M打線爆発で大嶺勝利-B今永の研究心-ベイ破壊力と粘りM1勝2敗-2021DeNA対ロッテ1-3

ここまで交流戦2位と調子の上がってきたDeNAとの戦い。マリーンズは先発陣の乱れに不安要素を持ちながら、若手投手を使い勝利したいところ。打線が元気ないのが不安要素。

大嶺4年振り勝利-レアードマーティン佐藤都HRで快勝-DNA対ロッテ1

2021年6月4日(金)
DeNA対ロッテ 1回戦 横浜スタジアム
7 対 11 でロッテの勝ち
勝ち:大嶺 負け:国吉

【試合展開】

マリーンズ先制は佐藤都、ベイ先発京山から相手エラー出塁のレアードを1塁においてライトにへ2ランをうち込んだ。M鈴木は立ち上がり制球に苦しむ、球威も今一つだったか。ベイ桑原に2アウト2・3塁から甘いボールをレフト中段に3ランで逆転された。3回にはマリーンズはマーティン同点ソロ。角中がフォアボールで出塁してレアードが2ランで3点入れリード。裏はベイスターズが大和の2点タイムリーで同点にもどる。
4回5回は大嶺が登板、再度ゲームが動いたのは5回マリーンズの中村奨吾フォアボール・マーティンヒットの1アウト1・2塁からレアードが2点タイムリー2ベースで1点、藤岡のセカンドゴロの間に1点、計2点を追加した。6回にも鳥谷・角中のタイムリーで2点入れて、9回はこの試合2本目となる佐藤都のホームラン。Mは先制・中押し・終盤にダメ押しと理想的な展開だった。
M投手はDeNAに14安打打たれるも「打力優勢」マリーンズが17安打11点の猛攻で勝ち切った。

3回マーティン同点17号HR、うまく変化球をすくってライトスタンドへ持っていった。つづくレアードも勝越し13号HRをライトに放った。レアードの技術が光る一打。この二人の飛ばす技は際立っていた。また佐藤都の2HRは首脳陣に強烈なアピールになった。

2回M佐藤都が先制2ランHRも裏に逆転3ラン打たれる。投手陣が2回3回うたれて後手に回りそうになる。そんな悪い流れを「助っ人2人」が断ち切ってくれた。やはり頼りになるのはマーティン・レアードだ。彼らがマリーンズ攻撃の核で、その形はしばらく変わりそうにない。
HRをきっかけに大量点がとれて連敗がストップできたのは良かった。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

佐藤都志也、連日起用されるなか「ホームラン2本」は素晴らしい。チームに勇気与えた。 猛打賞3打点の大暴れ。

マーティン3回同点17号HR。猛打賞でチャンスメイク。

レアード3回勝越しホームラン。2安打3打点と活躍。

2番手以降リリーフ陣、4・5回「大嶺祐太」、6・7回「小野郁」、8回は「横山陸人」と好投。勢いのあるDeNA打線をしっかりと抑えた。中盤が落ちつかせて勝利に貢献した。

・荻野貴司猛打賞。鋭い切り込み。

・中村奨吾猛打賞。チームを支えるリーダー。

美馬乱調HR3本被弾-ベイスターズ継投崩せず-完敗-DeNA対ロッテ2

2021年6月5日(土)
DeNA対ロッテ 2回戦 横浜スタジアム
11 対 9 でDNAの勝ち
勝ち: 濱口   負け: 美馬

【試合展開】

美馬と濱口の先発で始まりました。
美馬が乱調で珍しく大量失点をしました。初回佐野にタイムリーで先制され2回はソトにレフトにソロホームランを打たれる。ソトにうまくとらえられたHRでした。3回は宮﨑にレフトへタイムリー、4回には伊藤に2点タイムリー、佐野にタイムリー、オースティンにレフトスタンド中段に2ランをうまく打たれました。
ベイスターズの打線の調子よさを感じました。美馬は両外国人にうまく打たれて苦しみました。
マリーンズもB濱口に対してランナー出すも2回は佐藤の犠飛で1点、3回に角中がタイムリーで2点目と最小点のみ、5回にもランナー出しますがチャンスにヒットが出なかった。濱口を早い段階でつかまえられればよかった。
一方ベイスターズの攻撃の手を緩めない。5回にも大和タイムリー、楠本2ランで計11点を入れゲームを決定づけました。美馬5回13安打11失点と乱調でした。
M反撃は5回佐藤都タイムリーや相手エラーで3点、8回は安田が2点タイムリー、9回は加藤が2ランを打つも、ベイスターズの継投のまえに逆転することは出来ませんでした。

【打線の組み換え】

最近ベイは打線の「組み換えがうまく機能し始めている」という。開幕から低迷していたチームが今はまるで違うチームのようだ。その代表が2番に入っている捕手の「伊藤」で、つなぎの役目を果たしているという。DeNAの破壊力ばかりが目につくが「細かい野球が出来て、粘りもある」、こんな選手の働きが交流戦のチームの調子の良さを支えている。
マリーンズも中軸打者は粘りが目立つ。マーティンやレアードら強打者なのにファールをうってフォアボールを選ぶ、それでHを打つのだから本当に頭が下がる。しかし他の控え・若手選手に今一つ粘りを感じない。
マーティンを4番に据えたことで2番を打つ選手を選考してこのカードは初戦から3戦まで「鳥谷」を起用した(ある意味安田の空いた席と言えなくもない)。鳥谷は実績もありバッティングに形がありチャンスにも強い。しかし如何せんベテランである。
打線に形がある今のマリーンズ、「2番を打てる選手」を育てるチャンスなのではないかと思った。
DeNAの伊藤の例を出すまでもなく、マリーンズ2番に「粘ってつなげる選手」「打って走れる選手」はいないものだろうか。
*「マリーンズは沢山打って点を取るからいい」たしかにその通り。贅沢な悩みかも。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

加藤翔平9回2ラン。
佐藤都1回犠飛で1点、6回はタイムリー2ベースと活躍
・安田8回2点タイムリー。
・6回中村稔弥、7回成田翔、8回フローレスがゼロに抑えた。

小島粘投もM今永打てず-DeNA粘って初サヨナラ勝ち-DeNA対ロッテ3

2021年6月6日(日)
DeNA対ロッテ 3回戦 横浜スタジアム
4 対 3 でDNAの勝ち
勝ち:三嶋  負け:益田

【試合展開】

小島2回オースティンにレフトスタンドにホームラン打たれて先制、ルーキーの牧にもレフトにうまくHR打たれ2点を失いました。小島、オースティンにはカウント球狙われもったいなかった。
マリーンズは今永の好投の前に打てなかったが、4回角中がヒットで出るとレアードが四球選び2アウト1・2塁から藤岡がレフトにタイムリー2塁打で1点返す。
B今永マリーンズ打線を研究した結果が出た。6回4安打5三振1失点と好投した。
しかし6回ベイスターズは伊藤が出ると佐野がライトへ2塁打・オースティン敬遠で満塁から宮﨑がセンターへ犠飛で1点追加。
8回B投手は山崎、2アウトから中村奨吾レフトに2ベースで出るとマーティンもタイムリー2塁打で1点返し角中もライトへタイムリー2塁打で2点目を入れて同点に追いついた。

9回益田に引分の期待がかかったが、宮崎にセンター前ヒットで2アウトランナー2塁から大和にレフトオーバーのタイムリー2塁打打たれ、マリーンズはサヨナラ負けした。
B大和は「2021交流戦打点12」で3位につける、チャンスに強かった。 益田らしくないベルト付近のボールをうまく打たれた。
*DeNAこの勝利で交流戦首位タイに浮上した。DeNAは粘りがあり手ごわかった。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

小島5回1/2を5安打3失点とゲームは作った。同じ回にHR2本は残念。
・角中マルチ。粘って好球必打。
・7回佐々木・8回唐川好投。

3連戦まとめ

2021年6月4日~6月6日 DNA対ロッテ 1~3回戦 横浜スタジアム
対DeNA 1勝2敗 ロッテこのカードを負越した。

まとめ

マリーンズはDeNA3連戦1勝2敗と負越した。DeNAの破壊力の前に投手陣が崩壊した。マリーンズは「ここまでの不安要素が露呈した」3連戦でした。そういう点ではDeNAに感謝しなければいけないかも。
今は先発の立て直しと頑張りを期待しています。

【ここまでのセパ交流戦】~6月6日まで

上位にDeNA・中日とセリーグのチームが並ぶ。パリーグは楽天・オリックスが頑張る。昨年までパリーグにやられっぱなしは阻止しようとセリーグ各チームが研究したのか、またはパリーグの投手の力が相対的に落ちてきたのか、勝ち続けてパリーグに油断が生まれているのか、勝負の機微ははかりしれない。

今年のセパ交流戦は「リーグの力比べ」という点ではホームランも多くて面白い。*6日まででセリーグHR合計82本・パリーグHR合計74本でセリーグが8本上回っている。ガチンコで打ち合うというのも一発勝負でおもしろい。セリーグも研究してきているので、対戦を楽しみしているパリーグの選手も結構いるのではないでしょうか。

新聞によれば「パリーグのパワー投手が少なくなった」というコメントもある。しかしまだセリーグが上回ったというのは気が早い。
セパ交流戦の6月8日からの6連戦(最終節前・最終節)は、すべてパリーグの本拠地での開催ゲームである。まだ巻き返せるのでパリーグ球団の調子次第で「適度なハンデだ」と思えるのか、そんな「余裕はない」のか戦い方は変わってくる。
*6日まででセリーグが32勝、パリーグが30勝(引分7)でセリーグが勝ち越している。間違えないのは、今年のセリーグはどのチームも手ごわいという事です。この後がとても楽しみです。

*最後まで読んでいただきありがとうございました。