ロッテが開幕3連敗のソフトバンクに借りをかえせるか。
memo
2023年4月21日(金)ZOZOマリンスタジアム
2番ショートに藤岡、3番DH中村奨吾には驚き、6番レフト角中、7番にセカンド小川が入った。
スタメン:1.藤原2.藤岡3.DH中村4.山口5.安田6.角中7.小川8.佐藤都9.平沢
千葉ロッテ対ソフトバンク-4:3-2:勝ち佐々木朗希 S益田・負け武田
佐々木朗希先発試合:序盤160k超のストレートとフォークに加えて、スライダーを効果的に使いソフトバンク打線を翻弄。ランナー出すも落ち着いた投球で打ち取り7回2安打無失点に抑えた。
8回はペルドモが登板、中村晃にライト前にポトリと落ちるヒットで1失点。
9回は益田が登板3連打でノーアウト満塁の大ピンチをまねくも、最少失点に抑えてロッテが逃げ切った。
*佐々木朗希はガッツポーズが出るなど気合十分。
7回まで3安打8奪三振の無失点で、7回には驚きの164kストレートをマーク。
開幕から無失点記録を20イニングに延ばした。
打撃陣:2回山口が2ベース出塁もチャンス活かせず。武田の大きな変化球をとらえられない。
4回安田が甘い変化球をライト前にクリーンヒット、小川も三遊間に内野安打で1アウト1・2塁のチャンス。
ここで佐藤が左中間を破る2点タイムリー2ベースでロッテが先制。続く平沢もライトタイムリーで3点取った。
*佐藤がナイスバッティング。平沢のタイムリー3点目が効いた。二人とも集中していた。
藤岡がファール打って武田を苦しめた。小川今季初ヒット。
2023年4月22日(土)ZOZOマリンスタジアム
2番ショートに友杉、6番ファースト井上、7番にDHポランコ。
スタメン:1.藤原2.友杉3.中村4.山口5.安田6.井上7.DHポランコ8.田村9.平沢
千葉ロッテ対ソフトバンク-5:6-0:勝ち西野・負け藤井
西野先発試合:西野は立ち上がりを微調整・好投した。
ストレートが低めにスライダーフォークもコーナーに決まる。ピンチは4回、中村晃にヒット柳田四球で2アウト1・3塁も栗原を抑えた。
シュート・スローカーブを交えて7回2安打無失点と素晴らしい投球だった。
8回は西村、9回は坂本が無失点に抑えてロッテが完封勝ちした。
打撃陣:藤井の立ち上がりストレートに球威があった。
5回先頭の安田がセカンド内野安打で出塁すると井上ポランコが四球選んで1アウト満塁に。平沢がライト前にタイムリー打って先制。
2アウト後友杉が押し出しフォアボール選び2点目、藤井が降板し松本から中村の三塁ゴロ栗原ファンブルで計3点を入れた。
7回は1アウトから藤原が2ベース友杉がライトへタイムリー、中村奨吾もライトヒット、ライト益田がファンブルで5点目。2アウトから安田がライトへタイムリー2ベースと打線が繋がった。
6点のリードを奪いゲームを決めた。
*平沢先制タイムリー、友杉2安打2打点、安田マルチ。
*22日のゲーム終了時点でパリーグはロッテと西武が首位に並んだ*
2023年4月23日(日)ZOZOマリンスタジアム
1番ライト平沢には驚いた。8番DH大下、9番センター岡。
スタメン:1.平沢2.藤岡3.中村4.山口5.安田6.井上7.佐藤都8.DH大下9.岡
ロッテ対ソフトバンク-6:6-2:勝ち種市・負け大関
種市先発試合:立ち上がりストレートフォークの制球が今ひとつ、追い込むもファールで粘られ球数が増えた。
四球やヒット打たれピンチも後続をたった。
3回以降はフォークが低めに決まり始め、要所を締めて5回4安打無失点に抑えた。
6回は小野がコントロールよく無失点。
7回ペルドモはストレートに球威ありスライダーが鋭く変化し無失点。
リードを6点に広げての8回は唐川が登板したが、近藤がヒットし柳田にライトに2ラン打たれた。
なお連打で2・3塁のピンチになり、急遽益田に交代・今宮を打ち取りピンチ脱した。
9回は澤村が登板、2アウト取るもストライクが入らない連続四球で満塁。
最後栗原をセカンドライナーに打ち取るも危なかった。
*ソフトバンク必死の反撃だったが6点のリードが効いた。
打撃陣:大関はストレートは決まるも低め変化球が不安定。ロッテは序盤チャンス作るも活かせず。
3回藤岡が右中間破る2ベース中村のセカンドゴロで3塁に進むと、山口がライトへ犠飛で先制した。
4回先頭井上が2ベースで出塁し佐藤死球で1・2塁、大下がバント決めて2・3塁に、平沢がライトにタイムリーで2点目。
6回佐藤がレフト前に2ベース、大下四球で1・2塁、平沢がライトにヒット満塁から藤岡がセンター犠飛で3点目。
7回は山口井上がヒットで1・2塁から佐藤が右中間に3ラン打って勝負を決めた。
*井上3安打、平沢・藤岡マルチ。佐藤3ラン(マルチ)。
【3連戦まとめ】
佐々木朗希が本来の力を発揮して勝利、ソフトバンクを抑えつけた。
西野・種市も無失点に抑え、朗希に続いた。軸がいるチームは強い。
2戦目平沢が先制タイムリー打って後続につなげた。3戦目もタイムリー。チャンスで均衡破る一打は覚醒の前触れか。平沢が復調してくるのであれば本当に力強い。
佐藤都の闘志あふれるバッティングがチームを鼓舞する。
藤岡の状態がいい。是非とも使い続けて欲しい。
中村奨吾・岡・ポランコの状態は上がらないが皆でカバー。
【競争激化】
打順では目立つ所で「2番で友杉と藤岡」「1番で藤原と平沢」、守備位置では「ファーストで山口・井上・茶谷」「外野に至っては沢山いる」「DHは井上・角中・ポランコ・新外国人」。
捕手は投手とのペアで使っているが、勝敗や打撃次第では起用方法が変わってくるかもしれない。
いずれにしても「打順や守備機会での日替わり起用」で競争は続くのであろう。
成績次第でサード・セカンドも聖域でなくなるのかもしれない。
*選手がこういう競争の場で力を出し始めている事実もあり、選手の成長を見る。
【打線が上向き】
・平沢の鋭いヒットがチームを救った、初戦2戦目3戦目とタイムリーヒット連発は凄い。
・藤岡の状態の良さが見えた。初戦3戦目粘りながらもしぶとくヒットして勝利に貢献した。
・佐藤都がリードと打撃で勝負強さをみせた。2戦目は3ベース・3戦目は3ランで追加点。
リードとナイスバッティングで投手をたすけた。
*平沢に覚醒の兆し?集中してヒットを連発する姿に悲壮感はない。
本来の力を発揮しレギュラーに食い込む。
【朗希破竹の3連勝】
佐々木朗希160k超のストレートとフォーク、さらにスライダーでカウントをとる。コンビネーションが冴えた。
高次元でのバージョンアップは止まらない、準備してきた相手打者を混乱に陥れる。
ソフトバンク打者の三振に取られた時の無表情な姿が印象的。
開幕から3試合登板して20イニング無失点で3連勝。
メジャーも驚く「防御率0.0」は何処まで続くのだろう。
佐々木朗希はまだ進化の途中、本当に味方であって良かった(-_-;)。
【チームの雰囲気もアップ】
初戦の佐々木朗希といい二戦目の西野といい、味方好プレー直後やイニング終了時に「アクション」が自然に出る。平沢・山口・安田もタイムリーでガッツポーズや打ち損じの時などにでてきた。
これは昨年にはあまり見られなかったことで、選手が感情を表に出している。
チーム状態がいいこともあるだろうが、勝ちたいという気持ちをあらわれ。
首脳陣と選手との関係・チームワークもよくなっているのだろう。
開幕3連勝のソフトバンクにZOZOマリンで3連勝とやりかえした。
少し遅れたが「3連勝」で吉井監督の誕生日を飾るとともに首位奪取、これ以上ないバースデイプレゼントになった。
結果
2023年4月21日~4月23日
ロッテ対ソフトバンク4-6回戦 ZOZOマリンスタジアム
ロッテ3勝0敗
2023年4月23日まで:千葉ロッテ12勝7敗:パリーグ首位。
*最後までお読みいただきありがとうございました。