ロッテ首位奪取-ロメロ好投加藤好リード-2勝1分-2021ロッテ対日本ハム17-19

ロメロ好投加藤好リード-荻野先制-国吉益田で勝利-首位奪還-ロッテ対日本ハム19

2021年9月5日(日)
ロッテ対日本ハム 19回戦 ZOZOマリン
2 対 1 でロッテの勝ち
勝ち:ロメロ 負け: 立野

【試合展開】

ロメロ初回から腕がふれてた。ストレートの制球に苦しむも丁寧に低めで打ち取る。マリーンズは立野の立ち上がりを攻めた。初回は荻野詰まりながらもセンター前にヒツト、藤原デットボール中村が送り、マーティンフォアボールで1アウト満塁もレアードショートゴロを石井が好捕・ダブルプレーでチャンスつぶす。
しかしM2回角中フォアボールで藤岡が内野安打で1・2塁にすると、加藤もレフトにヒツトで満塁に、ここで荻野が三塁線に内野安打で先制タイムリー、藤原がセンター犠飛で2点を先制した。

ロメロ6回まで加藤の好リードもあり4安打無失点の好投
7回近藤に2ベース打たれて高濱にヒツトでノーアウト1・3塁の大ピンチになる。
佐藤にライト犠飛で1点返されるが後続を三振・センターフライに打ち取りピンチを脱した。

ロメロと捕手加藤との元ドラゴンズバッテリーは息もピッタリで新鮮
ロメロ球威あったが低めやコーナーを丁寧につく。
簡単に真ん中でカウント作らない。
いけると思えばストレート続けて攻めたり、初球から変化球で目先を変えたり工夫もあり相手に読まれない。
ピンチもおちついて最小失点と粘投した。
*ロメロは7回ピンチになってもタフな投球で、加藤は落ち着いたリードとキャッチングを魅せる。
TV画面見てると、ホントに千葉ロッテの試合みてるのか、一瞬錯覚した。

ファイターズも5回から西村・鈴木健・村田とつなぎM打線を封じるも、マリーンズ自慢の投手陣がこの日も機能。
8回は国吉が9回は益田が登板、昨日に続く連投にもかかわらずストレート・スライダーを決めた。
マリーンズは4安打で8安打のファイターズに勝利した。
*ロメロが7回まで投げて「ZOZO本拠地で初勝利」、佐々木千ら中継ぎ陣を温存することが出来た。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

ロメロ7回4安打無失点の好投で初勝利。ピンチを最少失点に抑えた。
110球を越えても150k越え、そのタフさには驚いた。

・荻野2回サード強襲の先制タイムリー。マルチの活躍で切り込んだ。

・藤原2回センター犠飛で追加点。低めフォークを上手くひろいあげた。

・加藤2回粘ってレフト前にヒツトでチャンスひろげた。守ってはロメロを好リード。

【オリックスのニュース】
吉田正尚選手が3日の試合で左太ももの裏をケガ。登録を抹消された。

3連戦まとめ

2021年9月3日~9月5日
ロッテ対日本ハム 17~19回戦
対日本ハム 2勝 1引分 ロッテこのカードを勝ち越した。
*9月としては、千葉ロッテ「51年ぶりの首位」になった。意外な記録にも湧いた。

感想

マリーンズ前西武2戦目の負けを全く引きずっていなかった。
対日ハム3連戦は、初戦の勝ちが大きかった。
終盤に相手リリーフ陣を打ち崩しての同点・逆転は、ファイターズのミスがあったとはいえ、悪天候の条件は同じ。
マリーンズ打線の圧力が相手のミスを誘ったもので、これでカードに勢いがついた。

国吉・益田3連投。東妻・佐々木千ら中継ぎが大活躍】

・初戦は小島打たれるも東妻・田中・国吉・佐々木千・益田と完璧リレー、相手のミスをついての同点逆転。
・2戦目は鈴木昭汰が先発、マリーンズが先制するもFに追いつかれたが、東妻・ハーマン・国吉・佐々木千・益田のリレーで負けなかった。
・3戦目はM2点先制。先発ロメロが好投、力強いストレートの制球に苦しむも、加藤の好リードもあり7回1失点と抑え終盤につなげた。8回国吉・9回益田と二人とも3連投と疲れもある中大車輪の活躍で勝利した。
この試合もマリーンズの堅い投手陣国吉・益田がその実力を発揮。3試合ともに中継ぎ・抑えが機能して、接戦をものにした。

【藤原・安田ら若手打撃陣の技術アップ】

前カードから若手の競争意識が結果になって現れてきている。藤原のレギュラーメンバーでの活躍に引っ張られてのことだと思う。
・安田は4番を外されて一度リセットしての再上昇、思い切りが復活。
・山口航輝は一度2軍に落ちての再昇格で打席での落ち着きがある。
・和田康士郎は終盤のキーマンになった。走塁に磨きをかける。
・小川も次世代のレギュラーとして経験を積む。

安田・藤原・山口ら若手が打席で粘ってヒットを打つ。
積極性を持ちながらなので簡単に打ち取られない。それで結果を出し始めている。
各選手が様々な場面で思考錯誤しながら技術も上げてきている。

安田のシーズン後半の大活躍は素晴らしい。彼自身言っているように「藤原のフルスィングや決定力」が刺激になっているし、その原動力だろう。
「初球からのフルスィング」「追い込まれた後のフルスィング」はさらなる飛躍を予感させる。

【チームの全員の力が結集】

シーズン当初はマリーンズの勝利のベースは「堅い先発投手陣」が作っていた。中盤からは「強力打線」が引っ張っている。いつでもどこからでも点が取れる戦力を持った。そして今は「中継から抑えの投手陣」が相手にプレッシャーをかけている。

初戦後、佐々木千が「自分が8勝していることを信じられない」とコメントしていた。
それは「自分だけの活躍ではない」と言いたかったのだと思う。
千葉ロッテはチームの全員の力を結集して勝利に向かって進んでいる。

次カードはオリックス3連戦、オリックスは先発ローテーションを組み替えるなど千葉ロッテに対しての対策も十分とみた。
相手にとって不足はない。今こそマリーンズの力を見せるときだ!

*最後までお読みいただきありがとうございました。