オリックスを2.5ゲーム差で追いかけるマリーンズ。残りも少なく天王山の戦い。
オリックスは、堅い投手陣を柱にして吉田正尚の離脱を中堅打者・若手打撃陣の活躍でカバーできるか。
一方マリーンズは先発に復調の兆しはあるがリリーフ陣に不安が発生、打線はレアード・マーティン頼みは相変わらず、決定力が不足もカバーできる中堅若手が登場しない(起用しない?)。
マリーンズの方が問題が多い。しかし2021シーズンは待ってくれない。
ここが勝負の三連戦。
マリーンズには前回3連敗し形勢逆転された悔しさがある。
M先発予定は、小島・石川・佐々木朗希と必勝態勢。
3勝して優勝の目が出てくる「厳しい戦い」。
追い詰められている立場はサッカー日本代表と似ている。
土俵際で開き直って押し戻せるか、毎年の定位置に戻るか、ファン注目の戦いになった。
小島好投も宗に被弾で引分-レアードHRも空砲-オリックス対ロッテ23
2021年10月12日(火)
オリックス対ロッテ 23回戦 京セラドーム大阪
2対 2 でロッテ オリックス9回規定により引き分けた。
勝ち:ー 負け:ー
【試合展開】
序盤田嶋はカット・スライダー・フォークなどを低めに決めてM打者を打ち取る。ピンチにも冷静に対応。対する小島も丁寧に低めにカット・ツーシームなどを決めていく。チェンジアップも効果的だった。初回のピンチも宗をセカンドゴロ併殺に切って取った。
先制したのはマリーンズでレアードが4回レフトスタンドに先制26号ソロホームラン(大トロ)。
小島は4回伏見デットボールで福田周平がヒットで1アウト1・2塁のピンチも宗をショートゴロでWプレーに切って取った。
田嶋も丁寧な投球は相変わらず。レアードの1発以外はランナーを出すもストレート・スライダーにカーブも加わり外角低めに決めて要所を抑えた。
6回には荻野がカットボールを右中間に3ベースヒットで出塁すると中村奨吾がライト前にタイムリーで2点目をいれた。
ロッテがリードするも8回太田がヒットで出ると宗が小島の甘いボールをライトスタンドに2ランホームランを放ち同点にされた。
ゲームは9回両チームのクローザー平野・益田が好投して「9回規定により引分」になった。
小島被弾はもったいなかったが、8回6安打2失点はプレッシャーのある試合でよく投げた。
【小島VS宗】
田嶋はコントロールも良かった。ランナー出しても外角低めにストレートスライダーを決めた。小島もピンチで宗をダブルプレーにきって取るなど要所を締めて無失点に抑える。
7回を終えてB0-2M・田嶋VS小島の投手戦でこのままいくと思ったが、8回にドラマが待っていた。
B宗は前打席で小島に『チャンスでWプレー2回』に打ち取られ、小島の甘いボールを狙っていた。宗は8回太田がレフトにヒットで出塁すると、2アウト1塁から『ライトスタンドに同点2ラン』を打った。小島は2-2の同点に追いつかれ膝まずいた。
*宗は悔しさを晴らした一打を打った嬉しさか、ベンチに座って涙を流し、小島はゲーム終了後に下を向き悔し涙を流した。
両チームのこの3連戦にかける思いがみえた勝負だった。
マリーンズで良かった選手(MVPs)
・小島8回途中までは4安打好投。8回の宗に浴びた2ランがホントに悔やまれる。
・レアードが4回レフトスタンドに先制ホームラン。
・荻野猛打賞。チャンスを作り続けた。
・中村奨吾6回ライト前にタイムリーで2点目。