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ロッテ「マジック9点灯」-石川歩-佐々木朗好投-打線復調-2勝1分-2021オリックス対ロッテ23-25

オリックスを2.5ゲーム差で追いかけるマリーンズ。残りも少なく天王山の戦い。 オリックスは、堅い投手陣を柱にして吉田正尚の離脱を中堅打者・若手打撃陣の活躍でカバーできるか。一方マリーンズは先発に復調の兆しはあるがリリーフ陣に不安が発生、打線はレアード・マーティン頼みは相変わらず、決定力が不足もカバーできる中堅若手が登場しない(起用しない?)。マリーンズの方が問題が多い。しかし2021シーズンは待ってくれない。ここが勝負の三連戦。マリーンズには前回3連敗し形勢逆転された悔しさがある。

M先発予定は、小島・石川・佐々木朗希と必勝態勢。3勝して優勝の目が出てくる「厳しい戦い」。追い詰められている立場はサッカー日本代表と似ている。土俵際で開き直って押し戻せるか、毎年の定位置に戻るか、ファン注目の戦いになった。

小島好投も宗に被弾で引分-レアードHRも空砲-オリックス対ロッテ23

2021年10月12日(火)
オリックス対ロッテ 23回戦 京セラドーム大阪
2対 2 でロッテ オリックス9回規定により引き分けた。
勝ち:ー 負け:ー

【試合展開】

序盤田嶋はカット・スライダー・フォークなどを低めに決めてM打者を打ち取る。ピンチにも冷静に対応。対する小島も丁寧に低めにカット・ツーシームなどを決めていく。チェンジアップも効果的だった初回のピンチも宗をセカンドゴロ併殺に切って取った。
先制したのはマリーンズでレアードが4回レフトスタンドに先制26号ソロホームラン(大トロ)。
小島は4回伏見デットボールで福田周平がヒットで1アウト1・2塁のピンチも宗をショートゴロでWプレーに切って取った。

田嶋も丁寧な投球は相変わらず。レアードの1発以外はランナーを出すもストレート・スライダーにカーブも加わり外角低めに決めて要所を抑えた。

6回には荻野がカットボールを右中間に3ベースヒットで出塁すると中村奨吾がライト前にタイムリーで2点目をいれた。ロッテがリードするも8回太田がヒットで出ると宗が小島の甘いボールをライトスタンドに2ランホームランを放ち同点にしました。
ゲームは9回両チームのクローザー平野・益田が好投して「9回規定により引分」になった。小島被弾はもったいなかったが、8回6安打2失点はプレッシャーのある試合でよく投げた。

【小島VS宗】

田嶋はコントロールも良かった。ランナー出しても外角低めにストレートスライダーを決めた。小島もピンチで宗をダブルプレーにきって取るなど要所を締めて無失点に抑える。
7回を終えてB0-2M・田嶋VS小島の投手戦でこのままいくと思ったが、8回にドラマが待っていた。
B宗は前打席で小島に『チャンスでWプレー2回』に打ち取られ、小島の甘いボールを狙っていた。宗は8回太田がレフトにヒットで出塁すると、2アウト1塁から『ライトスタンドに同点2ラン』を打った。小島は2-2の同点に追いつかれ膝まずいた。
*宗は悔しさを晴らした一打を打った嬉しさか、ベンチに座って涙を流し、小島はゲーム終了後に下を向き悔し涙を流した。
両チームのこの3連戦にかける思いがみえた勝負だった。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

小島8回途中までは4安打好投。8回の宗に浴びた2ランがホントに悔やまれる。

・レアードが4回レフトスタンドに先制ホームラン。

荻野猛打賞。チャンスを作り続けた。
中村奨吾6回ライト前にタイムリーで2点目。

石川完投勝利-レアード先制-中村奨-藤岡-岡活躍-オリックス対ロッテ24

2021年10月13日(水)
オリックス対ロッテ 24回戦 京セラドーム大阪
2対 8 でロッテの勝ち
勝ち:石川 負け: 山﨑福

【試合展開】

マリーンズ前回やられたB山﨑福に仕返ししたいところ先制したのはマリーンズ。初回荻野・中村奨吾ヒットで1・3塁からマーティン内野ゴロで荻野ホームで走塁死もレアードがライトに先制タイムリー。3回には中村奨がフォアボールで出塁、2アウト、レアードがレフトにヒツトの1・2塁からエチェバリアがレフト前にタイムリーで2点目。1・2塁から山口がレフトにヒットで満塁。藤岡がレフト前に2点タイムリーで追加点を入れた。岡がフォアボール選び満塁で山﨑福をノックアウトした。変わったK-鈴木から田村も押し出しのフォアボールで5点目を入れた。
久々にマリーンズ打線がつながった。
5回は2アウト3塁から岡がタイムリー。9回は三木がタイムリーで追加点をあげオリックスを突き放した。

石川は9回6安打無四球2失点。初戦小島「悔しい引分」に石川(五右衛門)が好投でお返しした。 ストレートが走ってシンカー・スライダーが決まった。前回被弾したT-岡田を外角のシンカーで仕留めるなど要所を抑えた。9回杉本にライトスタンドのギリギリに飛び込むホームランを打たれ2点失うも、土俵際での完投でオリを押し戻し、チームに貴重な勝利をもたらした。
打線は荻野・中村が切り込んでレアード・藤岡がタイムリー。岡・三木もダメ押し。オリ投手陣を打ち砕いた。
石川久々の完投勝利は気持ち良かった。「オリックスのマジック点灯を阻止」した。実力者の活躍に期待大。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

石川完投勝利。9回6安打2失点と好投。勝負の一戦で本領を発揮した。

レアード初回先制タイムリー、3回はチャンスメイク。マルチ。

中村奨吾4打数3安打の猛打賞、フォアボールの出塁もあり大活躍。

藤岡3回レフトに2点タイムリー。プロのバッター・ここぞの仕事に感心。マルチ。

岡マルチ。長打力・守備・走力、3拍子揃った彼が強力な戦力になりつつある。レギュラーでの連日の活躍に「覚醒」のにおいがする。

佐々木朗好投-中村奨レアード藤岡エチェバリア岡活躍-Mマジック9点灯-オリックス対ロッテ25

2021年10月14日(木)
オリックス対ロッテ 25回戦 京セラドーム大阪
1 対 6でロッテの勝ち
勝ち:佐々木朗希  負け:宮城

【試合展開】

佐々木朗希中6日で先発。「期待に応えたい」とマウンドに上がった。マリーンズ打線は早めにリードして佐々木を援護したい。
オリックス先発は佐々木と同期の宮城。12勝で堂々たる投球で上り調子なのが嫌だが、マリーンズも前日は16安打で久しぶり二桁安打を記録。調子は上がっているので序盤で宮城から先制点がとれるかがカギを握りそう。マリーンズは絶対に落とせないゲーム。

B宮城を全力で攻めるという言葉通りだった。初回中村奨がライト前にヒットで出塁、マーティンが粘ってフォアボール選び1アウト1・2塁からレアードが低いボールを拾いレフトへ先制のタイムリーを放った。エチェバリアも甘い球を逃さない、センターへ2点タイムリーツーベースでマリーンズは3点を先制した。マーティンがファールで粘ったのが効いた、M打線が連打で宮城から3点をもぎ取った。

佐々木朗は初回2アウトから紅林・杉本に連打を打たれて1・2塁のピンチ背負うもモヤをセカンドゴロに打ち取った。ストレートとフォークを低めにコントロールし抑えた。

マリーンズは攻撃の手を緩めない。2回には岡がライトへヒットで出塁すると加藤が送り荻野のセンターフライで3塁へ。中村奨がレフトへタイムリーヒットを放った。3回には2アウトから山口航輝がライトへうまく流し3塁打で出塁すると藤岡がライトへタイムリー2ベースで5点目を入れた。二人ともに積極的なバッティングが素晴らしかった。
マリーンズは宮城に4回までに8安打5得点の猛攻をして89球を投げさせた。宮城に力を発揮させなかった。

佐々木朗希はピンチにも動じず150k超のストレートとフォークを決めた。プレッシャーの中6回5安打無失点と好投した。
6回はB変わった吉田から岡がレフトスタンドにソロホームランを放って6点目を入れた。

7回は唐川、8回はハーマン、9回は東妻がT-岡田のHRで1失点するも、M投手陣は強力オリックス打線にほとんど仕事をさせなかった。4投手のリレーと打線好調で勝利、このカードを勝ち越した。

前回対オリックス戦3連敗の屈辱を晴らし千葉ロッテに「51年振りのマジック 9」 が点灯した。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

佐々木朗希6回5安打無失点の好投。宮城との投げ合いに勝った。

レアード初回に先制タイムリー。毎度の勝負強さには驚き。マルチの活躍でチームを鼓舞。

エチェバリア初回に貴重なセンターへの2点タイムリー。集中力が素晴らしい。マルチ。

中村奨吾2回ライトへタイムリー。初回はチャンスメイクでマルチ。

藤岡3回2アウト3塁からライトへタイムリーで貴重な追加点を挙げた。

岡6回レフトにソロホームラン。パンチ力が覚醒初回宗の左中間のフライをスライディングキャッチ。マルチの活躍。

・山口航輝3回3ベースでチャンスメイク。右への長打で存在感。

・荻野マルチ。

3連戦まとめ

2021年10月12日~10月14日
オリックス対ロッテ 23~25回戦
対オリックス 2 勝 0 敗1引分 ロッテこのカードを勝ち越した。
*51年ぶりのマジック9が点灯した!!!

感想

初戦は小島が好投するも、終盤それまで抑えていた宗にまさかの被弾で同点に追いつかれて引分。千葉ロッテにとっては痛い引き分けだった。オリに2戦目に以降の流れを持っていかれる可能性があったのだが、2戦目はM石川歩が立ちはだかった。オリックス打線に仕事させない好投。9回完投勝利で押し戻した。
マリーンズは3戦目を佐々木朗希に託す、B宮城との同級生対決、若手投手を立てての大勝負になった。

佐々木朗希も宮城も一歩も譲らぬ投手戦になるかとおもったが、宮城の立ち上がりマリーンズ打線が積極的に攻めた。「井口監督の最初から全力で行く」というコメント通りにMが序盤で得点した。佐々木朗が期待に応える好投し勝利した。

石川・佐々木朗の好投、主力荻野・レアード・中村奨・エチェバリア・藤岡の繋がりも戻った。ここにきて打線の復活は大きな朗報。最終盤の優勝争いに「岡大海」も名乗りを上げた。若手の山口・藤原も加わりマリーンズ打線が優勝に向けて加速し始めた。今年のM打線は一度火がつくと止まらない。
2戦目でオリックスのマジック点灯を阻止すると、3戦目は逆に「マジック9を点灯」させた。

初戦「小島の涙」が石川を佐々木朗を動かした。打線もヒツトでこたえた。みんなの気持ちに火をつけた。流れは来ている。

マジックは出たが、オリックスとほぼ互角。一つ一つ勝ちを積み重ねるしかない。悔いのないように戦かってほしい。

今こそ過去の千葉ロッテを越えるとき。51年ぶりの栄冠は手の届くところにある。思いきって戦え、千葉ロッテマリーンズ!。

*最後までお読みいただきありがとうございました。