荻野センター犠飛サヨナラ勝ち-2023-8-ロッテ対西武15-17

投打に調子が出ない千葉ロッテ、連敗はとめたけれどもオリックスとはゲーム差は微増。
西武戦勝ち越しを目指してほしい。

memo

・2023年8月11日(金)ZOZOマリンスタジアム
1番ショート友杉。2番レフト角中、5番センター岡、6番セカンド茶谷
*中村奨が先発を外れた(休養?)。
スタメン:1.友杉2.角中3.ブロッソ―4.DHポランコ5.岡6.茶谷7.安田8.田村9.藤原

ロッテ対西武-13:2-8:勝ち平良 ・負け菊地

菊地先発試合昨年のドラ一「菊地がプロ初先発」
初回2アウト取ってからペイドンにソロHR打たれ先制された。
続いてマキノンをヒット、2アウト2塁から自身の暴投で3塁へすすめる。
外崎にレフトにタイムリー打たれ失点。
3回はマキノンにフォアオール出すと外崎にライトへヒット、栗山のセカンドゴロを友杉が送球ミスして1点取られた。つづく佐藤にライトへタイムリー打たれてこの回2点とられた。
菊地はエラーがらみでの失点もあり、4回7安打3四球と良い所は見せられなかったが経験を積んだ。

5回は東妻が登板するも、栗山に真ん中の失投をライトに2ラン打たれた。
6回から登板の高野も7回にフォアオール悪送球で出塁許すと、ワイルドピッチ・タイムリーで2失点とあれた。大きくリードされてしまった。
8回は坂本、9回は中村稔弥が無失点に抑えた。

打撃陣:平良の立ち上がり、友杉がフォアボール選び角中が投ゴロで内野安打。
さらに平良の悪送球もあり無死2・3塁とチャンス作った。1アウト後ポランコのセカンドゴロの間に1点返した。

2回は先発起用茶谷がセンターへヒット、安田もヒットでノーアウト1・2塁。
ここで田村が送りバント決めて2・3塁とチャンス拡大。藤原がショートゴロの間に2点目入れて同点とした。初回2回と内野ゴロで得点できたのは良かった。

その後は平良の投球が落ち着いて、ストレートフォークをコーナーに投げ分けた。
終盤まで力があってうまさもあり攻略難しかった。平良は「8回5安打2失点」。

*茶谷マルチ。

・2023年8月12日(土)ZOZOマリンスタジアム
6番セカンド中村。

スタメン:1.荻野2.藤岡3.ブロッソ―4.DHポランコ5.山口6.中村7.安田8.田村9.藤原

ロッテ対西武-14:3-2:勝ち澤田 ・負け増田

メルセデス先発試合メルセデスはストレートに球威あり、スライダーのキレも良かった。
チェンジアップもコントロール。ストライク先行でリズムよし、6回3安打1四球とリードして降板した。

しかし7回、東條がヒットのマキノンをおいて浮いたボールを「中村剛也にレフトスタンドに2ラン」打たれて逆転された。中村剛也が勝負強さ見せた。

8回は横山が力強いボールを投げ込み無失点に抑える。
9回は澤田が登板して好投、無安打無失点におさえて反撃を待った。
*澤田がプロ初勝利。

打撃陣:L松本から2回2アウト中村奨がレフト前ヒットで出塁すると、安田がレフト前にポテンと落ちる2ベース打って先制、風が影響した。
松本は制球が今一つも力強いストレート・カットを高低つけて投げ分ける。
中盤ランナー出すも松本が良かった、8回1点に抑えられた。

9回はLクローザー増田が登板。
先頭中村がライトへヒット、1アウト後岡がセンターへ2ベース打って2・3塁とランナーすすめた。
佐藤が粘ってセンターへタイムリー打って同点に追いついた。

続く荻野が1アウト1・3塁の場面で、センターへ犠飛打ちサヨナラ勝ち」した。岡ホームにナイスラン。

*中村奨マルチ。代打佐藤同点タイムリーでつないだ。

・2023年8月13日(日)ZOZOマリンスタジアム

1番ライト荻野。8番ファースト安田
スタメン:1.荻野2.藤岡3.ブロッソ―4.DHポランコ5.山口6.中村7.安田8.佐藤9.藤原

ロッテ対西武-15:3-2:勝ち小島 S益田・負け青山

小島先発試合:台風の影響で悪天候、中断もあった。
小島は立ち上がりスライダーフォーク変化球をうまく使い抑えた。
次第にストレート・カットも決まり始めて、ランナー出しながらも粘り強く投げた。

4回は連続ヒットとフォアオール出し1アウト満塁ピンチに中村剛也斬り。
5回は先頭古賀にライトへヒット、長谷川に当たりそこねサードゴロが内野安打で無死1・2塁のピンチになるも、蛭間源田を低め変化球、ペイドンも打ち取り3アウトチェンジ。

小島ストレートもよくなり、変化球を低めに変化させてしのいだ。
「6回5安打8三振無失点で責任投球」は立派。

7回は西村が丁寧に低めに制球して無失点。
8回はペルドモが連続ヒットでランナー出しワイルドピッチで1失点するも。
1アウト2塁でマキノン・外崎を三振に打ち取りピンチ脱出。

9回は益田が1アウト後、代打栗山に(技有)レフトソロHR打たれ1点差になる。
なお二人ランナー出すも最後はストレートが冴えた、源田を三振で逃げ切った。

打撃陣先発青山を2回中村奨が右中間2ベースで出塁。
安田がセンターへタイムリーで先制した。

青山はショートスターターか、3回からはL田村が登板。
藤岡が右中間へ2ベースで出塁するとブロッソ―の内野ゴロで3進塁。
L田村のワイルドピッチで藤岡がホームに返り1点追加した。

4回はポー・タカハシから、2アウト藤原がセンター前ヒットで出塁・2盗成功すると、荻野が右中間を深々と破る3ベース打って3点目を叩き出した。
流石のバッティングで貴重な追加点。

*安田先制タイムリー。荻野3ベースで追加点。

【まとめ】

初戦は先発菊地がプロ初先発での失点、リリーフ陣も打たれて次第に離された。
失点には新人投手のミスもあった。
打線は平良の立上がりに得点できたのは良かったのだが、リード許すと次第に平良のペースになった。打線もつながらなかった。

2戦目はメルセデスがナイスピッチ。
打線は1点先制するも追加できず、終盤に逆転される悪い展開だったが、8回横山・9回澤田がナイスピッチングで相手の追加点を許さない。
それにこたえた攻撃陣が9回チャンスを作ると、佐藤都の粘りあるバッティングで同点は素晴らしい。
続いて荻野が犠飛でしっかりと勝ち越した。
荻野が「勝負強さを発揮」してゲームをサヨナラで終わらせた。
いなければ延長に入っていた可能性大だった。

3戦目はロッテ先頭打者中村奨・藤岡がヒットで出て安田・荻野が得点につなげた。
継投で接戦にもちこみ逆転勝利を目指した西武だったが、先発小島が踏ん張った。
中盤までリードを守ってリリーフ陣が粘りの投球で接戦をものにした。

*3戦目は6番中村奨がライト方向に2ベースヒットをみせ、安田のタイムリーにつなげた。
オリックスを追撃するには、彼の復調が必要。

そして2戦目同様に、1番荻野の決定力が目立った。やはり「打点をとれる打者」。
若手打者と一線を画するベテランの技術、なにより気迫溢れるプレーは素晴らしい。
しかし彼が目立つのは、他に勝負強いバッターが少ないともいえる。

結果

2023年8月11日~8月13日
ロッテ対西武15-17回戦 ZOZOマリンスタジアム

荻野サヨナラ犠飛-メルセデス小島好投-澤田初勝利-安田・佐藤タイムリー。
ロッテ2勝1敗

2023年8月13日まで:千葉ロッテ52勝42敗4分:パリーグ2位
(首位オリックスとは5.5ゲーム差)

*最後までお読みいただきありがとうございました。