佐々木朗希完全試合達成-13者連続奪三振-2022ロッテ対オリックス1-3

3連戦まとめ:佐々木朗希の完全試合で勝越し!

2022年4月8日~4月10日
ロッテ対オリックス1-3回戦
対オリックス 2 勝 1 敗  ロッテこのカード勝越した。

【トピック】

初戦は石川が好投を続けて、終盤打線が山岡を攻略した。
佐藤都がチャンスメイクして、マーティンが初球をライトスタンドに仕留めた。
佐藤・マーティンともに集中していた。
石川がピンチにも動ぜず。丁寧な投球を続けた。松川との息もピッタリだった。
これで開幕以来23イニング無失点。素晴らしいの一言だった。

2戦目は小島が好投も5回の一発での3失点に泣いた。
佐野にボールが少し甘く入った。この3ランHRはもったいなかった。
M打線は山本を粘り強く攻めたが、要所をしめられ得点できず。

小島の後は鈴木昭が登板、またも制球が安定せずランナー貯めると、追加点を取られた。
Mは8回かわったBビドルを攻めるも得点できず。
マリーンズは10安打打つもタイムリーが出なかった。

3戦目は、佐々木朗希が3戦目にして実力を発揮しオリックスを圧倒した。
初回から160k超のストレートが走りフォークが鋭く変化・緩急も使って三振の山を築いた。

打線は5回チャンスにレアード・エチェバリアがタイムリーでリードを広げる。
さらに満塁から松川が走者一掃の2ベースでゲームを決めた。

佐々木朗希の160kの速球は最後まで衰えなかった。
連続奪三振を13に塗り替えた。
1試合の奪三振記録19に並んだ。
そして「完全試合」達成と驚きしかなかった。

【感想】

M先発投手1・2戦は中盤まで投げてゲームを作った。
特に石川が素晴らしかった。ここまで3試合登板して23イニング無失点と続けている。
リリーフ陣も佐々木千隼が戻ってきた。益田も徐々に本格モードに。
鈴木昭が心配だが‥。

マーティンが初戦はHR、2戦目は犠飛とチャンスに結果を出す。
ボールも上がり始めて調子も上向き。

レアードもコンスタントに打っている。
エチェバリアも
藤原も2戦目に猛打賞とのってきた
チームに勢いが出せる選手なので大いに期待したい。

3戦目登板した佐々木朗希のプロ初完投にして「完全試合」達成が衝撃だった 。

佐々木朗希-ZOZOマリン
佐々木朗希-ZOZOマリン

160k超のストレートを連発するのも凄いのに、高速フォークの変化も鋭く三振の山を築いた。
緩急をつけたスライダーや意表をつくカーブを混ぜるなど的を絞らせなかった。

佐々木朗希がストレート・フォークのコンビネーションだけでなく、他の球種も自在に扱った。
オリックス打者をまよわせた。空振り三振だけでなく見逃しも多かった。
ゾーンでの勝負を意識したそうだが、それも自分の持ち球を理解してコントロールよく投げる自信があればこそ。

特に吉田正尚に対しての投球は素晴らしかった。
初打席はフォーク・2打席目にはカーブで緩急を使う。3打席目は一転してストレートで入るなど球種を変えた。
狙い球を絞らせないことで三振の少ない吉田正から3打席3三振をとった。

試合を通して佐々木朗と松川の相性の良さが見えた。
佐々木朗は160kのストレートをゾーンに決めると、打者の外角をかすめるように落ちる高速フォークで空振りを取る。高低の変化にプラスしてベースの幅をうまく使うコントロールが素晴らしかった。
さらにスライダー・カーブなど緩急を加えて相手の狙いをはずす。
ボールを意識させたらストライクゾーンから左右に外すことで、さらに相手を翻弄し続けた。

ストレートとフォークだけの配球では限界がある。
佐々木朗希が各球種を自在にコントロールしていたのには非常に驚いた。
松川も頭を使って佐々木朗の良さを引き出していた。
さらに松川はリードだけでなく打撃もパワフル。低めをセンター奥に運び佐々木朗を援護した。

佐々木朗希の素晴らしい投球と松川のクレバーなリードが、28年振り「完全試合」の扉を開いた。

佐々木朗希が今季本格ローテ入り3度目の登板で、はやくもエンジン全開。
「完全試合」を達成、NPBに歴史をつくった。

これからどういうキャリアを残すのか?想像もできない。
しかしホント味方で良かった。

佐々木朗希は入団時からあれこれ言われたが、
千葉ロッテの「佐々木朗希」育成方針が間違ってなかったことを、彼自身がその『圧倒的なパフォーマンス』で証明した。

対山本由伸での敗戦は残念だが、3戦目を佐々木朗希で勝って、結果的には勝越し
今年は2戦目まで1勝1敗で行けば「絶対エース」がいるので、
カードの勝ち越しも増えるし、連敗も少なくて済む。

他の5球団にとって好投を続けるマリーンズ先発投手陣は非常にやっかい。
そして今回の『佐々木朗希の快投』は他の5球団を震撼させた。

先発投手が揃っているので、「勝ち星の計算が出来る」のは昨年と大きく違う所。
「頂点をつかむ!」期待が確信に変わりつつある。

*最後までお読みいただきありがとうございました。