美馬粘投-佐藤-加藤-3連敗止めた-2020日本ハム対ロッテ16~18

ロッテ苦手の札幌ドーム、2017年2勝5敗、2018年3勝5敗、2019年は1勝8敗。大きく負け越している。
今年はここまで3勝3敗、このカードで悪いジンクスを払拭したい。

2020年 9月 18日 (金)
日本ハム 対 ロッテ16回戦 札幌ドーム

7 対 3 で 日本ハムの勝ち
勝ち投手:加藤  負け投手:中村稔弥

【トピック】
マリーンズ積極的にマルティネスを攻める。初回2アウト2塁から安田が先制タイムリー、3回表は角中ヒットで出ると、中村・安田四球を選ぶ。
2死満塁から佐藤都志也が2点タイムリー2ベース。

しかし3回裏中村稔弥がつかまった。
1死1・3塁から松本がタイムリー、近藤タイムリーで同点、大田の2点2塁打で計5点を献上した。中村稔弥3回2/3を6安打5失点と急に乱れた

M打線は10安打打つも、中盤以降日ハムの継投にかわされた。
松本1号2ラン、松本・近藤マルチ。角中猛打賞、安田・菅野マルチ。*角中、安田が当たり始めたのは収穫、佐藤都志也チャンスに強い。

2020年 9月 19日 (土)
日本ハム 対 ロッテ17回戦

3 対 1 で 日本ハムの勝ち
勝ち投手:有原  負け投手:石崎

【トピック】
石崎剛予定通り日本ハム戦に先発、立ち上がりフォアボールが多かった。
ランナーたまり中田犠打で先制

*石崎はヒット打たれておらず、粘られた上でのフォアボールで苦しんだ。3回82球三振5個とるも5四球で制球に課題が残った。

チェンは6回ヒット2本と四球で満塁になり、代わった東條が代打大田の2点タイムリーを打たれた。

日ハム先発は有原、121球8回5安打失点0と好投。
前半はストレートの制球が不安定だったが変化球をコーナーに投げ分けてロッテ打線をかわした。
そのうちにストレートの感覚を取り戻した。
ロッテは9回に日ハム宮西から1アウト2塁で清田がタイムリーで1点を返すのが精いっぱいだった。
M序盤に有原を攻略したかった。

*日本ハム有原が粘りながら、後半調子をあげた。
有原は今季負けが先行する中「何とか勝ちたい」という気持ちが強かった。
札幌ドームに8740人のお客さんが入り活気がもどるなか「ファンの拍手を味方にした」。

2020年 9月 20日 (日)
日本ハム 対 ロッテ18回戦

3 対 5 で  延長10回ロッテの勝ち
勝ち投手:益田  負け投手:鈴木健
沢村初セーブ

【トピック】
初回日本ハムは美馬の立ち上がりを攻めた。1アウト1・2塁から中田に代わり4番西川が美馬のボールをレフト前に巧打、先制タームリーで4番の結果を出す。
日ハム先発は10日ぶり先発の金子、調子悪くなかったが、前回同様アクシデントで3回はじめに降板した。
3回和田ヒットで出塁も盗塁狙い1塁牽制でタッチアウト、盗塁決めたいところで、もったいなかった。*盗塁王争いだが、周東・西川がリード、少し離れて和田が追いかけている。

日ハム中盤の投手もしっかり投げM点が取れない中、6回2死1塁からイケメン捕手「佐藤都志也」がやってくれました。ライトスタンドへ目の覚めるようなライナーで飛び込む2号2ラン、追撃ののろしをあげました。
美馬も立ち上がりこそ点を許しましたが、以降立ちあがり8回まで辛抱のピッチング。
M打撃陣は8回のチャンスをものに出来ず。

9回にドラマが待っていた。
ピッチャー玉井、2アウトランナー1塁絶体絶命の場面で、角中が粘って四球を選んだのが大きかった。次打者菅野の時、日ハム捕手清水のパスボールからの悪送球で3対3の同点になります。

延長10回に入り、先頭代打鳥谷の渋いレフト前ヒットから始まり安田四球のランナー1・2塁のチャンス、2アウトで加藤翔平が打席に、何としても打ちたい場面でファンの期待に応えた。
左中間塀際へ完ぺきな当たりの3ベースを放ち2点を勝ち越した。
チームが苦しんでいただけに、貴重な勝越し打だった。

*翔平ならではの打球。「シンに当たった時に外野の間に飛ぶ打球の速さ」「走塁のすばらしさ」はマリーンズで一番だと思う。
綺麗なヒットもいいけど、ゴロヒットや詰まったヒットなど足を活かして率も上げてほしい。バッティングの幅を広げることが彼の特徴をもっと引き出すはず。
相手チームが嫌がる詰まったヒットを2塁打にする「ミスター2ベース」になってほしい。

10回裏は井口監督から「セットアッパーを任せる」と言われている沢村。
慎重になりすぎて、平沼・近藤・西川3人歩かせ満塁。最後は渡邉を内野ゴロに打ち取りゲームセットにしたが、ヒヤヒヤした。
勝ちを強く意識したはずで実力者といえプレッシャーはあったはず。しかし今だまともには打たれていない、手にかかった時の低めのストレートの伸びは、伊良部を彷彿とする。
どこまでのポテンシャルがあるのか楽しみだ。

マリーンズは9回の相手のミスを逃さず粘り強く戦った、土壇場で粘り3連敗しなかったのは大きい。

*シーズンの約2/3が終了した。首位ソフトバンクも楽天に負けたのでマリーンズは1.5ゲーム差で2位。選手を休ませながらマネージメントして戦っていく。どの球団も初めての9月10月で一層首脳陣の手腕が重要になる。

2結果-2020年 9月 18日~20日 (日)
日本ハム 対 ロッテ 16 ~18回戦

対日本ハム   1勝 2敗 ロッテ負け越し

まとめ

戦力が整備しつつある日本ハム、一方西武に負け越し打線が湿りがちなロッテとの対戦。
初戦2戦目とその状態を表したようなゲーム展開で、M3連敗の恐れも出ていました。
3戦目は美馬に託されました。初回美馬の立ち上がりに3失点。

一方Mは相手の早い継投に球が絞り切れず、0が続きました。
6回ランナー一人置いて佐藤都志也の追撃弾の2ランHRが大きかった。
9回2アウトから角中が粘る、相手のミスもあり同点に。今年のマリーンズ、簡単にはあきらめません。気持ちはきれないまま、延長10回に加藤が勝越し打を打ち逆転勝利できた。
加藤翔平、1軍へ上がってからは必死さが見えます。
そしてこの粘りも「佐藤都志也の闘志あふれる追撃弾」で1点差に追い上げているからで、新人に刺激を受けているのは間違えなさそうです。

今年のマリーンズ、まだ同一カードで3連敗していません。
層の厚さが出来てきた、チーム力がついてきたことの現れだと思います。

*最後までお読みいただきありがとうございました。