楽天は25勝10敗で首位。千葉ロッテは15勝23敗の5位。
初戦は20イニング連続無失点記録中の田中将大。
前回登板でやられているのでやり返したいところだが‥。
*打線がいまひとつ乗り切れていない。
故障離脱選手も上に来るにはもう少しかかりそう。
下位で活躍する選手が出ているので、上位が活躍することで調子を上げていきたい。
2022年5月17日(火)
ロッテ対楽天9回戦 ZOZOマリン
6 対 3でロッテの勝ち
勝ち: 佐々木千隼 S 益田 負け:田中将大
石川は制球に苦しんだ。初回ヒットフォアボールで出塁されるとタイムリーで先制された。
ボールが今一つコントロールできず楽天打者に打たれた。
マリーンズは2回田中から岡・エチェバリアヒットで1・2塁から、中村奨吾がセンター前にタイムリーヒットで同点に。しかしその後もチャンスを作るが得点できず。
一方石川は4回連打でノーアウト満塁とされると、セカンドゴロの間に1点、エチェバリアが1塁悪送球で2点目を取られ勝越しされる。
M打線は6回まで田中にうまく打ちとられた。
田中がコースに決めて、あと一本が出なかった。
7回は佐々木千隼が登板し3者をアウトに切って取る。
その裏、岡が田中の甘いボールをレフトにソロ。
エチェバリアヒットで出塁も柿沼がおくれなかったが。
髙部が粘ってインコースをショートにゴロを転がして内野安打で1アウト1・2塁に。
次打者中村奨吾がセンター前に落ちるポテンヒットで1点返して同点にした。
ここで佐藤がレフトにうまく流した・勝越しのタイムリーを打った。
なおも代打山口航輝がライトにタイムリーで2点追加した。
5連打で一挙5点取って田中を降ろした。
8回は西野が登板し無失点に。9回は益田も無失点とリードを守り切ってマリーンズが勝利した。
【試合を決めた3つのポイント】
①石川6回8安打3失点と制球に苦しんだ。
調子が今一つも中盤までかわしてゲームを壊さなかった。
②打線に粘りとつながりがあった。
終盤に髙部・中村奨吾が田中の変化球をしぶとくヒットにした。
後続山口航輝もライトへ流し、タイムリーで応えた。
③7回佐々木千隼が登板し好投。
相手打線を無失点に抑えゲームを落ち着かせた。
8回西野・9回益田が無失点リレーでしめた。
西野は低めにコントロールが良かった。
益田も球に勢いがあった。
2022年5月18日(水)
ロッテ対楽天10回戦 ZOZOマリン
1 対 0でロッテの10回サヨナラ勝ち
勝ち:東條 負け:酒居
2戦目も初戦と同じスタメン。5番マーティン6番安田選手の活躍に期待したい。
小島ストレートに伸びがあった。
スライダー変化球も丁寧に低めにコントロールしゴロアウトも多かった。
3回先頭の辰己に3塁打、太田にフォアボールで1・3塁のピンチ背負うも、西川・黒川を打ち取って難を逃れた。
E先発は涌井。
ストレートスライダーを低めにコントロールしてM打線にヒット1本と好投した。
涌井は4回に中村奨吾のピッチャーゴロを手に当てて石橋に交代。
しかし攻略は出来ず。
M投手陣も小島が中盤まで伸びのあるストレートに変化球が冴えて無失点。
リリーフ陣もゲレーロ益田が無失点に抑えて延長に持ち込んだ。
10回は東條が登板。
2ベースに打たれライトマーティンの後逸から3塁へ進まれた。
東條は1アウト3塁という絶体絶命の場面になるも、銀次・西川を抑えた。
素晴らしい投球だった。
延長に入りマーティンがやってくれた。
酒居からライトスタンド上段に「サヨナラ2号ホームラン」、一振りで決めた。
エラーを帳消しにする完璧なホームランだった。
これをきっかけにしたい。
【試合を決めた3つのポイント】
①小島7回4安打無失点と好投。
前回登板の借りを返すも打線の援護なし。
②マーティンが10回サヨナラ2号ホームラン。
浮いたボールをライトスタンドへ、一振りで決めた。
③10回東條が1アウト3塁という絶対的なピンチ背負うも、落ち着いて後続をきった。
リリーフ陣(ゲレーロ・益田・東條)が無失点に抑えた。
2022年5月19日(木)
ロッテ対楽天11回戦 ZOZOマリン
2 対 7で楽天の勝ち
勝ち:岸 負け:佐々木千隼
岸と河村の対戦。
河村は今季2登板で2勝と勝ち運を持っているので今日も期待。
マーティンが3番に、7番レフトに福田秀平、9番サードで安田がスタメン入り。
河村はストレートスライダーにコントロールがあり早めに追い込めた。
フォークボールが今一つで粘られ2回四球2個で1・2塁のピンチも後続をきった。
先制したのはマリーンズ、2回にレアードが左中間にソロホームランを放った。
4回にはマーティンが右中間に飛び込むソロホームランで2点目。
イーグルスは5回西川がソロホームランで1点返した。
河村が6回も登板。
3安打1失点とゲームをつくる好投をした。
7回は佐々木千隼が登板。
鈴木大地にいきな2ベースを打たれた。
山﨑に送りバントで3塁に進められる。代打銀次にフォアボール・西川にもフォアボールで満塁に。
武藤にもフォアボールで押し出しで同点になった。
浅村は三振に取る。
が次打者島内にもフォアボールで押し出しで勝ち越された。
粘られたとはいえストレートが大きく抜けるなど制球に苦しんだ。
満塁で小野にスイッチするも、マルモレホスに甘く入ったボールをライトに満塁ホームラン。
これで勝負があった。
8回は小沼が登板し無失点に、9回は八木が3三振に抑え好投した。
【試合を決めた3つのポイント】
①河村6回3安打1失点の好投。
持っている男がしっかりと投げゲームを作った。
②7回佐々木千隼がうまく制球できず逆転された。
満塁で登板した小野も被弾してゲームを決められてしまった。
③レアード・マーティンがソロホームラン。
久しぶりの揃ってホームランも空砲になった。
マリーンズで良かった選手(MVPs) :カード成績を勝手に評価
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
---|---|---|---|---|
(投手陣) | 〇△▲ | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
石川 | 6回8安打3失点とゲームを壊さなかった。 | △ | ||
小島 | 7回4安打無失点と好投。素晴らしかった。 | ◎ | ||
河村 | 6回3安打1失点と好投 | 〇 | ||
西野 | 8回1イニング無失点。 | |||
小野 | 7回満塁で登板、HRを打たれた。 | |||
東條 | 10回1イニング無失点。 初勝利。 | ◎ | ||
佐々木千隼 | 7回2/3イニング5失点と乱調。 | |||
ゲレーロ | 8回1イニング無失点。 | |||
益田 | 9回1イニング無失点。 | 9回1イニング無失点。 | 〇 | |
小沼 | 8回1イニング無失点。 | |||
八木 | 9回1イニング無失点。 | |||
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
(野手) | 〇△▲ | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
髙部 | 7回内野安打でつなぎ。8回ヒットで2盗成功。マルチ。 | 〇 | ||
中村奨吾 | 4回同点タイムリー2盗成功。 7回レフト前にしぶとくヒット。 猛打賞で2打点。 | ◎ | ||
佐藤都 | 7回流し打ちで勝越しタイムリー。マルチ。 | 初回に1安打。 | (捕)6回ライトへ3ベース。 | ◎ |
レアード | 2回レフトに先制ソロ。マルチ。 | 〇 | ||
マーティン | 10回表ライト線ヒットを後逸。 10回サヨナラホームラン。 | 4回右中間にソロホームラン。マルチ。 | ◎ | |
安田 | 7回に1安打。 | 9番(三) | ||
岡 | 7回レフトにソロホームラン。マルチ。 | 〇 | ||
福田秀平 | (左) | |||
エチェバリア | 4回ファースト送球ミス。 | |||
松川 | 3回送りバント失敗。 | |||
山口航輝 | 代打、7回2点タイムリーで追加点。 | △ | ||
柿沼 | 7回送りバント失敗。 | |||
小川 | 代走 | |||
和田康士郎 | ||||
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
3連戦まとめ
2022年5月17日~5月19日
ロッテ対楽天 9-11回戦
対楽天 2 勝 1 敗 ロッテこのカード勝越した。
【トピック】
初戦は、石川が我慢の投球で崩れることなくゲームを作る。
打線が中盤まで田中に対してチャンスをものにできない。
細かなミスもあり、前回に続き田中のペースで終了してしまうのかと思われたが、
佐々木千隼が登板で流れがかわる。
7回髙部・中村奨吾・佐藤が繋いで同点に。
集中してつないだ。
山口もタイムリーで勝越しすると、8回西野・9回益田がリレーで逆転勝利した。
岡のソロがチームを勇気付けた。
髙部・中村奨の粘りが素晴らしかった。
何より佐藤がしっかりとタイムリーで応えたのが良かった。
まさしく食らいついたヒットの連続だった。
かっこよくないが気持ちで必死につないだ。
Mにミスもあり、田中がかわそうとするところを最後につかまえた。
結局チャンスで佐藤が意地を見せた。
勝負強さを発揮やっと決められた。
またも佐藤は頼りになる男だった。
(他にも打つべき人はいたが‥)
2戦目は4回まで涌井の好投の前にゼロ。
E投手は石橋に交替もチャンス作れず。
M投手陣も小島が中盤まで好投を続けて無失点。
リリーフ陣が無失点に抑えて延長に持ち込んだ。
9回裏は上位打線がE松井に三者連続三振に抑えられる。
嫌な雰囲気の中、延長10回マリーンズは東條が登板。
武藤にライトに2ベースに打たれマーティンのファンブルから3塁へ進まれた。
1アウト3塁という絶体絶命の場面で、代打銀次と西川を抑えたのは素晴らしかった。
今までは延長に入ると一本が出ないマリーンズだったが、今回はマーティンが甘いボールを一振りで決めた。
ライトスタンドに飛び込むソロホームランでサヨナラでゲームを終わらせた。
*困った時に出る一発ほど皆を勢い付けるものはない。
マーティンにとっては2本目のホームランで、「まだこれから」と活躍を誓った。
小島は前回以上の投球だったが勝ちには恵まらなかった。
ストレートの伸びは昨年完封したレベルに戻りつつある。
十分に活躍を期待させる登板になった。
3戦目は勝利運を持っている男「河村」が登板。3連勝を狙った。
河村はストレートスライダーにコントロールがあり早めに追い込めた。
フォークボールも決まりだして西川のソロHRの1失点に抑える好投。
2回裏にレアードが先制のホームラン・いい当たりだった。
4回はマーティンがソロHR。
両外国人がアベック、ホームランで先行。
7回は佐々木千隼が登板。ヒット打たれランナー背負ってフォアボール。
さらにボールが抜け始めた。
フォアボールで満塁にすると2回フォアボールを出した。
押し出しで2点献上し逆転された。
満塁で小野が登板、火消しを期待されたがマルモレホスに甘いボールを満塁ホームランされた。
佐々木千隼が誤算だった。
打線は岸の前にソロホームランで2得点も、ヒットは散発、うまく打たされた。
【感想】
・初戦は髙部が中村奨吾が佐藤が必死につないで得点につなげた。
・2戦目は小島の好投にゲレーロ・益田とつないで東條も必死になって続いた。
・10回のマーティンも必死でHRを打った。
・3戦目は河村がマイペースに好投。レアードがソロで先制。
・マーティンが必死に打ち連夜のHR。
初戦の「必死さ」が2戦目の必死さにつながった。
三戦目はおとすもカードの勝ち越しができた。
気持ちが結果に結びつくのは、集中力がでてきた証拠。
レアードの振りも鋭くなり、マーティンも連夜のHRで上向き。
選手個々の打撃はまだら模様だが、繋がりも出てきた。
投手陣は佐々木千隼に調整不足はあったにせよ、全体的に安定感はある。
マリーンズのエンジンが回り始めたのは確か。
「復活の兆し」がみえてきた。
これからが勝負!といえるまでもう少しだ。
*最後までお読みいただきありがとうございました。