも球威あるストレートとシンカーで頓宮・紅林を無失点に抑えた。
12回は澤田が好投して引き分けた。

打撃陣先発山下のストレートに球威あり160kも記録、変化球も冴えて初回三者三振でスタート。
ロッテは2回、ポランコ・岡・安田ヒットで1アウト満塁のチャンスつくるも、田村が投ゴロWプレーで続けず。

中盤山下がコンディション不良で降板すると、オリックス継投へ。
6回比嘉・7回阿部・8回宇田川・9回は山﨑颯に無失点に抑えられた。
10回は山岡から友杉ヒット、藤原が送り、山口がフォアボール選んで1アウト1・2塁のチャンス作った。
ここで中村奨がレフトにヒット打つも、友杉がホームでタッチアウト。渡部好返球に阻まれた。

11回は山田修を攻略できず。

12回吉田から先頭友杉がライト前ヒットで出るも藤原がバント失敗、山口がフライ打ちあげ2アウト、先頭出塁を生かせず。
再三の先頭出塁も得点につなげられなかった、拙攻が目立った。
両チームのリリーフ陣が踏ん張って12回引き分けた。
*中村奨マルチ。安田マルチ。

森遼太郎が調子乗れず:2023年8月27日(日)京セラドーム大阪

3番レフト角中、9番セカンド小川。
スタメン:1.藤原2.藤岡3.角中4.DHポランコ5.安田6.岡7.ブロッソ―8.佐藤9.小川

オリックス対ロッテ-18:5-2:勝ち東 S平野佳・負け森

森先発試合:1番渡部が揺さぶりかける。渡部がフォアボール選び出塁すると1アウト後中川が左中間フェンス直撃タイムリー2ベースで同点に追いつかれた。

森はストレートに球威が今一つ。変化球・フォークも低くはずれるなど不安定。
ボールが先行しがちで甘くなったところ打たれた。
3回2アウトから先頭中川に2ベース、森に左中間へ勝越しタイムリー打たれ、頓宮にレフトへタイムリーで失点と調子に乗れなかった。

5-6回は岩下がストレート・フォークを決めて無失点に抑える好投。
7回鈴木昭が1アウト後の頓宮・宗に連続ヒットでランナー出した。
2アウト1・2塁から「ブロッソ―がサードゴロを後逸」エラーでの2失点は痛かった。

打撃陣東は思い切り腕を振った。ストレートに伸び有、シュート・チェンジアップと投げ分ける。
立ち上がりの制球時、藤原がセンターへヒット・藤岡がフォアボール選びノーアウト1・2塁とチャンス作る。
3番角中のライト前ヒットで藤原がホームにもどる・スライディング決めて1点先制。
しかしポランコがファールフライ。
安田が高めボール気味をセカンドに引っ掛けてゴロ打った、これがWプレーで3アウト。

東は次第にストレートが制球できリズムが改善、変化球も丁寧に投げて粘った。
6回ポランコがライト上段にソロ打って1点返した。
B東から比嘉にスィッチ。
7回小木田・8回山田、9回平野佳から反撃できず。

*ポランコ20号ソロ。ロッテは散発5安打。

【まとめ】

初戦は、ロッテが先行し勝ちパターンに入りたかったが、中盤に追加点をとれず。
種市も粘りの投球したが、5回6回先頭にフォアボール出して苦しくすると、オリックス打者が甘いボールをとらえ失点、少しもったいなかった。
一方10安打打ったロッテはチャンスを拡大できず、中盤に逆転されて敗戦。

2戦目は西野が好投して点を取れれば優位に進められたのだが‥。
山下に球威あり。オリックスの堅いリリーフ陣が壁となった。

西野が好投して終盤までこらえるが打線は2回1アウト満塁をいかせず。
5・8・9・10回と先頭出すも得点できず。

リリーフ陣の勝負は若干強度の高いオリックスが優位になっていく。
しかしロッテのリリーフ陣も負けないで引分に持ち込んだ。
*ロッテは9安打打ちながら1点がとれなかった。

首位2位の対決3戦目は、ロッテは勝たないといけない試合。
しかしこの日は先発森が早々と失点して、またもオリックスの堅いリリーフ陣を相手にしなければいけない状況に。またしても得点まで持っていけず。
逆に8回に「ブロッソ―の3塁ゴロエラー」で2点追加されて勝負あり。

初戦の先制しての逆転負けが痛かった。勝ってれば流れ変わってた。
好調荻野の離脱もマイナス、代わりの選手も活躍できず。
オリ堅いリリーフ陣が壁となり終盤に点の取り合いは厳しい、ある程度想定できていても負越した。

*(いっても仕方ないが)
オリ相手に強力なパワー発揮する「佐々木朗希がいない」のが痛い。
オリックスは主力選手の穴を埋める新戦力(若手選手ほか)が投打で出てくる。
なので力の差が拡大。

首位と2位はゲーム差も開いているので、首位争いにはなっていない。
ロッテは故障者続出での迷走、「組み換え機能不全」も出てきている。
その弱点を中嶋監督が“早めの継投や揺さぶり”で上手く突いているような気もした。

結果

2023年8月25日~8月27日
オリックス対ロッテ16-18回戦 京セラドーム大阪
ロッテ2敗1分
(首位オリックスとは10.5ゲーム差に拡大、マジックも点灯した)

2023年8月27日まで:千葉ロッテ56勝49敗5分:パリーグ2位

*最後までお読みいただきありがとうございました。