ソフトバンクは前カード日本ハムに3連勝。投手陣が中盤からしっかりと抑えて終盤に逆転。
ソフトバンク投手陣は昨年と違い選手の数が揃う。
千葉ロッテの打線がどうソフトバンク投手を攻略するか。
今のロッテの実力を知ることが出来るカードです。
*初戦はスタメンから平沢が外れた。エチェバリアがサード、山口がファーストで初スタメン。
佐藤都が捕手でスタート。楽天戦での出来で選手をセレクトしたか。
2022年3月29日(金)
ロッテ対ソフトバンク 1回戦 ZOZOマリン
1 対 2でソフトバンクの勝ち
勝ち: 又吉 S 森 負け:西野
ロメロ・S石川共にコントロールが良かった。
Mは6回までノーヒットに抑えられた。
ソフトバンクに先行されるも8回変わったモイネロから髙部が同点タイムリー打って振り出しに戻す。
しかし延長10回西野が相手の好走塁もあったが2点目を入れられた。最後は森に抑えられてしまった。
【試合を決めた3つのポイント】
①ロメロ7回3安打1失点と好投した。序盤はスライダー中心に緩急を使って打ち取る投球。中盤以降はストレートを増やして相手をうまく打ち取った。次回に期待がもてる。
②8回髙部が同点となるセンター前タイムリー。積極的なバッティングが良かった。
③M打線中軸の不調が目立った。モイネロから同点に戻すがそこまで。2安打ではなかなか勝てない。
2022年3月30日(水)
ロッテ対ソフトバンク2回戦 ZOZOマリン
3 対 4 でソフトバンクの勝ち
勝ち: 藤井 S 森 負け:鈴木昭
小島は2回3連打で2点を失った。
マリーンズは3回髙部が犠牲フライで1点返す。
4回は平沢の犠牲フライとS甲斐が悪送球で逆転。
しかし7回鈴木昭が満塁から四球を続けて2点取られ逆転された。
【試合を決めた3つのポイント】
①小島6回7安打2失点と好投。
柳田の打球・三森の打球が体に当たるなど災難の日。崩れることなく落ち着いて試合を作ったのは流石だった。
②岡がセンターへのヒットを後逸。鈴木昭がフォアボールで自滅。ミスで相手に流れを与えた。
③小沼が一軍初登板・2回1安打無失点の好投。福田光輝代打出場でマルチ。
初登場選手が活躍、今後に期待。
2022年3月31日(木)
ロッテ対ソフトバンク3回戦 ZOZOマリン
1 対 3でソフトバンクの勝ち
勝ち:大関 S 又吉 負け:美馬
美馬5回4安打2失点粘投するも、S大関の前に打線はエチェバリアのソロのみ。
5回以降は小刻みな継投も国吉が追加点とられた。
打線がSリリーフ陣の前に沈黙、3連敗を喫した。
【試合を決めた3つのポイント】
①美馬5回4安打2失点と粘投。ストレートの制球に苦しむが、変化球を駆使して2失点に抑えた。
②マーティンが初ヒット、6回レフトにヒットでマルチ。今後に期待。
③打線が低調。チャンス作るも点が取れなかった。
マリーンズで良かった選手(MVPs) :カード成績を勝手に評価
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
---|---|---|---|---|
(投手陣) | 〇△▲ | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
ロメロ | 7回2安打1失点の好投。 | ー | ー | 〇 |
小島 | ー | 6回7安打2失点と好投。アクシデントに負けず。 | ー | 〇 |
美馬 | ー | ー | 5回96球4安打2失点の粘投。 | △ |
東條 | いいボール投げてたが‥ | |||
鈴木昭 | 3四球。押し出しで2点献上。 | |||
小沼健太 | 一軍初登板、2イニング1安打無失点の好投 | △ | ||
小野 | 6回1イニングを無失点 | |||
廣畑 | プロ初登板で7回1イニングを無失点。 | |||
国吉 | 8回にタイムリーで1点。 | |||
佐藤奨真 | 9回1イニング無失点。 | |||
益田 | 9回1イニング無失点。 | |||
西野 | 勝負勘が戻っているか? | |||
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
(野手) | 〇△▲ | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
髙部 | 8回同点となるセンター前タイムリー | 積極な打撃。3回犠飛で貢献。粘りもあり。 | 1回セカンド内野安打。肩も魅せた。 | 〇 |
マーティン | 空振りが目立った。 | 4回今季初ヒット6回もヒットでマルチ。2盗成功。 | △ | |
中村奨吾 | 5回ヒット、2盗成功。 | |||
レアード | ||||
佐藤都(捕手・ファースト) | 初ヒット、打撃では存在感も捕球は改善みられず後逸あり。 | マルチ。打撃でみせる。 | 〇 | |
山口航輝 | ||||
エチェバリア | 外角のボール球に手が出る? | 5回レフトに1号ソロホームラン。 | ||
藤岡 | ||||
岡 | センターへのヒットを後逸は痛い。 | |||
柿沼 | ライトへ初ヒット。 | |||
松川 | 6回走者中村晃をセカンドで刺した。(プロ初盗塁阻止) | |||
平沢 | 犠飛で初打点で貢献もヒットなしは寂しい。 | |||
三木 | 10回フィルダースチョイス。相手が好走塁。 | |||
池田 | 初スタメンいい当たりあり。4回初エラー。 | |||
福田光輝 | 代打でマルチ安打は立派。才能を見せた。 | チャンスで代打登場も2打席凡退。 | △ | |
小川 | ||||
和田康士郎 | ||||
菅野 | 初出場初ヒット。 | |||
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
3連戦まとめ
2022年3月29日~3月31日
2022ロッテ対ソフトバンク1-3回戦
対ソフトバンク 0 勝 3 敗 ロッテこのカードを3連敗した。
【感想】
初戦は、石川のテンポのいい投球を崩せず5回まで無安打無失点に抑えられた。
西野が10回ピンチ招くと決勝タイムリーを打たれた。
まだ勝負勘が今一つか。ソフトバンクの方が打線に粘りがあった。
2戦目は、和田の投球を中盤に連打で崩すも、自軍のエラーとフォアボールで自滅。
ソフトバンク選手はいつものメンバー、一方Mはメンバーも固まらず。
M打線も投手も定まらず、守備力で弱さを見せ相手に勝利をプレゼントした。
終盤に逆転したかったというのは結果論、強力なソフトリリーバー相手に簡単にひっくり返せない。
*4回にレアード・佐藤都・岡連続安打で満塁のチャンスを作った。
髙部の犠飛を呼んだ。打線がつながってきたのは良かった。
3戦目は、美馬が柳田にタイムリーを打たれて2点リードされるも多彩な変化球で5回まで投げた。
打線は大関の前に沈黙。
5回エチェバリアがソロHRで一矢報いるも、ソフトリリーフ陣の前に打てず。3点敗を喫した。
「3戦とも接戦をものにできなかった。終盤に崩れた。」
ロッテに課題が見えたというよりも、選手(野手とリリーフ)に元気が無かった。
日替わりで選手かえるもオープン戦で活躍した選手が登場。
ロッテは実戦で選手を試しながら1年間使える選手をセレクトしているように見えた。
良くも悪くも「井口イズム?」全開!
成果としては、2戦目に小沼・福田が活躍した。3戦目廣畑がプロ初登板で1回を無失点。池田サードで初スタメン経験を積んだ。
その点では昨年のシーズン頭と同じだが、今年は同じにやっていると遅れをとりそう。
なぜなら昨年はソフトバンクに3連敗して劣勢も、ソフトに戦力の不安があったから。
だからマリーンズがシーズン中盤以降に対ソフトいい勝負が出来た。
しかし今年のソフトバンクは違う。「控えの野手(上林・中村晃・牧原など)の層の厚さ」「リリーフ陣とクローザー(津森・モイネロ・又吉・森)の厚み」を強く感じた。
マリーンズが一年間どう戦うのかチーム戦略を考えているうちに、ソフトバンクのスタートダッシュで離されないといいのだが。
マリーンズの先発陣(ロメロ・小島・美馬)は頑張っていた。
打線は主軸に当たりが無く、その他の選手もカバーする力はなかった。
ミスも痛かった。
リリーフ陣は欠員から経験者や新戦力を使うもうまく機能せず。
終盤に不安があることを露呈してしまった。
ソフトバンクも前カードの好調さを維持、落ち着いたゲームを見せた。
マリーンズは昨年活躍の戦力が数名欠けているので仕方ないとはいえ、攻めが淡白、リリーフも踏ん張れず。
3戦ともに弱い時の千葉ロッテを連想させる負け方だった。
ただ新戦力が登場し経験を積んだ。着々と芽を出しつつあるのも確か。
レギュラー陣も次第に調子を上げるはず。
井口監督も他のチームで帳尻はあわせてくると思うが、ソフトバンクに3連敗は避けたかった。
(対ソフトバンク戦でマイナススタートはいたい。(~_~;)
*最後までお読みいただきありがとうございました。あくまで個人的な意見です。