E涌井田中好投-M力なく2敗-レアード荻野HRで1勝-E下位に打たれすぎ-楽天対ロッテ7-9

29日までのパリーグ順位は、1位楽天、2位ソフトバンク、3位ロッテ、4位西武、5位オリックス、6位日本ハム。勝ち星がほぼ一つ違いで並んでいる。
前カードロッテは西武に負け越しも、他チームもつばぜり合いをしている。
この楽天3連戦の2戦目には田中将大投手との対決が予定されていて楽しみでもある。

2021年4月30日(金)
楽天対ロッテ 7回戦 楽天生命パーク

8 対 1 で楽天の勝ち
勝ち:涌井 負け:中村稔弥

中村稔弥粘投もエラーで失点-涌井攻略できず-M自滅-楽天対ロッテ7

【試合経過】

中村稔弥立ち上がりから丁寧に投球。マリーンズ涌井の立ち上がり不安定な所を崩せなかった。低めの変化球に手を出さなかった。2回表1アウト満塁から岡が押し出し選んだ1点のみ。
痛かったのは3回楽天の攻撃。M中村が岡島にヒットうたれ盗塁成功、2アウトになる。続く辰巳をショートゴロに打ち取り3アウトかと思ったが、エチェバリアがショートゴロをファンブルするエラー、ランナーが戻ってきて失点。続く大田のファーストフライを井上が落球して勝越された。3回には2アウト1・2塁からディクソンがタイムリー3塁打で2点を追加した。
マリーンズは涌井5回3安打1点に抑えられた。続く楽天4人の継投から反撃できず。楽天投手陣リレーの前にかわされた。涌井からもう少し点を取りたかった。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

中村稔弥、味方エラーで失点するも5回7安打と頑張った。
・6回佐々木・7回河村、無安打無失点と好投。
・レアードマルチ。

【観戦記】

マリーンズはいいところがない試合だった。中村稔弥がエラーでリズムが作れない中、援護がないなか頑張って投げた。打線が反撃したかった。
エチェバリア1軍初登場も4打数で四球がひとつ、ヒットは出なかった。 選球眼はよさそうだが力のあるボール・変化球をどう打ち返すのか、これからのバッティング次第。売りとしていた守備にミスが出てしまったのは残念だった。挽回してほしい。
M2回のE下位打者に与えたエラー2個がすべて。失点して流れを悪くして自滅した。中村が気の毒だった。

2021年5月1日(土)
楽天対ロッテ 8回戦 楽天生命パーク

3 対 0で楽天の勝ち
勝ち:田中 負け:二木

楽天「マー君」登板-二木粘投もM打線振るわず-完封負け-楽天対ロッテ8

【試合経過】

先発は田中将大、伸びのあるストレート・スプリット多彩な変化球でM打線を抑える。二木は3回太田ヒット小深田送りバントで鈴木大地ヒット1アウト1・3塁から浅村のタイムリーで先制された。4回はヒットも茂木を1塁において岡島がライトへ2ランをうった。低めの球をうまくライトへ運んだ。
「田中将大」6回5安打無失点と粘りの投球、ピンチには気迫を前面に出し好投した。二木5回6安打3失点と粘投も味方の援護なかった。E継投に抑えられ完封負けした。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

・二木5回粘投した。
・荻野マルチ。2回盗塁成功。
・角中マルチ。
・「7回・岡」「8回・和田」 盗塁成功。

【観戦記】

楽天の下位打線が活躍して二木から得点をとった。
E田中が好投したとはいえ、マリーンズ打線はヒット出ても策が無かった。Eが2番手3番手に代わっても繋がりなく完封負けはいただけない。
ただ荻野・角中好調維持しているのは素晴らしい。
チャンスで中村奨吾に1本出ていれば流れ変わったかも。しかし田中にマークされていたことも確か。
エチェバリアが初ヒット、今後に期待。

【コロナ関連ニュース】
日本ハムは30日にコロナ感染3人(中島・西川・清水)を発表していたが、1日新たに7人の選手コーチスタッフが新型コロナの陽性判定を受けたと発表した。
管轄保健所を相談して2日西武戦の中止を発表した。

千葉ロッテ球団は、4月1日に「清田育宏選手」の今年1月からの謹慎処分を解除した。
反省態度を考慮してとのこと。
*戦力アップとしてはいいニュースです。

2021年5月2日(日)
楽天対ロッテ 9回戦 楽天生命パーク

4 対 5 でロッテの勝ち
勝ち:唐川 負け:松井

鈴木・早川の投げ合い-角中H-レアード3ラン-荻野勝越しHRで勝利-楽天対ロッテ9

【試合経過】

早川・鈴木新人同士の対決になった。両投手共に1~5回の防御率がいい。その数字通り共にいい立ち上がりだった。
先制したのはマリーンズ、4回中村・安田2ベースで1アウト2・3塁のチャンスに角中がゴロを打ち1点先制。しかしその裏E反撃島内2ベースの2アウト2塁から岡島タイムリーで同点、辰巳が2ランで勝ち越した。5回にも1点追加されるも、鈴木をリリーフした田中が抑えた。

6回にドラマがあった。マリーンズビックイニングを作る。中村フォアボール、安田ヒットで1アウト1・2塁から角中がセンターへタイムリーで2点目。
ランナー2人おいてレアードがレフトスタンドポール際へ3ランホームランを打ち逆転した。6回制球が少し甘くなってきた早川の“チェンジアップ”を一撃でとらえた。
7回楽天も粘りをみせ、Mハーマンから無死2・3塁からディクソンのショートゴロでまたも同点に追いついた。8回は唐川が3人を9球で片付けた。
9回Eクローザー松井登場もM荻野レフトに1号勝越しホームランを打った。今季1号は値千金のHRになった。最後益田が完璧に抑えてマリーンズ接戦を制した。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

レアード6回逆転3号3ラン。起死回生、レアードらしい一発。
スシ食べたのは(三木いないので)「エチェバリア」が食べた。

荻野8回勝越しHR。前2打席チャンス凡退を最後取り返した。

角中2安打2打点。4回チャンスで叩きつけてゴロ打ち得点、6回はセンターへタイムリーで追撃ののろし。さすがのバットコントロール。

・唐川8回打者3人9球で切り2勝目。
・益田9回見事な抑えた。

安田4回フェンス直撃2塁打、6回ライト前ヒットとしっかりと打ってチャンスを広げた。打線をつなぐ意識があった。

・髙部8回盗塁成功。

【観戦記】

5回終了時に1-4と3点負けていたが、6回に集中打で逆転。早川からレアードの一発が大きかった。失投逃さずレフトポール際に良く打った。早川には5回まで1点に抑えられていたので起死回生の一打。Eが7回同点に追いついたあと、9回荻野の勝ち越しホームランは流石だった。松井の初球を狙ったか。

また少し目立たなくなってしまったが、やはり「角中の働き」がチームの勝利に貢献した。角中「2安打2打点」4回1アウト2・3塁のチャンスでセカンドゴロ打って“先制打”、6回はセンターへタイムリーで2点目を入れて追撃開始。バットコントロールの巧みさに今年の好調さを見た。
今のマリーンズには形はどうであれ「点を奪い取れる打者」が必要で、その役割をしっかりと果たした。

安田4回2打席目のレフトフェンス直撃2塁打はしっかりと打ててフェンスまで届いた。レフトフライで終わるのかフェンス超えるのか、本人しか分からない感覚なのでしょうが、早く「外角の速球に対応できること」を期待します。

3連戦まとめ

2021年4月30日~5月2日
楽天対ロッテ 7~9回戦
対楽天 1勝 2敗 ロッテこのカードを負越した。

楽天の「下位打線(岡島・辰巳・太田)の好調さ」がM投手陣を厳しくせめたてた。堅調な先発投手陣と相まって、楽天が強い理由だと思う。
ちなみに楽天下位打者、岡島・辰巳・太田の3人はこの3連戦合計で33打数14安打「約4割2分」とM投手を打ちまくった。
*マリーンズは下位打者にケアができていたのか、疑問になった。
また楽天浅村の打撃、「2戦目3回レフト前ヒット」「3戦目の5回裏ライト前ヒット」には感心した。3戦目の打席は相手M鈴木投手に一度やられた球を打ち返すした。M鈴木も取られた点ほど悪くはなかったと思うが、この一打で交代になった。 *西武の中村のバッティングと相通ずる技術だ。

初戦「涌井」2戦目「田中」と好投手相手に音なしのマリーンズでしたが、最後は早川を攻略して3連敗は免れた。好調角中・荻野・レアードがチームを救った。そして中村・安田・角中と打線がつながり得点できたのは良かった(なにか久しぶりのような)。
こういういい形が作れないと流れは出てこない。HRや長打頼みでかてるといいけど、チームカラーも確率的にも、マリーンズには「地味にコツコツ繋いでいく」方があっていると思う。特に真ん中で流れを断ち切ってばかりだと、下位打線も弱いので挽回する勢いもなくなってしまう。

【試合の延期】
ファンとしては残念なお知らせが入った。
ロッテと日本ハムは、5月3日から5日までZOZOマリンで予定されていた“ロッテ対日本ハム3連戦”を延期すると発表した。
*日本ハム選手関係者の新型コロナ感染のため感染拡大防止と調査のため。

*最後まで読んでいただきありがとうございました。