右上のSEACHマークをクリックすると簡単に検索ができます。

ロッテ首位奪取-ロメロ好投加藤好リード-佐々木千-益田活躍-2勝1分-2021ロッテ対日本ハム17-19

西武戦は2戦目こそ投壊で負けたが、若手は活躍していて全然心配する試合ではなかった。日本ハムはオリックスに2勝1引分けと好調で、嫌な相手。初戦は小島の投球術で前半を抑えて勝負したい。

マーティン24号HR-レアード藤岡活躍で逆転-佐々木千8勝目-ロッテ対日本ハム17

2021年9月3日(金)
ロッテ対日本ハム 17回戦 ZOZOマリン
7 対 5でロッテの勝ち
勝ち:佐々木千 負け: 井口

【試合展開】

小島は風雨が強くなる悪条件での登板、ツキも無かった。先頭西川に2ベース打たれると近藤・野村に連続でフォアボール与えて1アウト満塁のピンチになる。高濱をライトフライに打ち取るも雨と風に翻弄された。マーティンの後ろにボールがおちてタイムリーになった。不運もあって日ハムに先制される。なおも淺間にヒットで2点目、大田のセカンドゴロで3点目を入れられた。
しかし2回裏にマリーンズ反撃、マーティンがデットボールで出塁、レアードがライトへヒットで無死1・3塁を作ると安田がライトへタイムリー2ベースで1点返した。続く藤岡も犠飛で2点目を入れた。
4回にファイターズに1点追加される。
マリーンズ反撃はやはりマーティン。4回裏ライトへ完璧なホームランで3点目、なおも満塁から荻野が押し出しフォアボール選び4点目を入れた。
4回途中小島から東妻交代。東妻がタイムリーで1点勝ち越されるも後続をきった。
小島4回1/3を8安打4四球5失点と運もなく調子に乗れなかった。6回は田中靖洋、7回国吉と完璧リレー。

雨が降り続くなか8回マリーンズ反撃。
F井口からレアードがヒツトで出塁、代走和田が2盗、安田がフォアボール選んで1・2塁から佐藤都のショートゴロを日ハムがエラー、和田が同点のホーム踏んだ。藤岡がライト前にタイムリー打って勝越し。代打角中もレフトに犠飛で2点リードした。

8回は佐々木千隼1点ビハインドにもかかわらず登板、佐々木8回雨の中しっかりゼロに抑え勝ちにこだわる井口監督に応えた
「佐々木千が投げればチームが打つ」。昨年故障からの復活も強い気持ちがあればこそ。
39試合登板で8勝目チーム勝ち頭にならんだ。

9回は益田ストレートに力があった。3人できって29セーブ目をあげた。

日本ハムが8回ミスをして自滅した。千葉ロッテも雨中でミスはあったが、諦めずヒットや盗塁でつないだ。 M打線の集中力が素晴らしかった。 M7安打で7失点、エラーでの敗戦は日ハムにとって痛かった。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

・安田2回粘りながらの2ベースで追撃のタイムリー。8回はフォアボール選んでチャンスメイク。マルチ。

藤岡2回犠飛、8回はライト前ヒットで勝越しタイムリー。2盗も決めた。

・レアード8回レフトにヒットでチャンスメイク。3安打の猛打賞。

マーティン4回24号ソロホームラン。ホームラン争いパ首位に躍り出た。

佐々木千隼8回好投で開幕から「無傷の8連勝」。今年のマリーンズの勝ち頭(タイ)に躍り出た。

・8回代走和田2盗決め今季20個目。足で相手にプレッシャーをかけ続ける。

M東妻・国吉・佐々木・益田好投-F投手陣も好投で引分-ロッテ対日本ハム18

2021年9月4日(土)
ロッテ対日本ハム 18回戦 ZOZOマリン
3 対 3 で9回規定により引分
勝ち:ー  負け:ー

【試合展開】

F加藤貴之立ち上がりM藤原がセカンド内野安打で出塁、マーティンがデットボール受けて2アウト1・2塁とチャンス作ると、レアードが左中間へ2点タイムリー2ベースで2点先行。安田もライトへタイムリーで3点目と幸先がいい攻撃。
M鈴木昭汰は2回にF木村に移籍後初HRを打たれる。
3回は2アウト3塁から打者高濱にワイルドピッチで点を入れられる。マリーンズも3回4回と加藤攻めるも得点できず。5回西川セカンド内野安打で出塁すると野村もショート内野安打でノーアウト1・2塁のピンチから近藤に同点タイムリー打たれた。

Mは4回途中、鈴木昭から東妻にスィッチ。東妻は高濱のバントをダッシュして3塁で刺した。フィールディングよく流れを止める大きいプレーだった。次打者もダブルプレーとピンチ脱した。連投にもかかわらずしっかりと抑えた。

6回ハーマンにスィッチ、ピンチも抑えた。7回は国吉、8回佐々木千、9回は益田が登板。ファイターズの反撃を抑えた。ファイターズの投手も調子が良くてM攻撃も封じられた。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

・レアード初回左中間を破った。2点タイムリー2ベースで先制。

安田初回ライトにタイムリー2ベース、3点目を入れた。

・東妻5回ノーアウト1・2塁の大ピンチをゼロに抑えた。バントを3塁で刺した。

・荻野、藤原、中村奨吾が盗塁決めた。

ロメロ好投加藤好リード-荻野先制-国吉益田で勝利-首位奪還-ロッテ対日本ハム19

2021年9月5日(日)
ロッテ対日本ハム 19回戦 ZOZOマリン
2 対 1 でロッテの勝ち
勝ち:ロメロ 負け: 立野

【試合展開】

ロメロ初回から腕がふれてた。ストレートの制球に苦しむも丁寧に低めで打ち取る。マリーンズは立野の立ち上がりを攻めた。初回は荻野詰まりながらもセンター前にヒツト、藤原デットボール中村が送り、マーティンフォアボールで1アウト満塁もレアードショートゴロを石井が好捕・ダブルプレーでチャンスつぶす。
しかしM2回角中フォアボールで藤岡が内野安打で1・2塁にすると、加藤もレフトにヒツトで満塁に、ここで荻野が三塁線に内野安打で先制タイムリー、藤原がセンター犠飛で2点を先制した。

ロメロ6回まで加藤の好リードもあり4安打無失点の好投。7回近藤に2ベース打たれて高濱にヒツトでノーアウト1・3塁の大ピンチになる。佐藤にライト犠飛で1点返されるが後続を三振・センターフライに打ち取りピンチを脱した。

ロメロと捕手加藤との元ドラゴンズバッテリーは息もピッタリで新鮮。ロメロ球威あったが低めやコーナーを丁寧につく。
簡単に真ん中でカウント作らない。いけると思えばストレート続けて攻めたり、初球から変化球で目先を変えたり工夫もあり相手に読まれない。ピンチもおちついて最小失点と粘投した。
*ロメロは7回ピンチになってもタフな投球で、加藤は落ち着いたリードとキャッチングを魅せる。TV画面見てると、ホントに千葉ロッテの試合みてるのか、一瞬錯覚した。

ファイターズも5回から西村・鈴木健・村田とつなぎM打線を封じるも、マリーンズ自慢の投手陣がこの日も機能。8回は国吉が9回は益田が登板、昨日に続く連投にもかかわらずストレート・スライダーを決めた。
マリーンズは4安打で8安打のファイターズに勝利した。
*ロメロが7回まで投げて「ZOZO本拠地で初勝利」、佐々木千ら中継ぎ陣を温存することが出来た。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

ロメロ7回4安打無失点の好投で初勝利。ピンチを最少失点に抑えた。110球を越えても150k越え、そのタフさには驚いた。

・荻野2回サード強襲の先制タイムリー。マルチの活躍で切り込んだ。

・藤原2回センター犠飛で追加点。低めフォークを上手くひろいあげた。

・加藤2回粘ってレフト前にヒツトでチャンスひろげた。守ってはロメロを好リード。

【オリックスのニュース】
吉田正尚選手が3日の試合で左太ももの裏をケガ。登録を抹消された。

3連戦まとめ

2021年9月3日~9月5日
ロッテ対日本ハム 17~19回戦
対日本ハム 2勝 1引分 ロッテこのカードを勝ち越した。
*9月としては、千葉ロッテ「51年ぶりの首位」になった。意外な記録にも湧いた。

感想

マリーンズ前西武2戦目の負けを全く引きずっていなかった。
対日ハム3連戦は、初戦の勝ちが大きかった。終盤に相手リリーフ陣を打ち崩しての同点・逆転は、ファイターズのミスがあったとはいえ、悪天候の条件は同じ。マリーンズ打線の圧力が相手のミスを誘ったもので、これでカードに勢いがついた。

国吉・益田3連投。東妻・佐々木千ら中継ぎが大活躍】

・初戦は小島打たれるも東妻・田中・国吉・佐々木千・益田と完璧リレー、相手のミスをついての同点逆転。
・2戦目は鈴木昭汰が先発、マリーンズが先制するもFに追いつかれたが、東妻・ハーマン・国吉・佐々木千・益田のリレーで負けなかった。
・3戦目はM2点先制。先発ロメロが好投、力強いストレートの制球に苦しむも、加藤の好リードもあり7回1失点と抑え終盤につなげた。8回国吉・9回益田と二人とも3連投と疲れもある中大車輪の活躍で勝利した。
この試合もマリーンズの堅い投手陣国吉・益田がその実力を発揮。3試合ともに中継ぎ・抑えが機能して、接戦をものにした。

【藤原・安田ら若手打撃陣の技術アップ】

前カードから若手の競争意識が結果になって現れてきている。藤原のレギュラーメンバーでの活躍に引っ張られてのことだと思う。
・安田は4番を外されて一度リセットしての再上昇、思い切りが復活。
・山口航輝は一度2軍に落ちての再昇格で打席での落ち着きがある。
・和田康士郎は終盤のキーマンになった。走塁に磨きをかける。
・小川も次世代のレギュラーとして経験を積む。
安田・藤原・山口ら若手が打席で粘ってヒットを打つ。積極性を持ちながらなので簡単に打ち取られない。それで結果を出し始めている。各選手が様々な場面で思考錯誤しながら技術も上げてきている。

安田のシーズン後半の大活躍は素晴らしい。彼自身言っているように「藤原のフルスィングや決定力」が刺激になっているし、その原動力だろう。
「初球からのフルスィング」「追い込まれた後のフルスィング」はさらなる飛躍を予感させる。

【チームの全員の力が結集】

シーズン当初はマリーンズの勝利のベースは「堅い先発投手陣」が作っていた。中盤からは「強力打線」が引っ張っている。いつでもどこからでも点が取れる戦力を持った。そして今は「中継から抑えの投手陣」が相手にプレッシャーをかけている。
初戦後、佐々木千が「自分が8勝していることを信じられない」とコメントしていた。それは「自分だけの活躍ではない」と言いたかったのだと思う。
千葉ロッテはチームの全員の力を結集して勝利に向かって進んでいる。

次カードはオリックス3連戦、オリックスは先発ローテーションを組み替えるなど千葉ロッテに対しての対策も十分とみた。
相手にとって不足はない。今こそマリーンズの力を見せるときだ!

*最後までお読みいただきありがとうございました。