佐々木朗希初登板-荻野マーティン活躍-初戦レアードHRも1敗2分-2021ロッテ対西武7-9

マリーンズ打線がつながっているので、今回こそ西武に勝ち越ししたいところ。西武は直近の2カードは対ソフトバンク戦に1勝1敗1分け、対楽天戦に1敗1分けと万全ではない。3戦目に佐々木初先発予定もあり野球ファン注目の3連戦になった。

2021年5月14日(金)
ロッテ対西武 7回戦 ZOZOマリン

4 対 4  で9回規定により引き分け
勝ち:ー 負け:ー

石川乱調4失点-L高橋から安田HR-9回レアード2ランで引き分け-ロッテ対西武7

【試合感想】

石川の初球ストレートをL源田がとらえた。ライトスタンドに飛び込む先制ホームランで1点。制球が今一つでストレートが高めに抜けた。1回裏L高橋光成もストレート変化球が今一つもランナー荻野が盗塁失敗、マーティンが2塁牽制でタッチアウトでチャンス潰す。もったいなかった。

その後も石川調子にのれなかった、2回こそ3者凡退に打ち取るが、4回森・中村連続ヒットで無死1・3塁から山川に甘い球をセンターにタイムリー。
4回裏M反撃開始。中村奨吾がサード内野安打で出ると安田が久々に右中間にホームランを打った。うまくとらえた、これで同点にする。しかし5回石川から金子・若林が連続ヒットで無死1・2塁つくると源田バントを佐藤(都)がサードにフィルダースチョイスで無死満塁の大ピンチに。森を三振に取るも中村剛也に三遊間へ2点タイムリー打たれた。
*中村剛也、厳しいシンカーを、体制崩されながら軽打してヒットにするのは技術か。

7回小野は適度にあれていたのが幸いして抑えてた。比較的打者ベルト付近に球が来なかった。8回は河村9回土居が抑えた。8回はL平良の150kストレートが強かった。9回も抑えギャレット登板、150k超の速球が武器でM終盤厳しい戦いを強いられたが、最後に「角中の1塁ベースに当たって跳ねた2塁打」が最後のドラマにつながった。角中の速球に対しての技術の高さを証明した。
2アウトからレアードがギャレットの甘い球を一閃、左中間に突き刺さる素晴らしい2ランを放った。*レアードの調子の良さが最後に出た。

L新人の若林がいい活躍を見せた。ここという場面で中村剛也にまたもタイムリーで勝越しが痛かった。石川が本調子でなかった。M捕手の送球ミスで無死満塁を作り追加点浴びるも、Mリリーフ陣3人が踏ん張って9回レアード同点打につなげた。なんと言っても甘い球を逃さず打ったレアードがすごい。3試合連続となる「7号ホームラン」打って大きくガッツポーズ決めた。
*一発でゲームを振り出しに戻せる、レアードの凄みをみた。終盤マリーンズは西武投手の速球に押されるもよく同点にした。

西武辻監督も前カードのH工藤監督同様に勝ちを逃した。マリーンズ9回の粘りの攻撃に天を仰いだ。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

レアード9回同点に追い付く7号2ラン。

安田4回に6号同点2ラン。マルチ。

・井上猛打賞。

角中、9回ギャレット150k超のボールをカットで粘り2塁打打つ、レアード同点HRにつなげた。マルチ。

2021年5月15日(土)
ロッテ対西武 8回戦 ZOZOマリン

0 対 3 で西武の勝ち
勝ち:松本 負け:美馬

美馬粘投も報われず-L松本航・平良好投-M貧打で完封負け-ロッテ対西武8

【試合感想】

L松本航好投、8回2安打無失点と好投した。攻めてストライク先行、コントロール良かった。追い込んでからは縦スライダーが低めに決まった。藤岡と柿沼の2安打のみで、Mチャンスを作ることが出来ず。9回は平良が連投、完璧に抑えた。
一方美馬も7回まで5安打無失点と好投した。粘りの投球で要所を締めてしっかりゲームを作ったが、M反撃できず。
美馬7回1アウト3塁から源田にセンターに叩きつけた先制タイムリー打たれ、中村がヒットで繋ぎ山川がタイムリーヒットで2点目をとられた。マリーンズ美馬から田中にスイッチするも、栗山内野安打で繋がれて2アウト満塁から呉が押し出しのデットボール受けて3点目を献上した。

ライオンズのクローザーは昨日投げた平良が9回に登板し、3人で簡単に片づけられてしまった。ライオンズ2投手の前にM完封負け。2安打で勝つのは厳しい。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

美馬7回まで5安打無失点と好投。

2021年5月16日(日)
ロッテ対西武 9回戦 ZOZOマリン

6 対 6 で9回規定により引き分け
勝ち:ー 負け:ー

佐々木初陣-荻野先制HRマーティン連続HR-唐川打たれて引き分け-ロッテ対西武9

【試合感想】

とんねるず「タカさん」が始球式つとめる注目の試合でもあるが、もちろんメインは日本球界の宝である「佐々木朗希プロ初先発試合」。大注目の試合で待ちに待った登板になった。

佐々木朗希の1軍初球は151kのストレートだった。L先頭打者若林がレフト前にヒット、狙われたとはいえ「歴史的な1球」だった。

1回マリーンズ打線が火を噴いた。荻野が平井の2球目をレフトにHR、続きマーティンもライトスタンド上段に11号と連続ホームランで佐々木を援護。2回もレアードヒット藤岡送りバント決めて、佐々木の同期でバッテリーを組んでいる佐藤(都)が左中間にタイムリー、つづいて荻野タイムリーで4点目を取った。

西武反撃は3回金子のファーストゴロ、レアードから朗希へのトスが乱れた。
金子に2盗されて、若林に合わされたセンター前ヒットで初失点。
若林2盗で源田に右中間に3塁打で2点目。盗塁でかき回されて、ストライク取りに行った球を痛打された。ランナー3塁から栗山が低めをセンターへ犠飛で3点目。西武の抜け目ない攻撃が良かった。

佐々木は今回簡単に走られた。牽制やクイックの使い方などこれから勉強しなければいけない点が見えた。ピンチでスライダー・フォーク変化球で打ち取るなど着実に経験をつんだ。
ただ初先発で注目が集まるなか、バランス崩すわけでもなく冷静に5回を投げきったのはやはり大器だ。

5回裏荻野サード内野安打・悪送球での2塁から、マーティンがライトへ2打席連続の2ランで勝ち越し。これで佐々木に勝ち星の権利ついたと思われたが、8回唐川が誤算、フォアボール2個出して、2アウト1・3塁からスパンジェンバーグにライトへ2点タイムリーを打たれて同点にされた。9回は益田・ギャレットお互いに譲らず、引き分けた。
*4回チャンスでの髙部の打撃、8回チャンスで岡の打撃、9回の和田盗塁失敗はもったいなかった。なにか狙いがハッキリしないままプレーしているような気もした。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

佐々木朗希5回6安打4失点と踏ん張った。冷静に投げた。今後の課題もみえてきた。

荻野先頭打者ホームラン含む猛打賞。得点に絡む活躍は流石。

マーティン11号・12号2打席連続ホームランで猛打賞。甘い球は逃さない。

・藤岡2回4回完璧な送りバント2つ決めた。それで9回には3ベースは素晴らしかった。

3連戦まとめ

2021年5月14日~5月16日
ロッテ対西武 7~9回戦
対西武 1敗2分 ロッテ負越し。

感想

3戦目ライオンズは足を積極的に使って攻めてきた。長打で圧倒される怖さではなく、Mバッテリー間の弱い部分をついてきた。 圧をかけセカンドまで進めると、塁間にゴロヒット打たれた場面もあった。そんな西武打線のしぶとい打撃には感心した。結局初戦のマリーンズ同点劇を3戦目に西武にやり返された。
どうも西武相手だとマリーンズはなぜか勝ちきれない。2戦目の松本航の好投での1敗が結果として残った。

3戦目は佐々木朗希・佐藤都志也など、M若手には悔しい経験になったがこの経験をバネとしてほしい。そんな首脳陣の意向がみえた。
佐々木朗希が持っている高いポテンシャルの一端をみた。

*最後まで読んでいただきありがとうございました。