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空飛ぶカモメたち2

岩下好投-中村奨HRも9回小田が同点打でオリ日本シリーズ進出-2021オリックス対ロッテCS-ファイナルS-3


オリックスが3勝して優位に立つ。千葉ロッテは意地をみせられるのか。1勝して流れを戻したい。先発は岩下に期待。打線はここまで2試合完封負けでいいところが出ていない。オリ山﨑から先制点を取ってロッテの戦い方に持って行きたい。スタメン2番に和田、9番に柿沼が入った。マーティンは6番DH。







岩下好投-中村奨HRで逆転も益田が打たれ同点引分-オリ日本シリーズ出場決定-2021オリックス対ロッテCS-ファイナルS-3




2021年11月12日(金) CS-ファイナルステージ
2021オリックス対ロッテ 3戦  京セラドーム大阪
3対 3  でオリックスロッテ規定にて引分(9回途中にて)
オリックスが日本シリーズ進出決定。
勝ち:ー 負け:ー




【試合展開】




岩下の調子が良かった。ストレートに球威とコントロールがある。フォークでもストライクが取れる。シーズン中でもあまり見られないような岩下が初回から躍動した。
打線はB山﨑を攻めた。初回荻野がショートゴロ内野安打で出塁するとこの試合先発に使われた和田がレフト線フェンス近くまで飛ばした。ヒットを放って楽々2塁を奪いチャンスを拡大。続く中村奨がレフトに犠牲フライで先制した。




オリックスは3回はやくも山﨑から富山にスィッチ。バルガス・海田と継投。
マリーンズは6回も好投で調子を上げる岩下が登板、若月三振で福田にフルカウントからしぶとくライト前ヒットを打たれた後、爪がわれたか・違和感で一度ベンチ奥に引っ込んだ。
ここで次打者「宗」に考える間を与えた。岩下は爪の不調で降板にはつながらなかったか再度マウンドに戻る。その後の初球「つなぐつもりだった」という宗が思い切り振りぬいた打球は、「逆転となる2ランホームランとなり、ライトスタンドをはねた。岩下この日唯一の失投を投げてしまった。それを見逃さなかった宗が集中力が素晴らしかった。この後は吉田・杉本に連打を許さない投球ができたがゆえに、宗への投球は「予想外のアクシデント」の直後で、間の悪い・後悔の残る一球になった。




7回マーティンが低めのボールをセンター返しでヒット、エチェバリアのレフトフライ打つとレフトの捕球態勢をみてタッチアップしてセカンドを奪った。マーティンの好走塁がさえる。吉田凌のスライダーが大きく変化して藤岡が空振りして2アウト2塁から、代打佐藤都が低めに変化したスライダーにうまく対応、センターへ同点タイムリーを放った。ここでもマーティンが足の痛みを押して好走塁でホームに返った。ファイトが素晴らしかった。




8回同点でのヒギンズが登場、1アウト取られて重くなっていく雰囲気のなか、中村奨が一振りで一変させた。ヒギンズの甘くはいった初球高めをたたいて「レフトスタンドに勝越しのホームラン」を放った。続くレアードがセンターへうまくヒット、岡凡退の2アウト後マーティンがストレートのフォアボールで2アウト1・2塁のチャンス、エチェバリアが打席に、制球が不安定なヒギンズに対して、ボール球を振って助けてしまった。もったいなかった。




9回益田が登板も、T-岡田がライト前にヒット、安達もレフトへヒットでたちまちノーアウト1・2塁のピンチを背負う。次打者は小田、2塁ランナーがホームに返れば同点で終了の場面、マリーンズ内野手もマウンドに集まる。
バントやバスターエンドラン、内野ゴロWプレー崩れなども考えられるなか前進守備を引いたM内野陣だったが、小田はバットを短く持って、益田の初球を思い切り引っ張った。三木の右1塁線内に入るヒットを放った。ライト岡もホームに投げる態勢もとれず、2塁ランナーがホームに返って同点に追いついた。劇的な幕切れだった。
この時点で規定によりコールド。引分で3勝している「オリックスの25年振りの日本シリーズ進出が決定」した。




岩下が6回安打2失点の好投。6回投球中の爪のアクシデントがなければ流れを渡すような投球ではなかった。アクシデントでの間が悪かった。
マリーンズは8回中村奨の勝ち越しHRのあと、制球に苦しむヒギンズから2アウト1・2塁のチャンスの作るも追加点を取れなかったのが惜しまれた。




*オリックスに主軸以外にも1番打者福田、2番の宗、6番安達に打席での集中力がみられた。リーグ優勝をきめた選手の自信なのか・達成感なのか、力を感じた。
オリックスは3勝しているからか、ベンチでの余裕も見られた。中嶋監督の采配にも選手が結果を出して見せた。9回逆転して勝ちを意識したロッテの守りを逆手に取るような中嶋采配には驚いた。
*「同点で日本シリーズ進出」というシチュエーションさえプレッシャーでなく味方につけてしまった中嶋監督の采配は度胸も良かったし凄かった。




マリーンズで良かった選手(MVPs)




岩下6回3安打9三振2失点の好投。ゲームをしっかりつくった。6回爪のアクシデントがなければ‥。




中村奨吾1回はチャンスに犠飛で先制打8回は勝越しホームラン。積極的にいってのホームランでやり返した。マルチHでチームを鼓舞した。




佐藤都志也7回同点に追いつくセンター前タイムリー。吉田凌の難しいチェンジアップに食らいついた。低めを良くひろった、佐藤らしいバッティング。




・佐々木千隼8回2アウトランナー1・2塁のピンチに杉本を三振に、しっかりと抑えた。




和田康士朗初回2ベースでチャンスメイク、先制につなげた。監督の期待に応えた。







2021オリックス対ロッテCS-ファイナルS1-3まとめ




2021年11月10日~11月15日 CSファイナルステージ
オリックス対ロッテ 1~3戦 京セラドーム大阪
対オリックス   0勝 4敗 ロッテはファイナルステージを敗退した。 *オリックスの日本シリーズ進出が決定した。




感想




【M先発陣に拍手も結果には結びつかなかった】
ロッテ先発陣はその実力を発揮した。しかしオリックスの投手陣も良かった。最後まで「ロッテの先発投手」に勝利の女神は微笑まなかった。
初戦は石川の好投に山本完封で立ちはだかる。2戦目は美馬が好投も打球があたり降板。3戦目は岩下好投も爪のトラブルで間があいて相手にやられた。こんなことが続くのも珍しい。
まるでオリックスに勝利の女神が肩入れをしているようだった。




【ロッテとオリックス-2021年の打線】
千葉ロッテの野球のテーマは、「繋いで1点を取りにいき」全員で勝利すること。オリックスは「全員で勝つ」、なにか似ているのだが、監督の采配に違いがあった。
ロッテは中心がレアード・マーティンの助っ人であり、周りを固めるのが日本人プレーヤーや新人、色々な選手の組み合わせで機動力も使って勝利を積み重ねた。オリックスは大エースや長距離打者がいて、一見大味の印象があるが実際にはヒットをつないで勝ってきた試合もある。途中からは先発のローテを見直す等柔軟でもあった。度胸ある采配も実行した。
両チームともに全員野球ではあるが、ロッテは「監督がうまく選手を組み合わせて勝利パターンをつくり、最後は選手に任せる」のに対して、オリックスは「監督が状況の変化に対しグランドレベルで、最善の一手を考える。選手に気づきを与えて最後は選手に任せた」の違いがあると思った。監督の考えている位置が違うというべきか。中嶋監督の方がより選手に近いところで采配をしていた
最初に戻りますが、両監督は「選手を信頼し任せる」という点では近いものがあった。*あくまで個人的な意見です。




【両チームが上位で争った理由
ロッテは昨年よりも戦力の上積みに成功した。投手では小島・佐々木朗希・河村選手が結果を出した、打者では山口航輝が終盤台頭・藤原選手も波はあったが徐々に成長している。移籍の加藤・国吉・ロメロらの活躍もタイムリーだった。
オリックスも選手が成長しながら調子を上げて優勝を勝ち取った。まさしく山本・宮城であり紅林らの活躍がそのあかしだ。主軸になっていく姿はチームに一体感をもたらした。杉本の覚醒は驚きだし、T-岡田も復活・宗の活躍も良かった。それによる層の厚さも見逃せない。
*チームカラーは違うが、それぞれ試合の中で選手が成長できたのが、終盤に優勝を争えた理由なのだろう。




【千葉ロッテの足りなかったところ】
千葉ロッテは今季井口監督の目指している得点力アップも成功して、新戦力を後押しするものになった、前半から若手中心にそれを目指して続け、終盤にそれが開花する予定だった。しかし実際は依然として助っ人レアード・マーティンの活躍頼みが柱で、荻野・中村奨・藤岡ら中堅打者が頑張るも、2軍から上がってくる選手の活躍が無かった。新戦力も活躍は限定的でレギュラーを奪い取るまでの選手は育たなかった。
終盤マーティン故障で欠場したあたりからは、コマ不足で燃料切れのような状態に陥ったと思われた。
*オリックスは吉田をケガで欠いても投手陣が堅く、打者も杉本・T-岡田ら中堅打者でカバーできてしぶとかった。
マリーンズもトレードによる補強は投手陣中心にタイムリーで機能した。しかし打線での台頭はなかった。
マリーンズは今年はオリックスの成長のスピードに負けていたと思う。しかし来年は佐々木朗希始め投手陣に計算できる選手に大きな期待が出来そうで、打撃陣も現状レアード・マーティン態勢が堅持されれば、山口・藤原などが飛躍しそうだ。岡クラスの選手が数名覚醒すれば一層期待は高まる。井口監督・新しい首脳陣に期待したいと思います。




千葉ロッテの選手・首脳陣・スタッフの皆様1年間お疲れさまでした。
またこの記事を読んでいたマリーンズファンの皆様へ、また来シーズン元気にお会いしましょう。




*最後まで読んでいただきありがとうございました。