ロッテは対オリックス戦は、ここまで8勝14敗で負越し決定している。
昨年はいい勝負していただけに、今年は力負けが目立つ。
現在のオリックスの調子の良さは悔しいばかりだ。
(オリックスの選手層が昨年より厚くなっている)
ZOZOマリンで1試合、1日空けて京セラドーム大阪での試合。
勝って対戦成績を良くしたいところだが、オリックスは首位争いの中、ソフトバンクと3連勝と波に乗る。
やはり勝つのは簡単ではなさそうだ。
対オリックス23(ZOZOマリン)
オリックス対ロッテ24(京セラドーム大阪)の結果
2022年9月20日(火)
ロッテ対オリックス23回戦 ZOZOマリン
6 対 3 でオリックスの勝ち
勝ち: 比嘉 S山﨑 負け: 西野
2022年9月22日(木)
オリックス対ロッテ24回戦 京セラドーム大阪
5 対 13 でロッテの勝ち
勝ち:美馬 負け: 山岡
2022年9月20日(火)22日(木)
ロッテ対オリックス23、オリックス対ロッテ24
対オリックス 1敗 のち 1勝
マリーンズで良かった選手(MVPs):カード成績を勝手に評価
選手名 | 初戦:ZOZO | 2戦:京セラドーム | MVPs |
---|---|---|---|
(投手陣) | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
佐藤奨 | 4回と2/3を3安打2失点 | ||
美馬 | 6回6安打1失点の好投。 | ◎ | |
唐川 | 7回1イニング2/3を3失点。 | ||
坂本 | 7回1イニング1/3-8回を1失点。 | ||
岩下 | 5回の1/3を無失点。 | ||
小野 | 6回1イニング1失点。 | ||
東條 | 7回1イニング無失点。 | ||
西野 | 8回1イニング1失点。 | ||
益田 | 9回1イニング2失点。 | 9回1イニング無失点。 | |
選手名 | 初戦 | 2戦 | MVPs |
(野手) | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
髙部 | 4-1 | 猛打賞。 | ○ |
藤原 | (2左)3-1 | 代打指 | |
角中 | (2左) 初回2ベースで切り込んだ。 6回右中間に3ラン、貴重な追加点。 猛打賞。 | ◎ | |
中村奨吾 | 初回レフトにタイムリー。 マルチ。 | ○ | |
安田 | (4三)4-1 | 3-1 | |
井上 | 7回レフトに同点2ラン。 マルチ。 | マルチ。 | ◎ |
荻野 | ー | (6指) 初回フォアボール選び押し出し。 | |
山口航輝 | (7指) 2回ライトにヒットで起点。マルチ。 | 初回先制タイムリー。 4回レフトに2ラン。 7回ソロホームラン。 8回レフトに3ラン。 4打数4安打8打点の大活躍。 | ◎ |
松川 | (8捕) 2回送りバント成功。 | ||
茶谷 | 3回センターへ同点タイムリー。 | マルチ。 | ○ |
岡 | 左 | ||
小川 | 代打-二 | ||
三木 | 一 | ||
和田康士郎 | 代走-右 | 代打-右 | |
柿沼 | 捕 | ||
選手名 | 初戦 | 2戦 | MVPs |
【トピックと感想】
【23回戦は】佐藤奨が登板。藤原が2番レフトでスタメン入り。
佐藤奨は2回に頓宮ヒット太田にフォアボールで2アウト1・2塁から伏見に先制タイムリーで1失点。
M反撃3回山口がライトにヒット、松川が送りバント成功で1アウト2塁から、
茶谷がセンターへタイムリーでマリーンズが同点に追いついた。
しかし5回に太田にライトスタンドにソロホームランで勝ち越された。
さらに佐藤奨はフォアボール2個で2アウト1・2塁に。
ここで岩下がリリーフ、中川を三振にきってピンチ脱出した。
6回は小野が登板。吉田・紅林ヒットで1アウト1・3塁のピンチ迎えたところで、ZOZOマリン上空に鳥が来襲。
思わぬ形で21分間の中断となった。(プロ野球では過去4度しかないとのこと)
数分間の後再開したが太田にレフトにタイムリー打たれた。
7回裏井上が起死回生のレフトポール際にホームラン放ち同点になった。
井上は力がある、流石の同点打だと思ったが‥、
8回西野が吉田正尚にライトスタンドに勝ち越しソロを打たれた。
日本を代表するバッターに甘い変化球をなげた、
普通にフルスィングさせてしまったのはあまりにも軽率な一投だった。
小雨振る中集中力の差が出てしまった。
さらに9回は益田が2失点し完全に勝負あった。
【24回戦は】マリーンズ打線がB山岡を積極的に攻めた。
6番指名打者で荻野が復帰。
1アウト後角中がフェンス直撃の2ベースで出塁、中村奨がレフトへタイムリーで先制した。
安田がフォアボール選び井上がセンター前ヒットで1アウト満塁のチャンスに。
荻野がフォアボール選び押し出し(2点目)。
続く山口が初球を思い切り引っ張り三塁線を破る、2点タイムリーを放った。
M先発の美馬は準備が出来ていた。
好調オリックス打線に投球術で真っ向勝負。
初回先頭福田にレフト前に運ばれる。ここで美馬は1塁牽制の悪送球でランナーを3塁に進めてしまった。
宗にライト犠飛をうたれて先制点をとられる。次打者太田にセンターへヒットで吉田を迎えるも落ち着いて
ファーストゴロWプレーでこの回を抑えた。
美馬2回以降はストレート・カーブを低めに、スライダー・フォーク・カットなど多彩な変化球で打ち取っていく。
山岡も縦スライダー変化球が決まり始めた。美馬は4回1アウト2・3塁のピンチも無失点に抑えた。
両投手の投げ合いになりかけたところ。
4回マリーンズ打線が山岡に襲いかかった。
荻野がレフト前ヒットで出塁すると、「山口航輝」が真ん中に入ったボールをレフトスタンドに2ランを打ちこむ。
レフトスタンド上段に素晴らしい当たりだった。
これで山岡をマウンドから降ろした。
6回は山口がフォアボール選び茶谷がレフトに2ベース、2アウト2・3塁のチャンスに「角中」が右中間に3ランホームランで突き放した。(角中今季第1号HR)
7回は山口航輝がこの日2本目となるソロホームランをレフトにもっていく。(これがチーム10点目)
さらに8回は安田井上ヒットの2アウト1・2塁から、「山口航輝」がこの日3本目となるホームランをレフトに打ちこんだ。
変化球をためてのフルスィング、レフトへもっていくパワーには正直度肝を抜かれた。
7回唐川が登板し野口に2ラン打たれた。坂本も2失点とピリッとしなかった。
9回は益田が無失点に抑えてマリーンズが勝利した。
*美馬の好投がチームを落ち着かせた。美馬は勝つ準備が出来ていた。
23回戦オリックスの集中力は鳥の来襲、小雨にも負けてなかった。
マリーンズとしては終盤での長打(ホームラン)による失点は致命的。
最近西野に限らずホームランによる失点が目立つ。
バッテリー間のコミュニケーション含めて、要因を洗い出して修正し来季につなげてほしい。
*23回戦は太田に何度も打たれて修正できてなかった。
高卒ルーキー松川にすべて任せているわけではないのだろうが‥、先輩がアドバイスなどしてるのか?。
場所を大阪に移しての24回戦は美馬の投球が素晴らしかった。
オリックス打線に勢いをつけさせなかった。
M打線は山岡の立ち上がり、落ち着く前に早いカウントから攻めた。
2番に入った角中が期待に応える。上位がチャンスを作り山口が先制のタイムリー打つと、
その後もチャンスに山口がバットで打点をたたき出した。
「12号2ラン」「13号ソロ」「14号3ラン」これで満塁ホームランが出たら、
ホームランでのサイクル打点達成だった。(日本記録?)
『22日は山口航輝の日』だった。
他の打者も攻撃の手を緩めることはせずマリーンズが大勝した。
角中の3ランも大きかった。(これが第1号とはもったいない)
終盤オリックスもあきらめない、長打での反撃を受けてしまった。
2番手が登板とはいえ点差がある試合、Mリリーフ陣の不安定さを露呈してしまった。
美馬がしっかりと準備、投球術を駆使して抑えただけにその差が歴然だった。
山口航輝が大活躍。『1試合3ホームラン』は20年の「井上晴哉」以来。
『1試合8打点』は三冠王の「落合博満」以来・40年振りのチームタイ記録。
千葉ロッテの歴史に足跡を残した。
*山口が、この試合に負ければ今季リーグ優勝の可能性が完全に消滅するという後がない崖っぷちからチームを救った。
千葉ロッテが長年課題としてきた和製大砲。
「山口航輝」がチーム内の様々な障害を乗り越えて、名乗りを上げた。
「将来の4番候補」が覚醒したといっていいだろう。
残り試合は少ないが2022年シーズン20本越えを目指してほしい。
井口監督の「こだわりの4番」と合致することを願いたい。
*最後までお読みいただきありがとうございました。