オリHR6本-M3連敗-岩下好投-加藤匠プロ初HR実らず-2021ロッテ対オリックス20-22

3連戦まとめ

2021年9月28日~9月30日
ロッテ対オリックス 20~22回戦
対オリックス 0 勝 3敗 ロッテこのカードを3連敗した。

感想

初戦は山口がソロHRで先制するも、オリックス山﨑福はチェンジアップ・スライダーを丁寧に投げうち取る。
石川がランナーためてT-岡田に3ランを浴びて逆転されM反撃も、紅林のソロホームランがきいた。
オリックスも勝負所で投手陣がリードを守り抜いた。

2戦目は加藤匠がプロ初ホームランで先制するも、粘投の美馬が5回無死1塁から吉田タイムリーで1点返された。
1アウト1・3塁のピンチで東妻にスィッチ。しかしモヤが逆球を見逃さなかった。センターへ3ランホームランで逆転。
オリは攻撃の手を緩めず、マリーンズは21安打打たれて「2-15の大敗」を喫した。
オリックスの積極なバッティングに泣いた。

3戦目は先発が岩下が好投。前回登板の悔しさを取り返す素晴らしい投球だった。
終盤佐々木千がHR被弾で同点に追いつかれ逆転されるも、エチェバリア藤岡タイムリーで再逆転。
9回は益田がT-岡田に再逆転をされた。
マリーンズ自慢のリリーフ・クローザーが一発に泣いた。

中嶋監督の思惑が当たったか、マリーンズの思惑は?

【オリックス投手陣がプラン通りに投げた】

B先発をうまくローテ、裏の先発が良く投げた。
マリーンズ打者を徹底的に分析、4番レアードを中心に3番・5番打者対策を施していた。荻野・藤岡・中村奨をマーク。
若手安田・藤岡・山口・佐藤都の弱点を分析。投手陣が無駄なフォアボール出さない。

*レアードには四球も仕方なし。
初戦:山﨑福=5回1安打4四球。レアード2打数1安打1犠打・2四球。
(5番安田4打数0安打)
2戦目:山﨑颯=5回2/3を4安打3四球。レアード3打数0安打・1四球。
(5番佐藤都3打数1安打)
3戦目:田嶋=8回4安打4四球3失点。レアード2打数無安打・2四球
(5番エチェバリア4打数1安打)
レアードの前後にランナーを置けるかどうかで相手投手のプレッシャーが変わり、当然失点も変わる。四球が増えるとレアードも無理に打ちにいって三振も凡打も多くなる。後ろにいいバッターがおければ変わるのでしょうが‥。
*メジャーでいうと「エンジェルスは大谷だけ注意すれば大丈夫!」に似ています。

【マリーンズ投手陣はどうだったか?】

杉本にはホームランを注意していたが、他の打者に長打を打たれた。
初戦はT-岡田3ランHR、紅林ソロHR、2戦目はモヤ3ランHR、吉田正尚ソロHR、3戦目はT-岡田3ランHR、太田ソロHRと計6本で12点を得点された。
(オリ総得点が24点なので50%がホームラン、しかも2人ランナー置いてのHRが3度)
*Mリリーフの東妻・田中靖洋・佐々木千、クローザー益田も被弾したが、いつも好投しているので責めるものではありません。

【マリーンズが完全に負けていたところ】

ベテランのT-岡田(33歳)が2HRの活躍、若手バッター紅林(19歳)・太田(20歳)「狙い球の良さと振りの良さ」が良かった。この2点で差が出た。
リに「勝ちたい・優勝したいという気持ちの強さ」が前面に出ていた。
*T-岡田に年齢が近いロッテの選手というと、マーティン(33歳)角中(35歳)福田秀平(32歳)井上(33歳)らになる。

B投手のコントロールが良かった。対策通りに投げた。
オリ投手のM若手打者に対しての対策に対して、M投手陣がT-岡田・B若手打者に対してのケアが不足、被弾した。

【井口監督のプランは?】

投手陣が長打で失点。投手陣が踏ん張り、打線の奮起で接戦に持ち込みたかったが、ベストのオーダーが組めない。主軸がマークされつながらない。リリーフ陣も打たれ点差を広げられてしまった。
中盤の追加点が痛かった。
3戦目も逆転したが、終盤にひっくり返された。いいところが出なかった。
結果井口監督は総力戦に持ち込むことが出来なかった。

【オリックスの“3連勝”の勝因(推測)】

この3連戦オリックスは「全員が集中してプラン通りに動いた」結果オリックスが3連勝した。特に「投手の準備」が良かった。マリーンズ投手はそこまで細かくケアしていなかったのではないか。
中嶋オリックスは今までの「大味のイメージ」では測れない。以前HRでなく連打で勝っていたこともある。今回も勢いで勝ったわけではない。「プランニングが優れていた」、その点で強かった、そういう推測ができる。

【まとめ】

オリックスの投手力はボールをコントロールしていた。裏ローテとはいえ両山﨑・田嶋が良かった。M先発は警戒はしていたのだろうが、“要所で甘い球”がまざっていた。

Bはリーダー吉田が戻りベテランT-岡田ら長距離砲が機能すると元気が出る。
Mは起点をつぶされレアードを抑えられ、若手も力不足、一気に劣勢に回った。

「オリックスも優勝を狙うチーム」、伸びている選手もバッティングに集中力があった、成長もみえた。オリ投手と打者の気持ちの強さに負けた。
この3連戦が「オリックスの戦いを勢いづける」のではないか心配。

マリーンズにマジック点灯はなかった。
まだ勝率で首位なのでこれまでの貯金を使ったと思えばいい。
残り試合が少なくなる中、51年ぶりのプレッシャーがのしかかる。
「リーグ優勝」という不安に負けないでほしい。正念場が来ている、「全員で戦い抜け!」

*最後までお読みいただきありがとうございました。