開幕戦ソフトに完敗-M二木S不敗止-山口-土居-河村-登場-2021ソフトバンク対ロッテ1

2021ソフトバンク対ロッテ1回戦 ペイペイドーム

8-2 でソフトバンク勝利
勝ち:石川  負け:二木

開幕スタメンにベテラン鳥谷と新人は藤原・山口の2人が入った。開幕1軍に昨年までのレギュラー井上・レアード・福田周平がいない。井口監督の2021シーズン采配に注目しました。
昨年王者ソフトバンクに対して先発は相性のいい「二木康太」。オープン戦では絶好調だったが開幕投手は初めてなので本番はどうか。対するソフトバンクは昨年の最多勝「石川柊太」です。

【ゲーム展開】

M先発「二木」は立ち上がり制球が定まらないときに、周東に高めのボールをヒットにされ、今宮に初球を狙い打ちでHRで先制された。ソフトバンク先発は「石川」序盤ボールにキレがあり捕まえられなかった。
ソフトは今宮・周東・柳田・甲斐がHR、周東の集中力が目立った。マリーンズはマーティン・吉田がホームラン打ち反撃も追いつかず、 M打線精彩を欠いた。 二木は本調子ではなかった。

【Mトピック】

山口航輝1軍初出場でプロ初安打。最初三球三振するも2打席以降「積極的で思い切りのいいバッティング」は変わらず、3打席目にレフト前にヒットし対応力も見えた。みてて気持ちいい。
新人「河村」と「土居」が1軍初登板、点はとられたが背が高い二人の角度あるボールが見られた。

【観戦記】

井口監督が2021シーズン若手打撃陣に期待しているのは分かりますが、開幕から各チーム対戦1巡目までは、相手エース格との対戦になる。マリーンズがどういう形で点を取って勝利するのかがこの試合では見えなかった。
シーズン序盤に1軍の試合で「若手を育てながら勝つ」予定なのか。
M投手陣は駒が揃っているので中盤までの最小失点でのゲームメイクは計算できる。しかし「今年は延長なしの9回で終了」なので相手チームは早めの仕掛けで得点を狙ってくる。Mも対応が求められる。若手がシーズン序盤で力を発揮できればいいが、できないと他チームのS・L・R強力打線に後手に回る可能性あり。

しかも今年の試合「9回制」で他チームは投手陣も早めにつぎ込んでくる。Mは先制逃げ切りが勝つパターンなので、早く攻め得点できる打線を組んだ方が確率的に良い。 今年は投手力で粘って接戦に持ち込み、後半8~9回で同点にして延長に持ち込み「投手力の差で勝ちを拾う」のも出来ません。
今年9回終了の戦い方、他チームのゲーム運びも研究する必要があるのでは。
もちろんシーズンは始まったばかりなので、しばらくは井口監督の采配に注目です。

*楽天対日本ハム、楽天は初回から先頭打者辰巳が初球をホームランするなど流れをつかみ攻撃力を発揮。西武対オリックスは、西武昨年歩の悪かったオリックス山本相手に先制点を奪い優勢に進める。昨年のライバルチームは早くもチームカラー全開です。今年のパリーグはどうなるのでしょうか。