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M8月50年振首位S柳田活躍首位奪還2020ソフトバンク対ロッテ4~9

2020年 8月 18日(火 )
ソフトバンク対ロッテ 4回戦 ZOZOマリン

4 対 6 で  ロッテの勝ち
勝ち投手:美馬  負け投手:千賀

【トピック】
ソフトバンクは昨年2勝10敗とZOZOでのロッテ戦は分が悪い、苦手を払拭したい。対するロッテ先発は復調しはじめた美馬。
美馬のピッチングが素晴らしかった。変化球がコントロールよく低めに制球され、ストレートがいきていた。8回5安打4失点(自責点2)無四球と好投。
安田マルチ2安打3打点の活躍。中村・安田・マーティン・井上マルチ。栗原8号ソロ、松田3号ソロ。
安田マルチな活躍で流れをMに引き寄せた。千賀もタジタジの活躍に監督も笑顔がはじけた。千賀も7回途中までで自己ワーストの被安打12を喫し、試合後「自分の投球を見直さないと」と語った。

8月17日荻野貴司が、2軍のイースタンリーグ対楽天戦に参加して5打数2安打。1軍復帰へと順調な仕上がり。

2020年 8月 19日(水 )
ソフトバンク対ロッテ 5回戦

2 対 2 で 10回規定により引き分け
勝ち投手: -  負け投手:-

【トピック】
小島が5回2/3を5安打と粘りのピッチングをした。初回の今宮ソロHR栗原タイムリーの2点に抑えた。一方ロッテは先発大竹から中村・藤岡タイムリーでと同点に、1回裏ランナー1塁の和田は盗塁を成功させて中村のシングルヒットでホームイン、1点を足で稼いだ。
中盤以降投手戦になり双方ソフトバンクが7人、マリーンズが6人のピッチャーを投入して、ともに決定打を打てず引き分けた。
今宮6号ソロ、マルチ。中村奨吾マルチ。和田2盗塁。
*和田がソフトを足でかき回した。好走塁がMを救った。

2020年 8月 20日(木 )
ソフトバンク対ロッテ 6回戦

4対 5 で  ロッテの 10回サヨナラ勝ち
勝ち投手:フローレンス  負け投手:嘉弥真

【トピック】
先発の岩下は6回7安打2失点と粘りのピッチングをした。相手の先発笠谷は変化球をコースに決めて素晴らしいピッチング。M打線を寄せ付けない。しかしソフトは5回好投の笠谷(4回2安打)から松本に交代、継投にスイッチした。
7回からMも小野・唐川がソフトを抑えて、流れも変わってきた。8回中村奨吾の技ありのHR、載せてレフトスタンドへ持っていった。安田は思い切りのいいHRでたちまち同点になる。

Mは同点の10回益田を温存してフローレンスに託すが、2・3塁からこの日大当たりの栗原に2点タイムリーHを打たれる。
10回裏ソフトの泉から、福田と代打角中が粘ってフォアボールを選び、1・2塁。次打者中村奨吾に期待するも、サードゴロで3-4でダブルプレー、際どくトリプルは回避した。

一塁に中村が残ったものの、これでMは万事休すかと思ったのだが、ドラマはこれからだった。

【やはりマーティンは冷静】
10回2アウト1塁からマーティンが打席に入る。まだノーヒットだが悪球には手を出さない、真ん中近くに入った甘いボールをフルスイング、文句なしライトスタンド電光掲示板の下に2ランと打ち同点に戻した。
この後は安田がヒット、代走は鳥谷に変わり、次打者が井上がフォアボールを選び1・2塁になり、一打サヨナラの場面を演出した。
打席は佐藤で3-2から、投手の投球が内角にそれた(フォアボールを選んだ)、しかし捕手がボールを取れず後逸、2塁走者鳥谷に本塁への走塁を許した。意外な展開からのサヨナラ、みんなベンチから出てきて歓喜の輪に加わった。
最後の走塁はうまく捕手のタッチをかいくぐった。紙一重だが「鳥谷の機転が効いたプレー」。これでMはソフトと並んで首位に浮上した。
中村奨吾4号ソロ、安田4号ソロ、マーティン14号2ラン。中村・安田・清田マルチ。松田4号ソロ、栗原猛打賞。

【パリーグニュース】
オリックスが、20日西村監督の辞任を発表した。中島2軍監督が監督代行として残りシーズンの指揮をとる。

2020年 8月 21日(金)
ソフトバンク対ロッテ 7回戦

3 対 7 で ロッテの勝ち
勝ち投手:石川  負け投手:高橋礼

【トピック】
先発は石川7回3失点はHRによるもので、打たれたヒットはわずか4本。中村晃と柳田にHRは打たれたが他はしっかりと締めた。「神経を使った」と言っていたがしっかり試合を作った。やはりエース、頼りになります。
Mは東浜を攻めて5回9安打で3点を取った。6回2アウトランナー1・2塁の場面で粘っての角中勝越しタイムリーは、角中ならではの打撃でした。
7回にも繋いでマーティン犠牲フライで追加点、満塁からの角中押し出しデットボールを呼んだ。最後はイースタンで2年連続でセーブ王に輝いた小野が伸びのあるストレートで締めた。2日間益田を休ませることができた。
井上12号ソロ。中村奨吾4安打大暴れ、和田・安田・田村・藤岡マルチ。中村晃3号2ラン、柳田16号ソロ。

【ポイント】
8回中村奨吾粘ってセンター前にタイムリーヒットを打った。この追加点がソフトを諦めさせた。今年の中村奨吾は自分の打てる球を待てている。昨日のレフトへのHRがいい例だ。何か技術的につかんだのだろうか。いや元々持っていた才能を掘り起こしたというべきだ。秘めたる能力は3割20本以上ある。期待がふくらむ。
「この7点目に柳田の顔がゆがんだ」、M後半リードしていても攻撃の手を緩めない。強さが本物になりつつある。

勝っているMは良い流れが続いている。ソフトバンクはZOZOが鬼門と言っていたが、ゲン担ぎで片付けられない、今の実力が出ているのではないのか。

この勝利でロッテパリーグ30勝一番乗り。50年ぶり「8月の単独首位」に躍り出た。

2020年 8月 22日(土 )
ソフトバンク対ロッテ 8回戦

3対 2 で  ソフトバンクの勝ち
勝ち投手:モイネロ  負け投手:ハーマン

【トピック】
二木6回7安打2失点とゲームは作った。立ち上がりは良かったのだが、4回裏の1塁に中村晃をおいて柳田の2ランが痛かった。Mは二保に6回1/3を3安打無失点と抑えられた。7回M佐藤都志也のタイムリーで2-2の同点においつくも、ハーマンが柳田に痛いタイムリー2ベースを打たれて勝ち越された。柳田の目つきが違っていた。
柳田17号2ラン。中村晃猛打賞、柳田・デスパイネ・グラシアルマルチ。

2020年 8月 23日(日 )
ソフトバンク対ロッテ 9回戦

6対 4で  ソフトバンクの勝ち
勝ち投手:石川柊太  負け投手:中村稔弥

【トピック】
同率首位で迎えた最終9回戦だったが、ソフト石川柊太の粘投の前に苦戦、最後はソフトバンクに首位を譲った。
S石川は6回1失点と好投、変化球がきれていた。一方先発の中村稔弥は3回表の柳田の規格外2ランで先制された。4回は熱男・松田が2ランで追加点、フローレンスも打たれた。M小刻みに点を取るが追いつけなかった。中村奨吾・田村が気を吐いた。
なんといってもこの試合の勝利はギータがアクセル踏んだから。柳田は3試合連続HRで、M相手に規格外の集中力でチームを勝利に導いている。この男が本気になると誰も止めることが出来ない。
柳田18号3ラン、松田5号2ラン、栗原9号2ラン。中村晃・柳田・栗原・松田マルチ。中村奨吾3安打3打点(猛打賞)、福田秀平マルチ。
*石川柊太開幕から負けなしの6連勝。

結果‐2020年 8月18日~23日(日 )ソフトバンク対 ロッテ 4~9回戦

対ソフトバンク  3 勝2敗1引き分け

まとめ

今週が6連戦の最後、首位のソフトバンクとロッテ3位の戦いで始まり、金曜日7回戦終了時には「50年ぶりの単独首位」になった。しかし8・9回戦はソフトの逆襲にあい、最後はソフトバンクが首位を死守した。
6・7回戦とソフトバンクらしからぬ敗戦をして、ソフトバンクが本気モードになった。工藤監督がアクセルを踏んだら、柳田のパワーが全開になったのか、柳田がソフトのエンジンをMAXにしたのかは不明だが、柳田悠岐が規格外の力を見せつけた。
M的には勝ち越したのだが、最後何か嫌なイメージが残った。次回は嫌なイメージを引きずらないでほしい。

M相変わらず先発はしっかりと試合を作っているので、打線次第で勝敗が変わってくると思う。次のカードから3連戦になるので移動を含めて選手の負担が増える。オリックス・日本ハムも復調しつつある。パリーグの先行きは読めない。
打線はうまく回転しているが、計算できる荻野貴司の復帰は必要。疲れの見える先発陣を応援する新戦力の登場が待たれる、なお一層の全員野球が必要か。種市は心配。時間かけしっかりと直してほしい。

*ロッテは23日、育成契約の大嶺祐太投手と支配下選手契約を結んだと、発表した。今季2軍で4勝1敗と結果を残していた。プロ14年目通算28勝右腕が戦力に加わると大きい。昨年1月「右肘内側側副じん帯再建術(トミー・ジョン手術)」を受けた。