岡逆転サヨナラ弾-荻野中村活躍-唐川田中好投-山口勝越HR-M勝越し-2021日本ハム対ロッテ4-6

日本ハムは楽天戦に1勝2敗と負け越してマリンへ。ロッテはオリックス勝越しの勢いをもって戦いたい。好調を維持できるか。

2021年4月20日(火)
ロッテ対日本ハム 4回戦 ZOZOマリン

8 対 4 で ロッテの勝ち
勝ち:唐川  負け:宮西

唐川好投-荻野・中村大活躍-山口勝越HR-F投手陣崩す-2021ロッテ対日本ハム4

【試合経過】

石川が初回捕まった。郡(こおり)をヒットで出して、初球近藤にレフトに2ランを浴びた。制球が今一つ、ボール先行で苦しい投球。3回にも西川ヒットの無死1塁から近藤にタイムリー2塁打で3点目。

日ハム先発は前回好投された加藤貴之。 カットボール・フォーク・シュート多彩な変化球で攻める。マリーンズは初回荻野2ベース、マーティンがなんと3塁前にセーフティバントを決める。何と内野安打にしてノーアウト1・3塁のチャンス。中村奨吾が犠飛で1点入れた。3回には荻野・中村が四球を選び1アウト1・2塁から、安田がライトににタイムリーを打ち2点目を入れる。1点差まで追い詰めた。 石川5回にも西川に右中間ソロホームラン打たれた。5回投げて8安打4失点と良くなかった。
5回マリーンズ反撃。素晴らしい攻撃を見せる。岡内野安打、荻野ヒットでノーアウト1・2塁からマーティンがライトへタイムリー、続く中村がライトへ犠飛をうちたちまち同点にした。集中打が凄かった。

8回には宮西から山口航輝がライトへ3号ソロホームランを打って勝ち越した。2アウトになるも岡ヒット盗塁で2塁へ進塁し、荻野タイムリー3ベース、2アウト2・3塁から中村が2点タイムリーで8点目を入れた。
最後9回は河村が登板、2連打を受けて2アウトランナー1・2塁と厳しい場面だったが西川を抑えた。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

荻野3安打3得点、得点に絡む活躍。3回に盗塁。調子が上向き。

山口勝越しHR。宮西から貴重な打点。

中村奨吾素晴らしいバッティングでチームをリードした
初回ライト犠打、5回ライト犠打で2本きめた。8回2点タイムリーヒット打つ 。7回に盗塁。

・岡8回2アウトからヒットで盗塁。
・藤岡送りバント2つ決める。

・ハーマン7回を抑えホールド。
唐川8回を完璧に抑えた。相変わらずの投球術。

・マーティンの初回セフティバントでマルチ。8回には盗塁。つなぎを実践。

【観戦記】

マリーンズ打者の「真剣な目」が印象に残った。
自分の記憶にある昔のM選手の目ではなかった。恐らくマリーンズ打線が一丸となって勝利に向かって進んでいるからだと思う。
特に藤岡・中村・岡の目が印象に残った。アスリートの目だ。
「眩しかった」というと何か嘘くさくなるので言わないが、「かっこよかった」ことは間違えない。
対日本ハム初戦はいい試合で、Mにツッコミどころが見つからない。
*なので最後やはり選手の「目」について書きます。
同じ打線でもマーティンの目は、かの有名な「アリス」のまなざしで、普段と変わっていなかった(おそまつ)

ロッテ2軍の連勝が止まらない!!

ロッテ二軍が「驚異の連勝街道」を突き進んでいる。
20日のイースタン「楽天戦」も9―4で快勝し、今季17試合で15勝1敗1分けになった。。イースタンの連勝記録“15”にも王手をかけた。
しかしロッテ首脳陣は喜べない、なぜなら「井上・福田秀平・平沢など1軍経験者やエチェバリアが出場している」からで、2軍戦に出ているメンバーをみれば、「ホントは1軍で活躍してほしい選手もいる」。
今年1軍は優勝を狙える位置にいる、今のところ好調とはいえ「彼らに早く上に上がってほしい」のは当然だ。チーム内に浮かれた様子はない。

2021年4月21日(水)
ロッテ対日本ハム 5回戦 ZOZOマリン

6対 5 でロッテの9回サヨナラ逆転勝ち
勝ち: 佐々木千隼  負け: 杉浦

M3番手田中好投-追撃の安田HR-角中H-9回岡逆転HRでサヨナラ勝ち-2021ロッテ対日本ハム5

【試合経過】

小島いい立ち上がりだった。Fドラ1新人伊藤も素晴らしい投球。ストレートに伸びがあり、変化球のブレーキが半端なかった。Mバッター4回まで毎回三振を喫した。

先発小島は4回2連続ヒットの1アウト1・3塁から淺間ショートゴロで1点とられる。3回はフォアボールから西川ヒットで1アウト1・3塁のチャンス作ると近藤にレフトに3ランを打たれた。この一発がきいた。
6回は東条が登板するも四球を3個出して満塁、4人目もフォアボールで押し出しで1点を献上し5点差を付けられた。
東條の後に登板した田中、1アウト満塁の大ピンチから主軸の近藤・中田をおさえた。この踏ん張りがMの打線につながった。

M7回は四球の中村を1塁において安田追撃の2ランHR。好投の伊藤初球をうまく捉えた。つづくレアードの2塁打、藤岡が進塁打うち3塁へ、角中がうまくセンターにタイムリーヒットで3点目。8回は荻野2塁打マーティンヒットで無死1・3塁のチャンス、和田が代走で1塁に入り盗塁を決めた。中村がライトへ犠飛を打って4点目を入れた。
9回は2アウトフォアボールの藤岡を1塁において岡が打席に入る。絶体絶命の場面でF抑え杉浦の低めのストレートを捉えセンターオーバーの逆転2ランを放った。この一打で6点目を入れMサヨナラ勝ち。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

「岡大海」9回サヨナラ2ラン。
「前の打席で2三振と結果が出ていなかった」、「まっすぐに負けないように」打席に入った。最後「何とかつなぎたい」、思い切り振った後は「入ってくれ」と思いながら走った。 その気持ちが劇的な一撃を生んだ。

安田追撃のHR。好投の伊藤初球を捉えた、ホームランは立派。負けてなかった。

代打角中追撃のヒット。執念でセンター向けて叩きつけた。1打席勝負場面で角中のテクニックが発揮された。

3番手田中好投。6回満塁ピンチからF主軸近藤・中田を抑えた。
・佐々木、最終9回を無失点に抑える。

・7回藤岡セカンドゴロの進塁打。8回和田盗塁、中村ライトへ犠飛、

【観戦記】

アメージングな試合。大逆転試合。
6回までファイターズに5点差をつけられ敗戦濃厚なゲーム展開。しかしM7回諦めていない。F伊藤から安田HR角中Hで追撃開始。8回にもノーアウト満塁と攻めて犠牲フライで1点加えて4-5と1点差に。
9回にはマーティンが四球選ぶも、2アウトランナー1塁の土壇場に追い込まれた。万事休すかと思ったが「岡大海」諦めていなかった。低めのボールをしっかりとスィング。センターバックスクリーンに「逆転サヨナラ2ラン」を打った。
土壇場の逆転は「マリーンズの好調さ」がなせる業だった。
マリーンズ引分2つを挟んで6連勝を記録し2位に浮上した。


最後実に劇的な終わり方だった。5点差を7・8・9回の3回で逆転した。年に何回もないナイスゲームだった。

*TV中継で、バックスクリーン前にいた謎の魚がホームランボールを拾って「俺がとった」と言っていたようだったが、あまりに劇的だったので「動揺してどうリアクションしていいものか迷っている」ようにも見えておかしかった。
謎の魚が一瞬動けなくなる、「衝撃の一打」だった。

*井口監督は慣れない投手(新人・伊藤)に対して戦略面で苦しんだが、3巡目は早いカウントから打てて、いい攻撃が出来た。打線がなんとかしてくれた。とコメントした。

2021年4月22日(木)
ロッテ対日本ハム 6回戦 ZOZOマリン

1 対 3 で 日本ハムの勝ち
勝ち:池田  負け:岩下

岩下粘投もF池田崩せず-中村好調維持-2021ロッテ対日本ハム6

【試合経過】

ファイターズ先発池田が良かった。初回岩下少し浮いたボールを大田にHR打たれて先制を許した。岩下立ち上がり制球が定まらなかった。
初回マリーンズも中村ヒットの2アウト2塁から安田がセンターへタイムリーツーベースで1点返し同点に。しかしファイターズ2回に渡邉ヒットの1アウト1塁から石川がレフトにタイムリーツーベースで勝ち越された。 岩下その後もコントロールが不安定で球数も多かった。 5回を投げて4安打2失点。
マリーンズF池田から6安打打つも要所をしめられた。外角低めのコントロールが良かった。変化球もきれていた。
ファイターズ投手が池田からB・ロドリゲスに変わった8回。中村ヒット安田フォアボールの2アウト1・2塁からレアードの代打・角中の見逃しの三振が残念といえば残念。9回はF杉浦に抑えられた。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

中村奨吾猛打賞。バッティングが好調。

・安田初回にタイムリーヒット。

【観戦記】

日本ハム先発池田の投球が素晴らしかった。ストレートが走りコントロールよくコーナーに決めた。ピンチにも変化球を粘り強く低めに投げ続けた。マリーンズ打線は「変化球のキレ」と「出し入れ」に捕まえることが出来なかった。
岩下は初回の大田のホームランがもったいなかった。
中村奨吾が止まらない!!

3連戦まとめ

2021年4月20日~4月22日 ロッテ対日本ハム 4~6回戦
対日本ハム 2 勝1敗 ロッテこのカードを勝ち越した。

初戦は石川が不安定で先行されるも追いつき、8回に追加点を加えて勝利。2戦目はF伊藤好投で中盤まで完璧に抑えられるも、終盤せめて一点差まで持っていくと、最後岡が一発でひっくり返した。3戦目はF池田の好投を崩せなかったが、2勝1敗と勝ち越した。

マリーンズ全体に勝ちたいという気持ちが見えた。荻野・中村・マーティン・岡が力をだした。またチームに「つなぎのバッティング」があり、先発投手が点をとられても「中継ぎ投手が好投」してカバーした。

1・2戦目は素晴らしいゲームだった。
M投手陣が本調子でない中、M打撃陣が助けて勝利した試合。チームの状態はとてもいい。しかし冷静に見ると2戦目の逆転劇はそうあることではない。また日本ハム投手陣のM安田・山口に対しての攻めは迷いがあったようだ。
マリーンズの方から言えば、2戦目3戦目の序盤の攻撃に何か工夫が必要だったかもしれない。

次カード対ソフトバンクは開幕3連敗した相手。マリーンズが前回と違うのは、主に打線。
1.打順が固まってきた。
2.中軸が調子を上げている。
3.つなぎの野球ができてきた。
4.安田・山口が経験を積み「ボールが見れて振れている」ことなど。
明らかに前回よりも打線の状態はいい。しかし先発投手陣に不安要素も出てきた。

ソフトバンクは引き分け挟んで3連勝で首位にたつ。
スキがないチームだが今回は仕返ししたい。マリーンズが優勝をねらうためにも王者ソフトバンクに今年の「マリーンズの強さ」を見せておきたい。
いうまでもないが投手陣が踏ん張り、打線が粘ることが必要だ。安田・山口には成長した姿をみせてほしい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。