岡大海サヨナラ2ラン-岩下粘投勝利-1勝1敗-2021ソフトバンク対ロッテ22-23

ソフトバンクは前カード楽天戦は1勝1敗。オリックス戦同様先制して勝ち越したい。
マジックが出て初の3連戦は、岩下が登板。プレッシャーのかかる中しっかりと投げてほしい。
一つ一つマジックを減らすしかない。

岡サヨナラHR-加藤匠HR-岩下-唐川-国吉-佐々木千-益田好投でマジック8-ロッテ対ソフトバンク22

2021年10月15日(金)
ロッテ対ソフトバンク 22回戦 ZOZOマリン
3 対 1  でロッテのサヨナラ勝ち
勝ち:益田  負け:森 

【試合展開】

岩下は初回2アウトとった後のフォアボール3個で満塁の大ピンチ、中村をライトフライに打ち取って難を逃れた。
岩下はストレートが決まらずフォークも外れて苦しい投球。
2回も甲斐をセンター前ヒットてま出すと今宮のショートゴロをエチェバリアが、後逸して1アウト1・3塁のペンチになるが、後続をフォークで抑えた。
綱渡りだった。

H先発は笠谷、ストレートが150k前後でスライダー・チェンジアップにタイミングがとりにくかった、低めに変化球が決まりマリーンズ打線をうちとった。

先制したのはソフトバンク、5回が牧原がヒットで出ると三森のゴロで1アウト2塁に、栗原のライトフライで3塁に進むと柳田を申告敬遠で1・2塁とする、岩下はデスパイネの時に暴投で加藤が後逸してホークスに1点先制された。

しかしマリーンズは5回裏、加藤匠馬が左中間に同点HRを打ち1-1の同点に追いついた
まさかの左中間ギリギリに飛び込むホームランに監督含めて皆が笑顔になった。
リードされてすぐ追いついた、このホームランは大きかった。

マリーンズは打線は笠谷に5回1/3を2安打1失点と抑えられた。

一方岩下も制球に苦しむもランナー出しながら5回3安打4四球で1失点とゲームを作った。
6回からは唐川が登板・中村にフォアボール回に送られ1アウト2塁の一打勝ち越される場面も後続を打ち取る。
7回は国吉が三森の1塁側セフティバントを「クラブトスでアウトにする好プレー」もあり抑えた。
8回は佐々木千のシンカーが冴えた、9回は益田がノーヒットでゼロ封した。

すると9回裏にドラマが待っていた。
代打佐藤都がフォアボール選び代走和田にかわった2アウト1塁から、「岡大海」が少し甘くなったボールをとらえた。
左中間に上がった打球はフェンスオーバーして勝ち越しの2ランサヨナラホームフランとなった。
*劇的なサヨナラホームランにベンチ全員がグランドに飛び出して岡を迎えた。

【またも岡大海が決めた!】
オリックスが日本ハムを3点リード、1-1と同点の千葉ロッテはどうしても勝たなければいけない場面、9回裏ソフトバンク守護神の森が立ちふさがる。
経験豊かなクローザーの前に2アウトランナー1塁と追い詰められる。
引分が濃厚な場面だが、岡がやってくれた。
甘いボールに狙いを定め逃さなかった。
左中間の深いところにサヨナラホームランを放ちチームに勝利をもたらした。

これで今シーズンは「サヨナラホームラン2本」「同点ホームラン1本」と最終回に力を発揮、この男のポテンシャルの高さには驚きしかない。
*ヒーローインタビューでも“本当にチームのみんなが回してくれた結果”と控えめなコメントだった。
**岡のサヨナラホームランは今年の4月に続き今季2回目
ロッテでは2009年の井口資仁以来8人目で球団タイ記録(10度目)。
9回2アウトからサヨナラホームラン2本は球団史上初の快挙。

【試合終了後の井口監督】
勝利に対して喜びを表し「序盤からいければ‥」と監督は言っていたが、加藤匠馬の同点HRには笑顔で彼のバッティングの可能性についてフォーロー、岩下の調子あまり良くなかでの粘りを評価、岡の勝ち越し2ランについては彼のポテンシャルの高さを認め成長を褒めた。
何かこの日の監督のコメントには『今年一年戦ってきたことに対しての確かな手ごたえ』を見た。
*達成感の漂う表情は井口監督にしては珍しかったと思う。

後は残すところ9試合、「1戦1戦全力で戦っていくだけ。それはいままで我々が目指してきたこと」と力強く語った。苦しかった試合を勝利し、ロッテは3連勝でマジックを8に減らした。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

岩下5回6安打1失点の粘投。ランナー背負うも踏ん張った。

・岡9回2アウト1塁から左中間にサヨナラ2ラン守備でも栗原の左中間のフライをファインプレー。アメージングな活躍!

加藤匠馬4回左中間スタンドIN・同点のソロホームラン。意外性のバッティングでチームに勇気。

6回唐川・7回国吉・8回佐々木千・9回は益田が好投。彼らの好投が9回土壇場「岡のサヨナラ」につながった。