オリックスとの対決が「3連敗」予想外の結果でした。楽天戦は正念場になった。二木が前回の雪辱をするか、打線は復調できるのか。投手も打者も助っ人が欠けて、トレードで入団した選手も疲れの出る今、千葉ロッテに在籍していた「生え抜きの主軸選手」に頑張ってほしい。
*2021年10月1日(金)開催予定の「楽天対ロッテ22回戦」は雨天のため中止・順延になりました。
10月1日ロッテは楽天戦が中止でしたが、オリックスはソフトバンクに勝利してオリックスが首位に立ちました。
二木被弾E茂木好調- -M打線低調E岸の前に完敗-2021楽天対ロッテ22
2021年10月2日(土)
楽天対ロッテ 22回戦 楽天生命パーク
6 対 1 で楽天の勝ち
勝ち:岸 負け:二木
【試合展開】
楽天は岸、初回に荻野ヒット中村フォアボール選び、1アウト1・2塁のチャンス作るも上位が得点できなかった。レアードへのチェンジアップが良かった。
その裏M二木は山﨑に先頭打者HRを打たれ先制される。2回には鈴木大地ライトへ2塁打から茂木にライトへタイムリー2ベースで2点目、ランナー3塁に進み1アウト3塁から辰巳にライト犠飛を打たれて3点目をとられた。
二木は前回登板の悔しさを晴らしたいところでしたが、山﨑にはカウント球ねらわれたかレフトへHR打たれた。2回は茂木にもうまく打たれた、変化球が今一つだったのか、楽天のバッターに低めを気持ちよく振りぬかれた。
マリーンズ反撃は4回佐藤がライトへヒットで出塁、藤岡のピッチャーゴロで2進すると、2アウトからエチェバリアがセンターへのタイムリー2ベースで1点返した。外角低めをうまく打った。
しかし二木は5回辰巳にバックスクリーン直撃のソロで追加点いれられた。
6回は小野から浅村がヒット、島内が送りバントで2塁へ、鈴木大地がファーストゴロ打ちレアードが後逸して5点目を取られた。
岸は次第に調子を上げて6回4安打1失点の好投だった。
マリーンズは7回から中村稔弥が登板。8回浅村にセンターへヒット、ディクソンにデットボールで1・2塁。鈴木がセンターへヒットで満塁のピンチまねく。茂木がレフトに犠飛で打たれ6点目を入れられた。
9回は安樂が登板して抑えられた。マリーンズは連敗を4にしてしまった。
二木は立ち上がり今一つだった。簡単にヒット打たれ失点した。球威の問題なのか配球なのか?。
楽天の茂木が良かった。辰巳・浅村・鈴木など楽天の打者の振りもよく全体的に調子がいいのも確か。楽天打線は上向きだった。
Mリリーフ陣は中盤終盤にも失点したが、マリーンズ打線が低調でつながらない、岸から点を取れなかったのが敗因。変化球・緩急についていけなかった。
*この敗戦で千葉ロッテは4連敗、逆に楽天は3連勝になった。
オリックスがソフトバンクに勝ったので、首位との差が1.5ゲームにひろがった。マリーンズは全体的に元気がないしエラーも出てきて底に入っている。これ以上離されないように頑張りたいところです。
マリーンズで良かった選手(MVPs)
・エチェバリア4回タイムリーヒットで1点返した。マリーンズ唯一の打点。マルチ。
・小川龍成5回代走で出ると2塁へ盗塁成功。プロ初盗塁を決めた。タッチを逃れるスライディングが良かった。
*球団は10月5日西武戦からケガで戦列を離れていたマーティンが復帰する予定であることを発表。マーティンが離れてからチームは3勝6敗と急降下をしていただけにマーティンの復帰は嬉しいニュースです。
エース小島が完封-E田中将に投げ勝つ-レアードが連敗止めた-2021楽天対ロッテ23
2021年10月3日(日)
楽天対ロッテ 23回戦 楽天生命パーク
0 対 2 でロッテの勝ち
勝ち:小島 負け: 田中将大
【試合展開】
マリーンズは田中将大の立ち上がりをつかまえる。マリーンズは初回に荻野がライト前にヒット、1アウト後に中村奨吾もセンター前にヒットして1アウト1・2塁のチャンス作ると、レアードがレフトに2点タイムリーツーベースで先制した。少し高いスライダーをしっかりとらえた。なおも1アウト2・3塁から佐藤都がよく叩きつけた。セカンドゴロでランナーをかえし貴重な2点目をとった。
小島は低めにボールを集めた。序盤はのびるストレートを軸にチェンジアップ・スライダーがさえる。相手を追い込んで打ち取り次第にペースをつかんだ。先頭打者を出したのは1度だけ長打も打たれなかった。何より強い気持ちで対峙した。
小島の力投には田中将大も負けられない。2回以降徐々に調子を上げた。マリーンズにホームを踏ませなかった。両エースが一歩も引かない。M打線も初回に得点したのみ。田中も好投、Mにヒット打たれても後続を抑えチャンスをつぶした。小島9回3安打無四球完封、田中将大9回9安打1四球2失点で両投手ともに投げ切った。最近にない投手戦だった。お疲れさまでした。
小島にとっての田中将大はあこがれの存在で、投げ合うだけでもうれしいという。一方田中将大にとっては悔しい負けになった。
小島は10勝目をマーク、頼りになる投手の筆頭。安定度が増してきて「事実上マリーンズのエース」だ。「チーム全員で戦って優勝したい」コメントも素晴らしかった。この勝利をきっかけにチーム総力で反攻してほしい。
マリーンズで良かった選手(MVPs)
・小島9回3安打無四球で完封。一人で連敗止めた。
・レアード初回先制タイムリーツーベース。大事な試合で「4打数2安打1打点の活躍」は流石としか言いようない。
・佐藤都、初回ゴロ転がして貴重な2点目をもぎとった。粘っこいバッティングに気迫が見える。
・荻野3打数2安打、マルチでチャンスメイク。
2連戦まとめ
2021年10月1日~10月3日
楽天対ロッテ 22~23回戦
対楽天 1勝 1 敗
ロッテこのカードを引き分けた。
感想
思ったよりも楽天打者が振れていた。二木が簡単に点を取られたのもE好調なのもある。二木のボールをうまくとらえた。最近のM打線には元気無くつながりもない、2戦目もかなり不安だった。田中将大がいつも通りの投球をすると普通でも点が取れない。1点を争う展開にもちこめるかが問題だった。当然先発の踏ん張りが最低条件。その厳しい状況で小島が好投で希望の光を与えてくれた。強い気持ちで楽天に立ち向かった。ストレートが良かった・制球がよかった。まとを絞らせなかった。ストレートで追い込んで変化球で打ち取る。チェンジアップも冴えていた。
マークに苦しむレアードが先制して見せた。ロッテがラッキーだったのは田中将大はピンチにレアード迎えても、敬遠はしないだろうし、監督も指示は出さないだろうという事。もちろんファンもそれを求めている。しかし少ないチャンスを決め切るレアードの勝負強さにはあらためて感動した。
*これから対戦する相手チームには「どんどんレアードと勝負してほしい」。お願いします。
2戦目も楽天に負けてオリックスに離されるかと思ったが、小島が一人で楽天を止めた。度胸満点の投球は素晴らしかった。
昨年は終盤マリーンズは急降下して苦しみ、最後勝ってクライマックスシリーズ進出。今年も急降下で同じ展開になりつつある、しかし今年狙っているのはクライマックスシリーズではなくて「パリーグ優勝」だ。昨年の急ブレーキを思い出し繰り返してはいけない。
オリックス急行は加速して突き進む。止めなければいけないのは自分ではなく「オリックス」だ。Mは自分にプレッシャーをかけていないだろうか?
マリーンズの「成長した姿」昨年との違いが見たい。「今こそ過去の千葉ロッテを越えるとき」。失うものは何もない、「51年振りのリーグ優勝」を目指して挑戦あるのみだ。
*最後までお読みいただきありがとうございました。