佐藤都サヨナラヒットで逆転勝利-2021ロッテ対楽天CSファーストS-1

3位楽天と3連戦の初戦。楽天は最近ロッテにいいピッチングされている則本が先発、3勝の短期決戦なので先手を取りたい。
ロッテは佐々木朗希がCSファーストステージに初登場。
20歳0か月の最年少勝利なるかにも注目
先発には5番安田が入りCSまでの「ZOZO打ちこみ」の成果がでるか?

佐々木朗好投も国吉乱調-エチェバリアHR-佐藤都サヨナラHで勝利-2021ロッテ対楽天CS-ファーストS-1

2021年11月6日(土) CSファーストステージ
ロッテ対楽天1回戦 ZOZOマリン
5対4 でロッテのサヨナラ勝ち
勝ち:益田  負け: 宋

【試合展開】

E則本は初回マーティンにフォアボール、中村奨吾のレフトにヒットで1アウト1・2塁のピンチを背負うも後続をきる。
佐々木朗希は初回からストレートが走っていた。150k台後半のストレートをインコースにコントロールよく決めるなど堂々とした投球。
2回に島内のツーベース打たれ2アウトまで取るも、渡邊のピッチャーゴロを握り損ねたか?ファーストに悪送球で失点。
2回にも山﨑・岡島連続ヒット、島内フォアボールで2アウト満塁を背負うも鈴木を三振に取る。

マリーンズ反撃は3回荻野がライトへヒットで出塁、マーティンがフォアボール選び1アウト1・2塁に、中村奨が投手への内野安打で満塁に。続くレアードのレフトへの2点タイムリーで逆転した。
なおも1アウト1・3塁から安田がレフトへ犠飛で3点目を取った。

7回Mは「勝利の方程式」リリーフ陣にバトンを渡すも、まさかの展開になった
佐々木朗から代わった国吉が、先頭辰巳にフォアボール出す。
つづく太田のバント処理を焦りセカンドに悪送球、ノーアウト1・2塁のピンチに。次打者山﨑もバントをするが国吉投手前の小フライとなり国吉が好捕、Wプレーにきった。

2アウト1塁になりピンチ脱出かと思ったが‥、岡島・浅村に連続でフォアボールを出し満塁に。国吉は降板、ボールのコントロールが定まらなかった。

2アウト満塁で急遽マウンドに上がったのは唐川だったが、打点王の島内に初球を狙われた。左中間に走者一掃の3点ツーベースを打たれ逆転された。
佐々木朗希の勝利がなくなる悪夢の7回だった。

8回代わった守護神「松井」に2アウトを取られたあと、エチェバリアが魅せた。
浮いたボールをレフトスタンド中段に同点ホームランをはなった。
しっかりと叩いた一振りでチームの悪い流れを変えた。

9回表は益田が登場して三者凡退にすると、裏は先頭打者の岡が死球で出塁。
藤岡が送って2塁へ進む。ここで代打の佐藤都が強い気持ちで打席に。
1アウト2塁、宋から左中間にサヨナラヒットを放った。
岡がホームに返り「マリーンズはサヨナラ勝ち」をした
佐藤都が低めの球に食らいついた。何とかしようという気迫が球に乗り移った。井口采配が当たった。代わった打者が結果を出した。
*CS初戦はマリーンズが楽天に逆転勝ちし、ファーストステージ突破に王手をかけた。

佐々木朗希-20211104CS楽天戦-1
佐々木朗希-20211104CS楽天戦-1

マリーンズで良かった選手(MVPs)

佐々木朗6回4安打10奪三振1失点の好投。
「またまた」プレッシャーのかかる試合で好投。
“大一番で結果を出せる投手”が監督の期待に応えた。

レアード3回レフトフェンスにあたる逆転の2点ツーベース。

佐藤都が9回1アウト2塁の場面で右中間にサヨナラヒット
「必死に食らいつく」打席は佐藤らしかった。

エチェバリア8回レフトに同点ホームラン。途中出場ながら仕事をしてチームを鼓舞。

・中村奨吾3回投手へ内野安打で出塁しチャンスメイク、先制につなげた。
4打数3安打の猛打賞。

・益田9回に登板、リリーフ陣の乱れをゼロに抑え勝利につなげた。

まとめ

佐々木朗希が6回4安打10三振。
自己1軍登板で最速の159kを初回にマークするなど自身の送球ミスでの1失点以外は、ヒットを打たれてランナーを背負うも150k台のストレート、鋭く変化するフォーク・変化球で打ち取った。
堂々とした投げっぷりは素晴らしかった。

6回投げて楽天の打者を圧倒する投球を展開、10三振を奪ったのがそれを物語る。
則本も立ち上がりランナー背負うもそんなに悪くはなかったが、3回ランナーを背負ったあたりからコントロールに乱れが出た。
楽天に相性のいいレアードがタイムリー打ち則本をノックアウトした。

7回国吉が乱調でストライク入らず降板、急遽登板した唐川も初球狙われ逆転された。
リーグ戦終了してCSまでのリリーフ投手陣の調整の難しさがみえた)

しかしマリーンズはこのまま終わらない。
リードされたマリーンズは終盤に途中出場のエチェバリア・代打の佐藤都が打って結果を出した。
*監督の采配があたった。M投手陣がキーマン浅村をノーヒットに抑えたのも良かった。

この試合はリードするも終盤にリリーフ陣が打たれ逆転して敗戦に‥という、シーズン最終盤の戦い方を引きずっているような展開になった。
しかし8回エチェバリアが集中力をきらさずソロで同点。9回は佐藤都が気持ちで打ってサヨナラで決めた。
加藤・唐川の失点を終盤M打線の粘りでひっくり返した。
CS初戦に強かったマリーンズの終盤の粘り」が戻った。リリーフ陣の失点を全員でカバーした。中村奨・藤岡・山口はうまく調整が出来ているように見えた。
*リーグ戦最後の3連敗の悪い流れを振り払った。CSファーストS2戦目以降に期待がもてる勝利になった。

*最後まで読んでいただきありがとうございました。