千葉ロッテは前カード対楽天戦は打線がつながらず、2敗1分けと非常に厳しい戦いでした。
日本ハムは対オリックスに1勝2敗でZOZOへ。
ロッテは10勝14敗の5位、日本ハムは9勝18敗の6位。この勝負はどちらにかたむくのか。
マリーンズは得点を取らないと勝てないので積極的に行くしかない。
2022年4月29日(金)
ロッテ対日本ハム ZOZOマリン
雨天中止
2022年4月30日(土)
ロッテ対日本ハム 5回戦 ZOZOマリン
7 対 3 でロッテの勝ち
勝ち:石川 S 負け:上沢
石川の初回は無難に立ち上がる。
M打線は上沢を初回から攻めた。
髙部内野安打で盗塁・中村奨吾内野安打で佐藤都が送りバントでつなぐ。
髙部走塁死でチャンスしぼんだかと思ったが、山口が2アウト1・3塁から三遊間破る先制のタイムリー。
石川は2回ショート内野安打でランナー出すと、サード福田光が後逸エラーで無死2・3塁のピンチに。
連続タイムリーなどで3点入れられ逆転された。
3回にも連続安打でチャンス作ると、山口がレフトにタイムリーで1点差にちじめる。
5回は満塁にするとレアードがセカンドゴロWプレーの間にランナーが一人返って同点に。
2アウトで3塁から山口航輝がレフトスタンドに3号2ランで勝ち越しした。
石川はランナー出しながらも粘りの投球で7回を投げ切った。
ストレートにシンカーがさえた。
カットにツーリームも加えてバッターを打ち取った。
8回にも髙部のタイムリーなどで、2点追加したマリーンズが逃げ切った。
【試合を決めた3つのポイント】
①石川歩7回6安打3失点と粘りの投球。失点は味方エラーがらみ。
ゲームを作って味方の反撃を待つ。
②山口航輝が1回3回タイムリー、5回には勝越しの2ランホームランで猛打賞5打点。
バットでチームを救った。
③8回ゲレーロ、9回東條が無失点に抑える好投。
2022年5月1日(日)
ロッテ対日本ハム 6回戦 ZOZOマリン
3 対 9 で日本ハムの勝ち
勝ち:杉浦 負け:ロメロ
2戦目先発は、ここまで防御率が0.34とずば抜けた安定感の「ロメロ」。
打線も繋いで得点したい。
序盤ロメロはストレートが決まり変化球も低めに、日本ハム打線に得点を許さない。
しかし4回サード三木の悪送球でこの回先頭の近藤が出塁、松本ヒット野村四球で1アウト満塁に。
石井のタイムリーで先制された。
先制点許した直後にヌニエスのサードゴロを三木がファンブルでピンチ拡大。
つづくアルカンタラに3ランで6点目をとられた。
2度のエラーが出塁・失点に結びついた。
マリーンズはF先発杉浦のストレート・フォークに苦しんだ。
投手が変わると6回髙部が右中間にHRで反撃開始、ライナー性の素晴らしい当たりだった。
つづいて佐藤都がフォアボール選んで山口ヒットから岡がタイムリー2ベースで2点目をとった。
2アウト2・3塁から福田秀平がセカンドへのタイムリー内野安打で3点目を追加も、9点を跳ね返すことは出来なかった。
日本ハムのリリーフ陣に抑えられて完敗した。
【試合を決めた3つのポイント】
①ロメロの立ち上がりは悪くなかった。
4回に味方エラーもありリズム乱した。
タイムリー・HRを打たれ失点した。
代わった小沼も失点。計9失点。
②スタメンを大きく変えた。
打撃で結果を出す選手がいる一方、日替わり守備でエラーする選手も出してしまった。
今シーズンいままでもあったことだが、投手としては好ましいことではないと思われる。
③F杉浦のストレートが良かった、5回まで好投した。
6回以降はFリリーフ陣に抑えられてしまった。
マリーンズで良かった選手(MVPs):カード成績を勝手に評価
選手名 | 初戦 | 2戦目 | MVPs |
---|---|---|---|
(投手陣) | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
石川 | 7回6安打3失点と粘りの投球。 | 〇 | |
ロメロ | 3回2/3を5安打8失点。エラーがからんでいた。 | ||
ゲレーロ | 8回1イニング無失点。 | 〇 | |
東條 | 9回1イニング無失点。 | 〇 | |
小沼 | 4回2ランホームラン打たれた。 | ||
中村稔弥 | 7-8回2イニング無失点。 | 〇 | |
東妻 | 9回1イニング無失点。 | ||
益田 | |||
選手名 | 初戦 | 2戦目 | MVPs |
(野手) | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
髙部 | プロ初猛打賞。8回はタイムリー。初回2盗成功。 | 6回ホームラン。猛打賞。 | ◎ |
中村奨吾 | 四球を3個選びつないだ。 | 〇 | |
佐藤都志也 | マルチでチャンスメイク。初回送りバント成功。 | (捕手)4回に後逸。 | 〇 |
山口航輝 | (左) 1回3回タイムリー、5回逆転の3ランホームランで猛打賞5打点。 | (一)マルチ。チャンスメイク。 | ◎ |
レアード | |||
福田光 | 2回のサード守備、ゴロを後逸エラー。 | ||
エチェバリア | 3回ランニングスローのファインプレー。 | ||
松川 | |||
岡 | (中)6回フェンス直撃タイムリー2ベース。 | ||
福田秀平 | (右)マルチ。6回タイムリー。 | △ | |
三木 | 8回ヒットで出塁2盗成功。 | (三)4回悪送球、ファンブルのエラーが出塁・失点に結びついた。 | |
小川 | (遊) | ||
藤原 | |||
和田康士郎 | |||
選手名 | 初戦 | 2戦目 | MVPs |
3連戦まとめ
2022年4月29日~5月1日
2022ロッテ対日本ハム 5-6回戦
対日本ハム 1 勝 1 敗 ロッテこのカードを引き分けた。
【トピック】
初戦は、石川が立ち上がりコントロールが今一つ2回に3失点も粘りの投球。
M打線は序盤から上沢をしつこく攻めた。
なかでも山口航輝の活躍が凄かった。
1回3回とタイムリーで2点を返すと、5回には勝越し2ランホームランをレフトスタンドに打ちこんだ。
山口猛打賞で4打点の大活躍。
髙部がヒットから盗塁。中村奨吾は四球を選つなぐ。
佐藤もチャンスメイク。レアードも最低限の仕事をこなした。
最後山口がしっかりと点につなげた。久々に打線が気持ちよくつながった。
Mさらに終盤2点追加。この追加点もきいた。
最後はゲレーロ・東條リリーフ陣がリードを守り切った。
山口航輝の2ランは高めをうまく捉えた。
タメの利いた打撃は素晴らしかった。ブレイクを予感させる一打。
お立ち台での「こいのぼり 僕も登るぞ 頂点へ」。
俳句にも気持ちが入っていた。
*髙部もリードオフマンとして自分の仕事を黙々とこなす。
確率高く打点稼いでほしい。
マーティン・エチェバリアのコンビを下位に外したことで打線に流れが生まれた。
(どちらかでも打ってくれるともっと楽に勝てるのだが‥。)
2戦目は、マーティンとエチェバリアコンビを外した。
スタメンに福田秀平・三木・小川らが入る。
先発ロメロは無難に立ち上がる。
ストレートに力もあった。
しかし4回サードスタメンの三木が先頭打者を悪送球で出塁させる。
その後ロメロは連続ヒットうたれ先制される。
先制点許した直後に三木はファンブルもありピンチ拡大した。
2度のエラーが出塁・失点に結びついた。
HRにくわえてパスボールなどもあり「ビックイニング」をつくられてしまった。
エラーはロメロに対してのダメージも大きかったと思われる。
(ロメロも味方のエラー連発で可哀そうだった)
日替わりの守りで、選手も難しい点はあるのだろうが、このミスが痛かった。
【感想】
初戦石川が3失点も粘り強く投げて、ゲームを作り勝利を呼び込んだ
エースらしい落ち着きのある投球は流石、大きく乱れないのは彼の経験と技術があればこそ。
初戦は山口航輝の勝負強さが際立った。
1回3回5回の打点は、すべて2アウトでランナー置いた場面であげたもの。
普段の練習と気持ちの強さが結果に結びついた。
2戦目はマーティン・エチェバリアを外して、ライト福田秀平とサード三木がスタメン。
福田はマルチと活躍したが、三木は肝心なところで守備のミスをして失点。
ロメロも直後にアルカンタラに3ランホームランを打たれる。
佐藤都も普通の球をパスボールし失点した。
交代した小沼も2ランを浴びて4回だけで9失点。Fにゲームを決められてしまった。
エラーがらみでの失点が残念。
*山口の勝ち越しHR・マルチ安打と2試合連続の活躍は目立った。
髙部も初タイムリーでマルチ・ホームラン打って猛打賞を記録。
彼らの活躍がチームを引っ張った。
*守備についてはある程度固定した方がいいと思われた。
特定のお気に入りの選手にかたよることなく実力相応の起用をしてほしい。
(今年は内野エラーが多いような気もする)
安田含め1軍2軍の垣根を越えて、若手勢の更なる活躍が必要。
従来の“助っ人中心の戦い”に陰りが見えている千葉ロッテマリーンズ。
この厳しい状態を打破できるのは野手に台頭してもらうしかない。
幸いなことにM投手陣は、量と質あわせた総合力ではトップクラスなのだから。
*最後までお読みいただきありがとうございました。