岩下粘投-荻野レアード活躍で1勝-Bのホームラン5本に苦戦-オリックス対ロッテ10-11

マリーンズは西武に勝利できず、消化不良の試合が続く。投手陣に大きな破綻があるわけではないので、しっかりと攻められれば勝機はある。
オリックスは最近のカードは対日ハム戦1勝1敗、対楽天戦2勝1敗と堅調。堅いローテーションをバックに「一発のある打線」は驚異、楽天のマー君が負けたのもオリックス戦だった。
*10回戦マリーンズは加藤翔平が今季初スタメンに入った。

2021年5月18日(火)
オリックス対ロッテ 10回戦 京セラドーム大阪

6 対 5 でオリックスの勝ち
勝ち:比嘉 負け: 鈴木昭汰

二木乱調-エチェバリアタイムリー・マーティンHRも鈴木・河村打たれ敗戦-オリックス対ロッテ10

【試合経過】

オリックス宮城大弥、思い切りいい投球を展開した。先制したのは2回マリーンズで安田フォアボールのあとスタメンの加藤翔平が魅せてくれた。初打席でレフトへの2塁打。2アウトになるもエチェバリアが先制の2点タイムリーを放った。
2回オリックスはモヤがソロホームラン、3回には福田周平・宗が連続2塁打で同点に追いつかれた。今日の二木はボールが少し甘かった。
B4回安達がショート内野安打で出るとT-岡田が右中間に2ランで2点リードした。

しかしパリーグホームラン王がMに流れを引き戻す。
5回荻野を置いてマーティンの13号2ランが素晴らしかった。4回にT-岡田の2ランでリードを許した後だけに、マーティンの一振りは大きい一本、すぐに追いつく。何か西武戦を思い出させるマーティンの集中力に感心。

5回裏からは中継ぎ「鈴木昭汰」が登板。宗フォアボールで2盗塁されるも怖い杉本をライトフライに切って取った。しかし6回モヤにソロ打たれてリードされた。8回は河村が1アウト満塁から紅林犠打で6点目入れられた。マリーンズ9回ショートの悪送球で1点返すもそこまでだった。
この試合マリーンズ下位をかえたスタメン、なかでも加藤翔平のマルチ安打は立派だった。

* オリックスのホームランは、2回モヤのソロ・4回T-岡田が2ラン・さらに6回にはモヤ2本目のソロの3本で合計4点とった。オリックスに相変わらずのホームラン供給でM10安打打つも負けた。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

マーティン13号2ラン。
エチェバリア2回先制2点タイムリー。低めスライダーをレフト線へヒット、うまかった。
・荻野マルチ。

加藤翔平初スタメンでマルチ。M打線にあらたな風を吹かせてほしい。
・8回和田、9回は岡が盗塁決めた。

2021年5月19日(水)
オリックス対ロッテ 11回戦 京セラドーム大阪

4 対 6でロッテの勝ち
勝ち:岩下  負け:山本

岩下粘投-荻野レアード活躍-B内野ミスで勝ち拾う-オリックス対ロッテ11

【試合経過】

岩下に連敗ストップを託す。立ち上がり悪くなかったが甘い球を杉本に先制ホームランを打たれた。Mは3回制球の今一つの「山本由伸」を攻めて、藤岡ヒットから佐藤都が送りバント決めて1アウト2塁にランナー進めると、荻野が詰まりながらもライトへ同点タイムリーを放った。

その後岩下は調子を上げる。スライダー・フォークが決まった。一方マリーンズは4回山本からレアードがフォアボールで出ると加藤翔平が送りバント決めて1アウト2塁に、井上がファーストゴロの間にレアードは3塁へ。藤岡もフォアボール選び1・3塁に。佐藤がライトへいい当たりタイムリー、続く荻野もレフト前にタイムリーで2点勝ち越しした。山本からヒットつないで得点は素晴らしかった。
5回にレアードが甘いボールを左中間にソロ放ち4点目いれる。裏オリックスの反撃、1アウト1・2塁から紅林と福田のタイムリーで2点返された。

マリーンズ6回は藤岡がフォアボールで出ると佐藤が内野の守備ミスでつなぐ、マーティンのファーストゴロをT-岡田がホーム悪送球で2点追加した。このオリックスのミスによる得点がきいた。
8回に杉本にソロHR打たれるもM逃げきった。

*オリックスに先行されるも早めに同点においつけたのが良かった、エース山本なので序盤からしっかりバント使い投手に圧力も加えられた。中盤はつないで相手のミスを誘った。早め仕掛けていた。
またも岩下連敗ストップの役目を果たした。運を持っている投手です。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

岩下6回5安打3失点と粘投。連敗ストップした。

荻野3回ストレートをライトへ同点タイムリー。4回にはレフト前タイムリーで追加点となる3点目を入れた。チームを鼓舞。チャンスに強かった。

レアード5回ソロホームラン。猛打賞でチームの柱。

「佐藤都志也」3回に送りバント、 4回には勝越しのタイムリーを放った。存在感を増している。

・4回・7回に加藤翔平「送りバント」決めた。

・マーティン・和田盗塁決めた。

2連戦まとめ

2021年5月18日~5月19日 オリックス対ロッテ 10~11回戦
対オリックス 1 勝 1 敗 ロッテ引き分けた。

感想

マリーンズは点はそこそこ取っているのに、西武戦からこのオリックス連戦は思うように勝てていない。投手陣が後半に打たれたのもあるが、「問題はホームランの多さと盗塁を許した2つが主な理由なのではないか」と思われたので、安打数・失点を含めて数字を拾ってみた。

ちなみに西武戦からの(M捕手)と被弾数・被盗塁数・安打数・失点をまとめてみた。
西武7回戦(佐藤都):被HR1本・ 被盗塁1個・(L試合計10安打4失点)
西武8回戦(柿沼): 被盗塁2個・(L試合計10安打3失点)
西武9回戦(佐藤都・江村): 被盗塁5個・ (L試合計9安打6失点)
オリックス11回戦(江村・佐藤都):被HR3本・盗塁1個・(B試合計8安打6失点)
オリックス12回戦(佐藤都・江村): 被HR2本・被盗塁0個。(B試合計7安打4失点)
*5戦合計:総安打数44・総失点数23。

【ホームラン数とHRによる失点】西武・オリックス5戦合計:被HR6本・7失点。
一方マリーンズ打線は、対西武戦で7回戦HR2本4得点・9回戦HR3本4得点、対オリックス戦で10回戦1本2点、11回戦で1本1点、5戦合計で7本11得点。
ホームラン数得点ではマリーンズは意外にも西武を圧倒していた。西武戦でホームラン数は負けに関係していない。西武戦はヒットを打たれ失点している。
オリックス戦ではホームランでの失点が敗戦に関係している。

【被盗塁数】西武・オリックス5戦合計:9盗塁。
ちなみにMは西武戦0個でオリックス戦は4個。西武9回戦は佐々木登板での被5盗塁が含まれるが、4盗塁と走られている。逆に西武戦でマリーンズの足は完全に封じられている。
*西武のバッテリーに何かMの足対策があるのか、Mが走らないだけなのかは不明。

【仮説】
余りにも序盤から中盤までにM先発投手は点数を取られている。西武戦は「盗塁とヒット」で、オリックス戦は「ホームラン」とある意味相手のペースにはまっている。
原因としてはマリーンズ捕手陣のリード・経験値の無さが「投手陣の特徴」を引き出せずに相手と勝負して、チャンスにヒットを打たれているのではないかという仮説が成り立つ。それが目立っていないのはマリーンズ打線が活発ですぐに追いついていたこと、特に助っ人レアード・マーティン・安田のホームランでの得点に隠れてしまっていることによる。
*「被盗塁数」は投手の投球技術も大きいが、捕手との連携・信頼関係が大切。西武戦はそのコミュニケーションの不足を読まれていた。

【感想】
従ってもしM捕手が相手のチャンスに投手のリードが出来ていたら、負けと引分の4戦の中マリーンズ打線は調子よかったので、競り勝てていた試合もあったと思われる。
これからの試合も捕手の成長ないまま、主軸レアードマーティンの調子が落ちてきたら負けが増えると思う。
最近スタメン起用が増えている「佐藤都志也」の成長が待たれます。
また今回の西武・オリックス戦は、レギュラー捕手「田村龍弘」の力が必要であることを感じました。早めの復帰を期待します。
あくまでも個人的な意見です。

*最後まで読んでいただきありがとうございました。