8月11日までの成績は、千葉ロッテが48勝54敗1分けの5位、日本ハムが43勝59敗2分けの6位。
5位と6位の対戦で千葉ロッテが上にはいる。
ただ日本ハムは前カード対西武戦を2勝1分けで来ていて、もちろん油断はできない。
2022年8月12日(金)
ロッテ対日本ハム15回戦 ZOZOマリン
3 対 2でロッテのサヨナラ勝ち
勝ち:益田 負け:ロドリゲス
M先発石川がストレート・シンカーなどを丁寧に配球して
ファイターズ打線を打ち取る。
先制したのはマリーンズ、2回ヒットの安田を1塁に置いて、
茶谷がFポンセのインコースのストレートを鋭くとらえた。
レフトスタンドにライナーで飛び込む「プロ初ホームラン」で2点をたたき出した。
(思い切りのいいスィングでチームに勇気。)
石川は5回に万波に左中間にソロホームランで1点差にされるが、
それ以外はおさえてゲームをつくった。
7回2アウト3塁バッター万波で石川が降板、唐川へとかわった。
唐川は万波にフォアボール出すも、古川をセンターフライに打ち取ってピンチを脱出。
8回はオスナが無失点に抑えた。
9回は益田が登板して1点差の逃げ切りを図った。
益田が慎重になりすぎ?
杉谷にフォアボールだし2アウト1・2塁から暴投で2・3塁に、
万波に甘く入ったボールを三遊間に痛打され同点に追いつかれた。
しかしその裏1アウト後髙部が意地を見せる。
技ありのセンター前ヒットで出塁すると即2盗成功。
捕手のセカンド送球が乱れる間に3塁へ進んだ。中村奨吾が歩かされる。
すると次打者は「岡大海」。
土壇場にチャンスがまわる。
現れると何かを起こす男。
追い詰めれると“サヨナラ男”の姿を魅せる。
速球を打ち抜くと、三遊間を鋭い打球がぬけていった。
「サヨナラタイムリー」で「ヒロミナイト」を再現してみせた。
*この試合もチャンス作るも主軸が打てない。相手の好プレーもあり苦戦。
「またか」という悪い流れになりそうなのを覆す「岡のサヨナラタイムリー」。
マリーンズファンの鬱積した気持ちを晴らす一打になった。
お立ち台で「みんながつくってくれたから‥」とチームの力をもちあげ淡々と言い切った。
(プロらしい泣ける一言だった)
2022年8月13日(土)
ロッテ対日本ハム16回戦 ZOZOマリン
悪天候のため中止
2022年8月14日(日)
ロッテ対日本ハム16回戦 ZOZOマリン
3 対 8 で日本ハムの勝ち
勝ち: 加藤貴 負け:小島
4番に山口航輝が入った。5番はマーティン。
小島が立ち上がりは変化球の制球に苦しんだ。
ストレートに球威なく、変化球を軸にするがコントロールが今一つだった。
初回上川畑にライト前ヒットで出塁すると2塁に送られて、
近藤がセンター前に抜けそうな内野安打で1・3塁に、
この場面で1塁走者がスタート、3塁走者もホームに走りアウトになるミスもあった。
しかし再度1アウト3塁から野村がフォアボール選び1・3塁とすると、
今川の打席で1塁走者野村がスタート、2盗塁決める間に近藤がホームスチールを決めた。
*BICBOSSにWスチールを仕掛けられて先制された。
Mは初回裏反撃、
荻野が加藤の甘く入ったボールをレフトにソロホームランで同点にする。
しかし小島は3回、上川畑にヒットうたれ、盗塁・フォアボール・内野安打などで1アウト満塁のピンチになる。
今川が空振りでヒットエンドラン崩れで3塁走者がアウトになり2アウトになるも、
今川がセンターへ勝ち越しの2ベースを打ち直した。
さらにフォアボールを出して万波にタイムリー2ベース打たれ4点目を献上。
*BICBOSSが思い切った作戦でMバッテリー間をまどわせた。
小島悔しい3回途中交代、修正できなかった。
思い切り腕が振れておらず、強気の投球が影を潜めた。
2アウト2・3塁の場面から廣畑が緊急登板、ピンチにもかかわらず踏ん張った。
5回まで無失点に抑える粘投。
3回裏マリーンズも反撃、茶谷がセンターへしぶとくヒットすると佐藤都のゴロで2塁へ。
荻野がデットボールで1・2塁になる。
つづく髙部がセカンドゴロ打ってWプレーで終了かと思ったが、
2塁手がファーストに悪送球の間に茶谷がホームを踏んで1点返した。
しかし中盤以降もマリーンズ打線の拙攻は続く。
終盤にリリーフ陣が失点してFに突き放された。
8回登板の田中靖は安田のホームへ送球がかぶり2失点、
打ち取っていただけに守備ミスがらみの失点は気の毒だった。
9回中村奨吾のタイムリーで1点返すも敗戦した。
マリーンズで良かった選手(MVPs):カード成績を勝手に評価
選手名 | 初戦 | 2戦目 | MVPs |
---|---|---|---|
(投手陣) | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
石川 | 6回2/3を5安打1失点と好投 | ◎ | |
小島 | 2回2/3を5安打4失点 | ||
廣畑 | 3回1/3と4-5回を1安打無失点。 | △ | |
佐々木千 | 6回1イニング無失点 | △ | |
唐川 | 7回の1/3イニングを無失点。 | 7回1イニング1失点 | ○ |
田中靖 | 8回1イニング2安打3失点。 | ||
ゲレーロ | |||
オスナ | 8回1イニング無失点。 | ○ | |
益田 | 9回1イニング1失点で同点に。 | ||
八木 | 9回1イニング1失点。 | ||
選手名 | 初戦 | 3戦目 | MVPs |
(野手) | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
荻野 | マルチ。 | 初回先頭打者ソロHR。 | ○ |
髙部 | 9回センター前ヒットで出塁し盗塁で3塁へ進塁、ヒロミナイトのお膳立て。 初回2盗成功。 | ◎ | |
中村奨吾 | 3-1 | 4打数3安打猛打賞。9回タイムリー。 | ○ |
山口航輝 | ー | (4一) | |
マーティン | (4右) 初回フォアボール選び2盗成功。 | (5指) | |
岡 | 代走-右 9回サヨナラヒット打って「ヒロミナイト達成!」 | (6右) | ◎ |
佐藤都 | (5一) | (9捕) | |
井上 | (6指) | 代打 | |
安田 | (7三) 2回レフトにヒットでチャンスメイク。マルチ。 | (7三) 4打数3安打猛打賞。 | ○ |
茶谷 | (8遊) 2回レフトに先制2ラン。 | (8遊) 4打数3安打猛打賞。 | ◎ |
松川 | (9捕) | 捕 | |
レアード | 代打 | ||
柿沼 | 捕 | ||
選手名 | 初戦 | 3戦目 | MVPs |
2連戦まとめ
2022年8月12日~8月14日
2022ロッテ対日本ハム15-16回戦
対日本ハム 1勝 1敗 ロッテこのカード引き分けた。
【トピックと感想】
初戦は石川がストレート・ルーシーム・シンカーをコントロールし試合をつくった。
茶谷が監督の起用に応える思い切りのいいスィングで2ラン。
(プロ初ホームランが信じられないような当たり。)
3回無死1・2塁・5回無死2塁のチャンス作るも、中軸(マーティン・佐藤都・井上)が打てず。
5回は石川が万波にソロホームラン打たれ1点差に詰め寄られる。
いつも通り拙攻で相手に流れがいく傾向かと思われた。
9回益田は慎重になりすぎ、暴投もあり2アウト2・3塁のピンチ招くと万波にタイムリーで同点に追いつかれた。
しかし裏に1アウト後髙部がセンターに技ありヒット打ち、2塁盗塁で相手の暴投呼んで3塁へチャンスを拡大する。さらに中村奨吾がフォアボール選び2盗塁成功。
ここで岡がレフトにサヨナラヒットで決めて見せた。
2人が勝負強さを発揮、主軸がつないで連敗を4で止めた。
溜飲をさげる「ヒロミナイト」、久々に気持ちイイ試合だった。
2戦目は台風襲来のため中止に。
3戦目は小島が登板。前回の勝ちをつなげて欲しかったのだが、序盤から変化球の制球に苦しんだ。
先制点を奪われる不安からか、腕が振れない。
ストレートも今一つ、変化球でコーナーを狙うボールも外れた。
ピンチに甘いボールをタイムリーされて降板。制球が悪かったとはいえ、
キレがなく置きにくようなボールもあった。
急遽登板・2番手「廣畑」が粘りの投球でつなぐ、6回は佐々木千が抑える。
唐川が1失点で踏ん張るが、8回に田中靖登板での内野守備でエラーがらみの失点はいただけなかった。
マリーンズには捕手守備・内野手送球ミスなど“記録に出ないエラー”もあった。
日ハムはBICBOSSの狙い通りとはいえないが、失敗しても勝とうとする「積極的な作戦」がまさった。
ランナー出すと盗塁やバントも決め、Wスチール・リレードスチールなどで得点を狙う。
練習してきたかき回す作戦にチャレンジして結果を出した。
片やマリーンズは4-5-6-7-8と毎回ランナー出すも返せない。
細かな守備のミスで失点する場面もあった。
12安打で3得点と再三の拙攻が響き敗戦した。
(山口・マーティンがブレーキになってしまった。うまくいきませんね‥)
ただ安田(4-2、4-3)・茶谷(4-1、4-3)と当たりが出始めたのはいいニュース。
安田は初球から打つことも多くなり、流したヒットだけでなく引っ張ったヒットも見え始めた。
個人的には下位で思い切り振ってほしいと思う。
*最後までお読みいただきありがとうございました。