石川小島粘投も打線低調で連敗-岩下好投-井上髙部Hで1勝-2021西武対ロッテ4-6

2カード勝ち越しで好調のマリーンズ。一方繋ぐ野球がなかなか出来ない西武は 連敗中。好対照の対戦となった。Mは先発投手陣がゲームを作れるか。クローザー益田の活躍を期待。打線は調子悪くない。井上・安田・山口の打撃に期待。西武とガチの打ち合いが見られるか?西武への苦手意識をなんとかしたい。

2021年4月27日(火)
西武対ロッテ 4回戦 メットライフ

3 対 1 で西武の勝ち
勝ち:上間(うえま) 負け:石川

石川粘投するもM繋がりなく敗戦-L上間好投-L中村巧打-西武対ロッテ4

【試合経過】

石川立ち上がりは良かった、ストライク先行で140K代のストレートが決まりシンカーがよく落ちた。上間立ち上がりストレートに力があった。カットボールにキレ在り。スライダー・カーブを混ぜた投球。マリーンズ3回田村2ベース荻野タイムリーで先制。しかし石川4回L源田スパンジェンバーグ連続ヒットでピンチになり森犠飛でランナー進塁、中村にレフト前タイムリーで逆転された。5回にも源田のゴロで追加点を入れられる。西武上間中継ぎ抑えが良かった。
マリーンズ打線につながりなかった。石川を援護できず元気なく敗戦した。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

石川粘投でチームに貢献。8回5安打3失点するも、この試合「M9連戦の最初のゲーム」を一人で投げ切り中継ぎ抑え投手陣を休ませた。
「石川歩」投手プロ野球358人目となる通算1000投球回を達成!!

・荻野先制タイムリー。唯一の得点をたたき出した。

・中村奨吾マルチ。ボールが見えている。

【観戦記】

西武投手「上間」がピンチの場面でコントロールよく投げた。マリーンズ唯一の得点は3回、上間の甘くなったボールを荻野がレフトにタイムリーを打ったのみ。
M5回5安打打ちながら上間を攻略できなかった。平良はストレート・変化球にキレがあった。L増田は最近の投球に不安はあったが、M難しいボールを簡単に打って助けた。
上間がピンチの場面で制球よく低めにコントロールしていたのは確かだが、マリーンズ打線は狙い球が決まっていたのか、M元気なかった。

石川が5安打で3点取られるも8回まで投げ切ったのはさすが。9連戦の最初なので負けたとはいえ中継ぎ抑え投手陣を出さなかったことでチームに貢献した。立ち上がり良かったものの、5回6回コントロールが今一つだった。中村に詰まりながらもレフト前に運ばれてしまった。その前に西武の好走塁、相変わらずの源田の狡猾なバッティング・走塁が光った。
ここという場面、辻監督は足を絡めて点を取りに来ることが多い。走者・打者・カウント・次打者など見極めて指示を出すのだろうがこの試合もはまっていた。4回1アウト2・3塁も好走塁で作ったものを中村の決定力でタイムリーにした。
マリーンズが8安打で1点にたいして、ライオンズは5安打で3点と西武が効率的に攻めて勝利した。
石川はしり上がりに調子を上げて今後に期待を持たせる投球だった。

田村が3回ホームスライディングの際、足を負傷したのは心配。ひどくないことを祈ります。

2021年4月28日(水)
西武対ロッテ 5回戦 メットライフ

3 対 2 で西武の勝ち
勝ち:平良 負け:唐川

小島粘投もM貧打で敗戦- L今井好投- 栗山勝越しHR-西武対ロッテ-5

【試合経過】

マリーンズ先発小島立ち上がり良かった。一方今井の初回、荻野フォアボール1アウト1塁から中村奨吾がタイムリー2ベースで1点先行、2回以降は今井の150K超の球威のあるストレート、カットボール・スライダーに苦しんだ。
小島は3回ランナー1・2塁から中村にライト前にタイムリー打たれて同点になる。6回は表にマーティン8号ソロでリードするも裏西武愛斗が左中間へ同点ソロ。8回には唐川が西武栗山の1号ソロホームランで勝ち越された。
小島6回7安打打たれるも粘り強く投げた。
L今井が7回2安打と好投した。マリーンズは散発3安打で力なく敗戦。西武に連敗した。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

小島6回7安打2失点と粘投、ゲームを作った。

・中村奨吾初回先制タイムリー。

・マーティン9号ソロ。

【観戦記】

L今井はストレートに力があり変化球も良かった。初回中村奨吾がタイムリーで1点先行も、2回以降点が取れず。小島ランナー出すもチェンジアップ、カットボールを駆使して要所を締めたが、打線の援護がなかった。8回は唐川が栗山のソロで勝ち越しを許した。唐川残念。

M5回のチャンスを生かしたかった。ノーアウトで髙部でるも藤岡がバントするでもなく、仕掛けもなく普通に打ってダブルプレーに切って取られた。今井良かったのでプレッシャーかけて欲しかった。藤岡のカウント良くなった時にランアンドヒット仕掛けても良かった。
似ている場面が7回にもあった。7回は1アウトで髙部が出たら藤岡にバント指令していた。5回はなんだったのか疑問が残った。
M散発3安打で敗戦、元気なく策もなかった。

2021年4月29日(木)
西武対ロッテ 6回戦 メットライフ

2 対 5 でロッテの勝ち
勝ち:岩下  負け:伊藤

岩下好投-マーティンHR井上髙部H活躍-勝利の方程式で一矢報いた-西武対ロッテ6

【試合経過】

マリーンズL伊藤の立ち上がりコントロールが定まらない所を捕まえた。荻野フォアボールからマーティンが2試合連続の2ランで先制。続いてランナーでて1アウト1・2塁から井上、髙部もタイムリーで計4点をとった。
岩下は立ち上がりこそ中村ヒットなどで2点を取られたが、2回以降はストレートに力があった。 フォークもよく決まり6回4安打2失点と粘投した。5回安田も犠飛で追加点をあげた。終盤は7回ハーマン8回唐川9回益田と完璧なリレーで勝利した。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

岩下6回4安打2失点と好投。

マーティン先制10号HR。連日のホームランでパリーグトップ。

井上1軍昇格後初タイムリー。 次回は大きいのを期待。

髙部初回タイムリー、4回アウトになるもセフティバント試みる。

・藤岡初回ショートゴロをファインプレー。

【感想】

岩下が好投して連敗ストップ。岩下「連敗ストッパーになること」多いような気がする。岩下は「投手陣を支える柱」になりつつある。マーティンは好調維持、チャンスに井上・髙部がタイムリー打ちたたみかけたのが大きかった。
7回ハーマン8回唐川9回益田と完璧リレー、久々に気持ちいい「勝利の方程式」が見れた。

両チームの「4番」を比べてみた

1・2戦目はL中村剛也に良いところで打たれた。3戦目にも打点をあげた。
今回は 「両チーム4番」L中村とM安田の成績を、「勝敗を分けた要因の一つ」として比較してみた。
西武「中村」の成績=1戦目:3打数1安打 打点2 、2戦目:4-1 打点1 、3戦目:4-1 打点1 =3連戦計:11打数 3安打 4打点。
ロッテ「安田」の成績=1戦目:4-0 打点0 、2戦目:3-0(四球1) 打点0 、3戦目:3-0 打点1(犠飛)=3連戦計:10打数 0安打 犠飛による1打点
安打数打点ともに中村が上回っている。これだけだと4番が打てなかったで終わってしまうので、確かにそうなのか?調べた。

チャンス数ではどうなのか】
すべての打席のうち「1・2・3塁にランナーをおいている回数」を数えてみた。
L中村剛也6回。内訳は(初戦2死1塁、1死2・3塁でT) (2戦目: 1死1・2塁、2死1・2塁でT、1死1塁、2死1・2塁)(3戦目:1死1・3塁でT
M安田6回。(初戦:2死1塁、無死1塁)(2戦目:1死2塁で四球選ぶ、2死3塁)(3戦目:無死1塁、1死2・3塁で犠飛
ランナーのいた塁(人数)は異なるが、回数は同じだった。(Tはタイムリーヒット)

当然前の打者の調子にもよる】
特に2戦目は中村は4回もランナーがいる場面で打席に立っている。これは源田・スパンジェンバーグ・森の誰かがランナーとして出ている。
一方安田はヒットの中村・荻野をランナーおいて2回打席に入った
3戦目は西武攻撃で、L中村は4打席のうち2打席は「回の先頭打者」なのが面白い。西武は中村の前で切れたので点を取れるチャンスが減った。

【チーム内で求められている打撃の違い】
M側からみると3連戦に「安田の前にランナーを置けなかったのが残念だったと言いたかったのだが、上記のように「ランナーおいている回数は同じ」。
中村と安田はキャリアが違うので比べることはかわいそうだが、4番の違いがでた。それは打率ではなく、「チームの中の役割の違い」であり、「狙い球の違い」「打撃技術の違い」なのかもしれない。

打席内容で言うと西武4番中村はもちろんホームランバッターだが、3連戦のタイムリーはすべて単打(軽打R/L前ゴロ2レフト+前落ちる1だった)である。明らかにランナーを置いた場面ではヒットを狙っている。(ランナー無しの時はフライ・三振などで凡退もあり大きいの狙っている)
*軽打でヒット狙うと言えば、今のマリーンズでいえば「角中」に近いか?
安田は11打席中「フライアウト」が6個・犠飛が1個・三振が2個。単打というよりは長打(ホームラン含む)を狙っていないだろうか。悪い結果ではないが、3戦目に安田が「犠飛」で点を取っているのも、それを物語っているようにも思える。

両チームの1番から3番までの選手が同じくらいの成績で、大きな力の差があると思われないので、なおさら「4番の仕事」が違って見えた。 (付け加えるとL中村も打率がいいとは言えない。安田と同じ2割台前半。)
*あくまで個人的な見方です。

3連戦まとめ

2021年4月27日~4月29日 西武対ロッテ4~6回戦
対西武戦  1勝2敗 ロッテこのカード負越し。

投手がゲームを作る中1・2戦目は打線が元気なかった。しかし3戦目岩下が好投して打線が答えた。 1・2戦目打線が湿っていただけに、3戦目は下位打者がタイムリー、最後4番が犠飛打っていい勝ち方で終われたのは良かった。 苦手西武相手に3連敗免れた。
M打線はマーティン好調で荻野中村も悪くないが、つながりがなかった。角中の調子の良さが目立った。3戦目昇格組の井上・髙部にタイムリーでたのも良かった。しかし真ん中の安田に元気が無かった。疲れが出る頃だと思うが9連戦の長丁場、安田山口ら若手にも踏ん張ってほしい。
次カード「楽天戦」にMらしい戦い方を期待したい。マー君との久々の対決は楽しみですね。(M相性は悪くないとのこと)

最後まで読んでいただきありがとうございました。