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松川逆転タイムリーで朗希に勝ち星-小島好投も菅野の1安打-ミスや不運も重なり1勝2敗-2022楽天対ロッテ18-20

8月盆明けし一時の熱波は過ぎ去ったが、終盤戦のパリーグは熱さを増している。
千葉ロッテは不調の続くクローザー益田が調整にまわる、オスナがクローザーを任されることに。
打線は山口航輝や安田の活躍もポチポチと出始めた。相手上位チームはここからが勝負と気持ちが入るはず。マリーンズとしては離されたくないカードが続く。

2022年8月19日(金)
楽天対ロッテ18回戦 楽天生命パーク

5 対 6 でロッテの勝ち
勝ち:佐々木朗希 Sオスナ  負け:岸

最近のゲームは佐々木朗希に様々な試練が続く。
指のまめ、調整、風、スライド登板など。
当然相手ベンチも研究し対策を強化。
マリーンズのチーム状態もあって苦しい試合が続いている。

佐々木朗は初回2アウトとるも、浅村にフォークが決まらずフォアボール出す。
島内にライトへ3ベース打たれて先制された。
追い込みながらも島内にストレート狙われたか?

Mは2回岸から、安田が真ん中の抜けたチェンジアップをとらえたソロホームランで同点。
初球から積極的に行って粘り、フルカウントにとらえた。

3回は荻野がレフトに2ベースで髙部のセンターフライで3塁へ進む。
中村奨吾がフォアボール選び1・3塁から、1塁走者スタート、2盗塁を決める間に荻野がホームに返って勝越しした。
見事にホームスチールを成功させた。

2回3回と無失点に抑えてのりたい朗希だったが。
4回島内にストレートのフォアボールを与えると、
茂木の甘くなったフォークをライトスタンドに2ラン打たれて逆転された。

5回にも浅村に少し高いボールをライトにソロ。
浅村らしい思い切りのいいスィングだった。(通算250号ホームラン)

マリーンズは6回、中村奨がフォアボール選び山口航輝が2ベースで出塁、
1アウト2・3塁から岡がフォアボール選び満塁に。
ここで安田が三振。
茶谷の代打、菅野の時にE石橋が暴投で1点返す。
つづいて松川が右中間を深々と破る、走者一掃の2ベースを打って逆転した。
外角のボールに反応、松川が「非凡なパンチ力」を魅せた。

6回は鈴木大地にソロを浴びて1点差に詰め寄られる。佐々木朗はここまで。
7回は唐川が登板し三者凡退におさえた。
8回はゲレーロが無失点に。

9回は新しくクローザーとしての役目もおった「オスナ」が登場。
1アウトから鈴木大地にヒットで出塁されるも後続を三振でおさえて勝利に貢献した。

*佐々木朗はストレートもいつもより球速が無かった。
フォークの球速も130K台といつもより無かった。
バッテリー間の作戦かどうかはわからないが、バッターが狙いやすくなったか。

2022年8月20日(土)
楽天対ロッテ19回戦 楽天生命パーク

5 対 2 で楽天の勝ち
勝ち: 田中将大  S 松井  負け:ロメロ

ロメロは立ち上がりスライダーが決まった。ストレートに伸びもあり無失点に。
2回以降もスライダーがコントロールよく決め力のあるボールで抑えた。

田中将もヒット打たれるが要所はしめる。
スライダーが今一つもスプリットをきめる、ランナーだすも連打は許さない。
3回は1アウト後に髙部がライトにヒットで出塁、
中村奨吾もライトに流して1・2塁のチャンスつくる。
山口航輝が三振、佐藤都がレフトフライにきって万事休す。

ロメロは5回までノーヒットピッチングを展開。
相手が田中だけに投手戦かと思われたが‥。

先制したのはマリーンズ。
6回山口航輝がセンター前ヒットで出塁、佐藤都のバントを田中のフィルダースチョイスで無死1・2塁に。
岡もバントで今度はファースト鈴木大が3塁にフィルダースチョイスに悪送球で山口がホームに返りマリーンズが先制。なおも2・3塁のチャンス。1アウト後安田がレフトに犠牲フライ打って2点目を入れた。
相手送球ミスがからんで2得点した。

しかし6回裏楽天も負けてない。
ロメロを攻める。小深田がライトへヒットで出塁すると2盗成功。
初球から足を使ってロメロを揺さぶる。
すると鈴木大も3球目を強振、ライトへタイムリーで1点返した。

6球で1点返すと、浅村がレフト線深くに2ベースを放つ。
この返球を中継の(遊)茶谷が送球ミス、
1塁走者鈴木大地に「同点となる」ホーム生還を許してしまった。

続いて無死3塁ピンチから島内には甘いボールをライトスタンドに2ラン打たれ勝ち越された。
ノーアウトでの連打、ミスも絡んでいただけにロメロの性格を考えれば、バッテリー間で工夫が欲しかった。
(ミスがらみでの失点はこれが初めてではないので‥)

田中は調子を上げた、7回まで投げて6安打2失点と粘りきった。
M打線は序盤にどうにかしたかった。
終盤はお互いにリリーフ陣が登板。

最後は8回西口・9回松井に完璧に抑えられて敗戦した。

前半はロメロが素晴らしかった。
田中と投げ合っただけに、6回同点後のHR被弾を防ぎ、接戦に持ち込みたかった。

2022年8月21日(日)
楽天対ロッテ20回戦 楽天生命パーク

1 対 0 で楽天の勝ち
勝ち: 藤平 S松井   負け:小島

小島はストレート・カット・スライダーをコーナーに投げ分けた。
前登板より粘り強く投げた。

打線は粘投に応えたかったが、E久々登板の藤平が素晴らしかった。
伸びのあるストレートをコーナーに決めた。

スライダー・チェンジアップも変化が抜群でマリーンズ打線は凡打を繰り返した。

小島は5回先頭オコエにセンター前にヒットで出塁されると、鈴木大地が送る。
2アウト後炭谷にフォアボール出して1・2塁から、
小深田にライトフライをうった。しかしライト岡がフライを見失った。

これがタイムリー2ベースとなりオコエがホームに返り先制された。
*上空は暗くなりはじめ、ボールを捉えられなかった‥‥。

小島は打ち取っただけに、あっけない先制点だった。

唐川・ゲレーロが7-8回それぞれ1イニングを完璧に抑えたが、
楽天のも宮森・宋・西口・松井と無安打無失点と好投。
E完璧リレーのまえに、結局完封負けした。

*またも菅野が2回に1安打、ノーヒットを防いだ。

マリーンズで良かった選手(MVPs):カード成績を勝手に評価

選手名初戦2戦目3戦目MVPs
(投手陣) 〇△▲ 〇△▲ 〇△▲ ◎〇△
佐々木朗希6回5安打5失点。
ロメロ5回0/3を4安打4失点。
もったいなかった。
小島6回7安打1失点と好投
廣畑6回1イニング1失点。
佐々木千7回1イニング無失点。
八木8回1イニング無失点。
唐川7回1イニング無失点。7回1イニング無失点。
ゲレーロ8回1イニング無失点。8回1イニング無失点。
オスナ9回1イニング無失点。
選手名初戦2戦目3戦目MVPs
(野手) 〇△▲〇△▲ 〇△▲ ◎〇△
荻野3回3塁走者時にホームスチールを決め勝越した。マルチ。
髙部
中村奨吾3回2盗塁を決めた。同時に荻野がホームスチール成功。
山口航輝(4一)(4一)
6回レフトにヒットで起点に。マルチ。
(4一)
佐藤都(5捕)
6回バントでチャンス拡大。
(6捕)
(6右)(6右)
6回バントで相手ミスから得点に。
(8右)
5回小深田のライトフライを見失い同点に追いつかれた。
菅野6回代打でフォアボール選ぶ。(7指)(5指)
2回チーム唯一のレフト前ヒットを打った。
安田(7三)
2回ライトにソロホームラン
6回1アウト満塁で三振。
(8三)
6回レフトに犠飛。
(7三)
4回三遊間のライナーをスーパーキャッチ。
茶谷(8遊)(9遊)
6回中継ミスで同点に。
(9遊)
松川(9捕)
6回満塁で逆転の3点タイムリー2塁打。
レアード(5指)4-0代打
マーティン代打
和田代走、7回2盗塁失敗。
三木
選手名初戦2戦目3戦目MVPs

3連戦まとめ

2022年8月19日~8月21日
2022楽天対ロッテ18-20回戦
対楽天 1勝 2敗  ロッテこのカード負け越した。

【トピックと感想】

初戦は佐々木朗希は多少疲れた投球に見えた。
ストレートが決まらずフォークもファールで粘られる。
味方がリードするも逆転を許す苦しいマウンドだった。
フォークを2本被弾するなど、ストレートとフォークのコンビネーションも研究されている?
球速が出ない中、ボールに精度が欠けると当然粘られてしまう。
ホームランにされてしまうのもその結果か。
5回裏終了時点でリードされた。

しかし6回Mはフォアボールなどで満塁のチャンス作る。
満塁で松川が走者一掃の2ベースで逆転。これが大きかった。
佐々木朗希は涙がでるほど嬉しかったという。
M中軸にあたりがなく、彼の一振りが大きかったので大げさな話ではなかった。

唐川・ゲレーロが無失点リレー。最後は経験豊かなオスナが落ち着いてなげた。
ランナー一人出すと、連続三振という離れ業で楽天のチャンスの芽を摘んだ。

佐々木朗希が初の2HR浴びるも粘って6回を投げた。
満塁で松川が思い切りの良さと勝負強さを魅せた。
松川が佐々木朗希をチームを救った。

2戦目はリードもロメロが力のあるボールで中盤まで完璧に抑えたが、
ランナー出すとピンチでの中継ミスで同点に、HRへと繋がってしまった。
粘れなかった。
一度逆転されるとMは厳しい、跳ね返す力もなく敗戦した。

ノーアウトでの連打でロメロが4失点。
ミスも絡んでいただけにロメロの性格を考えれば、バッテリー間で工夫が欲しかった。
(ミスがらみでの失点はこれが初めてではないので‥)

3戦目は小島がヒット打たれながらも粘りの投球。
5回2アウト1・2塁までいって小深田の打ち取ったが、ライト岡がフライを見失っての1点失点と、
かわいそうだが今年の小島をあらわすようなツキのない展開。

ただ楽天の投手も完璧なリレーでマリーンズの上を行った。
今のチーム力・気持ちの点で楽天が上回っていた。
Mリリーフ陣が気持ちを切らさずに投げたのは立派だった。

タイムリー欠乏から先発にプレッシャーがのしかかる。
ピンチでのエラーがらみの失点、繰り返す貧打、という“負の連鎖”につながってしまった。

M打線は楽天と比較してもいい当たりが少ない。
ラッキーパンチでもあれば良かったのだが、初戦安田の一発だけ。

佐々木朗希は完全試合達成投手だが、
本格的にローテーション投手は今年が最初、ある意味先発投手として色々経験している過程のピッチャーということを忘れてはいけない。

主軸にタイムリーがでないなか、初戦満塁での「松川のバッティング・バットの出の早い」のには驚いた。
狙い球をしぼり結果が出せるのは素晴らしい。俺が打つという気概も見えた。

普段から課題を持って取り組むからチャンスに生かせる。
これが高校卒の1年目の選手「スーパールーキー」の証拠。

*兄貴分でくすぶっている選手には、気持ちの集中力を見習ってほしいと思いました。

マリーンズへの期待が大きいがゆえに厳しいコメントも多く、自分も反省しきり。
ただ選手個々も力が出し切れていないと思っているだろう、歯がゆさも当然あると思う。

助っ人が調子悪い、ホームランが無いから点が取れない、でも勝てないとはいって欲しくない。
なぜなら楽天もこのカードは3戦とも「和製打線」で、千葉ロッテと同じような布陣だったから。
いい意味で開き直って戦ってほしいですね。

*最後までお読みいただきありがとうございました。