22日現在西武は首位。ロッテはここまで対西武戦10勝9敗と勝ち越している。
他のチームの対戦成績はオリックス(8-11)楽天(9-10-1分)ソフトバンク(5-12)日本ハム(9-7)。
ロッテは5位で借金は6。
残り試合も三十数試合と少なくなってきた、パリーグは力が拮抗しているので一つ一つが勝負。
これ以上は離されたくないところ。
首位西武を追いかけているのはソフトバンク。ソフトバンクは離脱者が出る中、新戦力で健闘している。どこも僅差で必死の戦いなので最後まで粘って欲しいです。
2022年8月23日(火)
ロッテ対西武20回戦 ZOZOマリン
4 対5 で西武の勝ち
勝ち: 高橋光 S増田 負け: 石川
初回石川は制球が今一つ、ボールも若干高かった。
先頭外崎をフォアボールで出すと源田がヒットで1・2塁、
森が送って1アウト2・3塁から呉がセンター前にタイムリーヒットで西武に2点先制される。
マリーンズも裏に荻野がフォアボール選び髙部が死球でノーアウト1・2塁に、
3番中村奨の送りバントが強かった、サードからファースト渡ってWプレーになった。
高橋制球よくなかったが、この回チャンスを逸した。
4回は栗山が甘く入ったボールをセンターにタイムリーで1点追加。
マリーンズも4回1アウト満塁のチャンスもマーティン茶谷が凡退。
反撃を試みるがチャンス作るもモノにできない。
5回は外崎にタイムリーうたれた。
石川は5回8安打4失点と不本意な投球だった。
6回は佐々木千が登板、栗山にうまくタイムリー打たれた。
マリーンズの反撃は6回。
山口航輝がレフトにヒット、安田がライトへヒットで1アウト1・3塁のチャンスをつくる。
井上がライトへタイムリー2ベースを打って2点返した。
8回は山口航輝のヒット、安田の2ベースで1点差につめよったが、西武も小刻みな継投で防戦。
*9回は増田が登板して無失点に。
序盤に点をとっておきたかった。
ベテラン栗山の2度のタイムリーは、もう少し厳しくいきたかった。
マーティンが4打席3三振とブレーキになってしまった。
2022年8月24日(水)
ロッテ対西武21回戦 ZOZOマリン
5 対 2でロッテの勝ち
勝ち:唐川 Sオスナ 負け:隅田
美馬がストレート・カット・シュート・スライダーを駆使。
要所を締める投球で西武打線を抑えた。
Mは平井から初回1アウト1・3塁のチャンス、2回も満塁のチャンス作るも攻めきれなった。
4回福田秀平がライトへヒットで出塁すると2盗成功。
小川がフォアボール選び、松川が相手エラーで出塁し満塁のチャンス作った。
続く荻野がレフトに先制タイムリー、髙部がレフトに犠飛で2点を入れた。
平井の制球の乱れから得点につなげた。
5回外崎のソロで1点差に。
6回途中から西野が登板、調子よかったが、コントロールミスで真ん中に入ったボールを中村剛也にソロHRで同点にされた。
7回は唐川が登板、ランナー出すと森にライトに大飛球を打たれる。
ここでライト福田秀平がフェンス直撃で森の飛球をファインプレー。
返球もセカンドに送り源田をWプレーでさした。
(福田はケガで退場)福田が体を張ってピンチを防いだ。
7回裏中村奨吾がヒット、山口がフォアボール選び1・2塁とする。
ここで井上が左中間フェンス直撃のタイムリー2ベースで勝ち越した。
8回はゲレーロの160kストレートがうなりをあげた・3者2三振の好投。
裏に中村奨吾がセンターへ貴重な追加点をたたき出した。
最後は新守護神のオスナが9回を無失点にかたずけてマリーンズが勝利した。
7回福田のライトフェンス激突のファインプレーに燃えた。
その裏井上がチャンスに勝越しの2点タイムリー。
久々に気持ちの入ったゲームだった。
2022年8月24日(木)
ロッテ対西武22回戦 ZOZOマリン
6 対 5でロッテのサヨナラ勝ち
勝ち:オスナ 負け:増田
2軍で活躍した鈴木昭が昇格して先発のチャンス。
鈴木は初回先頭外崎に甘いボールをソロHRで先制された。
2回はヒットフォアボールで2アウト2・3塁から若林にタイムリーで2点目、
4回もフォアボールからヒットで失点。制球が今一つで自分のペースに持ち込めなかった。
途中から廣畑がリリーフ。5回は源田にソロホームランで失点。
一方L松本航の立ち上がりマリーンズは1アウトから髙部の2ベースを生かせない。
2回以降ストレート変化球共にきまって調子を上げた。
ストレートに力もあり5回まで2安打無失点とおさえた。
6回は岩下が復帰後、今季1軍初登板。
ストレート・フォークもしっかりと決めた。
6回7回を無安打で無失点に抑えた。
マリーンズは6回先頭小川がライトスタンドに飛び込むアーチをかけた。
嬉しいプロ初ホームラン。おめでとうございます!
このホームランがマリーンズ打線に火をつけた。
2アウト後中村奨がレフトに2ベースで出塁すると、山口航がセンターへタイムリーで2点目をいれる。
7回には佐藤都が変化球を完璧にとらえたソロで3点目。
目の覚めるような打球がライトスタンド中段に突き刺さった。
8回ゲレーロが栗山に痛い一発浴びるも、
その裏マリーンズは髙部中村奨が連続ヒットで無死1・3塁から山口がセカンドへのタイムリー内野安打で加点。
代打三木がデットボールで満塁から、井上が低めをセンターへ犠飛をうちあげて5点目をたたき出す。
つないで同点に追いついた。
*6回8回チャンスに山口航輝が2度のタイムリーは集中力があり、
勝負強いバッティングだった。
9回マリーンズはオスナを投入。3人でおわらせた。
しっかり抑えて相手に流れを渡さない。
ライオンズ9回は増田が登板、辻監督も引かない。
1アウト後髙部が左中間を破る3塁打で出塁すると、西武は中村奨と和田を申告敬遠にするという賭けに。
次打者は三木、2ストライクと追い込まれるもボールに食らいついた。前進守備のショートにゴロに内野安打を打って髙部をホームに返した。マリーンズがサヨナラ勝した。
髙部が切り開いたチャンスを三木がしっかり決めた、二人が気持ちで打った。
マリーンズで良かった選手(MVPs):カード成績を勝手に評価
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
---|---|---|---|---|
(投手陣) | 〇△▲ | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
石川 | 5回8安打4失点 | |||
美馬 | 5回4安打1失点と好投 | ◎ | ||
鈴木昭 | 3回と2/3を4安打3失点と乱調。 | |||
佐々木千 | 6回1イニング1失点。 | |||
西野 | 7回1イニング無失点。 | 6回1イニング1失点。 | ○ | |
田中靖 | 8回1イニング無失点。 | |||
唐川 | 9回1イニング無失点。 | 7回1イニング1失点。 | ||
廣畑 | 4回1/3と5回を1失点。 | |||
岩下 | 6-7回無安打無失点。 | ○ | ||
ゲレーロ | 8回1イニング1失点。 | 8回1イニング1失点。 | ||
オスナ | 9回1イニング無失点。 | 9回1イニング無失点。 | ◎ | |
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
(野手) | 〇△▲ | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
荻野 | 4-1 | 4回レフトに先制タイムリー。8回送りバント成功。 マルチ。 | △ | |
髙部 | 初回2ベースで出塁すると3盗成功。 4回レフトへ犠飛。 | 2回センター前ヒットをホームに好返球で刺した。8回はヒットで起点に。 9回3塁打でサヨナラのチャンス作った。 猛打賞。 | ◎ | |
中村奨吾 | 4-1 初回バント失敗でWプレー。 | 初回2盗成功。 8回タイムリーで貴重な追加点。 | マルチでつなぎ。 | △ |
山口航輝 | (4指)6回ヒットで起点に。マルチ | 4-1 | 6回8回チャンスで2度のタイムリー。 マルチ。 | ◎ |
レアード | 代打 | 代打 | ||
安田 | (5三) 6回ヒットでつないだ。8回センターへタイムリー。マルチ | (5三) | (5三)3-0 | |
井上 | (6一) 6回1・3塁でライトに2点タイムリー。 | 7回勝越し左中間2点タイムリー。マルチ。 | 8回犠飛で同点に。 | ◎ |
マーティン | (7右) | ー | ー | |
福田秀平 | ー | (7右) 4回ヒットで出塁すると2盗成功し起点に。 7回ライトフライを好捕・ファインプレーでチームを救った。(怪我で退場) | ー | ○ |
菅野 | 6回代打でライトへタイムリー。 | ー | (7右) | |
茶谷 | (8遊) | ー | ー | |
小川 | 代走-遊 | (8遊) | (9遊) 3回送りバント成功。 6回プロ初ホームラン。7回2盗成功。 | ○ |
佐藤都 | 代打 | ー | (8捕) 7回ライトへソロホームラン。マルチ。 | ○ |
松川 | (9捕) | (9捕) | ー | |
岡 | 右 | 代走 | ||
三木 | 遊 | ー | 代打-三。 9回満塁でサヨナラ内野安打。 | ◎ |
和田康士郎 | 代走 | |||
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
3連戦まとめ
2022年8月23日~8月25日
2022ロッテ対西武20-22回戦
対西武 2勝 1敗 ロッテこのカード勝越した。
【トピックと感想】
初戦石川は序盤からコントロールに苦しんだ。
打線はランナー出すも高橋光を攻めきれない。
徐々に追い上げるがLの細かなリリーフ交代に同点に追いつくことが出来なかった。
打線のつながりが今一つだったが井上が広角打法でタイムリーは流石。
最近の負けパターンだった。山口航と安田に当たりがあるのが救い。
2戦目は美馬が粘りの投球で試合を作る。
西野が登板で同点に追いつかれたが、
中軸が活躍してゲームをひっくり返した。
福田秀平のファインプレー、井上のタイムリーがチームを救った。
中堅の二人がしっかりと仕事をすれば勢いもでてくる。
出場機会に恵まれなかった二人が、この終盤にきて存在感をみせた。
ベテランの活躍が選手をまとめる力になった。
3戦目は鈴木昭にチャンス登板も制球も乱れあり活かせなかった。
中盤にリリーフ陣が西武の追加点を防いだ。
6回小川のプロ初ホームランが口火となり、終盤に追い上げた。
最後は好調髙部がスピードスターの力で3塁打をもぎ取ると、
三木が食らいついてサヨナラをきめた。
故障から復帰の岩下が2回を無失点と順調な復調を見せた。
*中盤までは負けパターンだったが、終盤に追いついて勝利した。
山口航輝が結果を残した。
先日に続き井上がしっかりと仕事をした。
【やはり髙部】
9回は三木のタイムリーも渋かったが、そこまでのお膳立てをした「髙部」が素晴らしい。
前回のヒロミナイトに続いて土壇場でのリードオフマン、
今回も気持ちの強さ・逆境での強さを証明した。
2回センター前ヒットをホームに好返球、2塁走者をホームで刺したファインプレーも素晴らしかった。
【注目ポイント】
この3連戦は、珍しく1番から6番までのスタメンに変化が無かった。
これは今季初のことで意外だった。
中村奨から山口へ安田でつないで井上が返す流れが見えた。
スタメンが変わらなかったからという訳ではないだろうが‥。
山口や安田の活躍や井上のチャンスでのタイムリーは、観ていてとても嬉しかった。
8安打-10安打-11安打とマリーンズは打線が上向きになってきた。
『これ以上離されない』
負けられない試合に「執念の守備」と「意地の打撃」がみられた。
***2戦目7回、福田秀平の体を張ったファインプレーに選手の気持ちが一つになった。
その回裏のチャンスの場面、井上晴哉の目つきが変わっていた。
俺が打たないで誰が打つ***
3戦目の同点で迎えた9回、最終回に髙部が気持ちの入ったバッティング、
「3塁に進めばより点が入りやすい」、左中間を破ると髙部は迷わず3塁を陥れた。
積極的なバッティングは、ベンチで控えていた選手にも伝わった。
中村奨・和田が申告敬遠でLが満塁策をとるなか、次打席の三木は強い覚悟があった。
“俺がお立ち台に立つ”
しかしL増田の変化球に、2球で2ストライクと追い込まれた。
絶体絶命の場面3球目を必死で食らいつきショートゴロ。
源田も素早い返球も髙部が一瞬早かった。
ヘッドスライディングでサヨナラのホームに滑り込んだ。
「普段氷をかけている」三木が氷にまみれた。
気持ちの入った一打にZOZOマリンは熱くなった。
まだ選手は諦めていない、そう確信した試合だった。
*個人的な意見も入っていますので注意してくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。