CS進出決めた-投手陣好投-菅野-藤岡活躍-逆転勝利-ロッテ対西武24

CS進出は、この試合で勝利して決める。
チーム一丸となって強い気持ちで臨んだ試合。前日のナイターから今日はデーゲーム。条件はいいとはいえないがやるしかない。
そんな選手を後押しするかのように、ZOZOマリンは進出を信じているファンでいっぱいになった。

2020年 11月 8日(日 )
ロッテ対西武 24回戦(対西武最終戦)

8対 2 で  ロッテの勝ち 
* クライマックスシリーズ進出決定
勝ち投手:岩下   負け投手:松本

【トピック】
先発は小島に託された。しかし2回ノーアウト1・2塁からスパンジェンバーグに甘いボールを打たれ先制され、1アウト後の2・3塁から呉タイムリーで2点目とられる。

西武先発の松本にM反撃は3回、田村フォアボール安田ヒットで1アウト1・3塁とすると、荻野が3塁強襲打をはなつ。その打球を3塁手スパンジェンバーグ「ボールを見失う」エラーもあって1点返す。
続いて2アウト1・2塁から菅野がレフトへタイムリーで同点。

スパンジェンバーグのエラーはラッキーだったが、その後菅野良く打った、西武には効いたはず。
4回は藤岡がライトスタンドへ4号ソロを打って勝ち越した。藤岡うまく振りぬいた、この1点リードは大きかった。

マリーンズは小刻みな継投を選択した。小島の後は小野-岩下-東條-唐川と続けた。

西武も負けていない、4回から5人の投手をつぎ込む、Mの攻撃を止めようとしたが、マリーンズは6回平井をつかまえる。
井上ヒット安田フォアボールから2アウト1・2塁のチャンス作ると、荻野がファーストへの内野安打を打つ。あわてた「平井のホームへの送球ミス」もあり、2点を追加。
さらに続く藤原がセンターへタイムリー2ベースを打ってロッテは6-2とリードを広げた。
*Mがうまく西武のミスに付け込み得点した。
8回にも2アウト2・3塁から中村奨吾がライトへタイムリーヒットを打ち2点追加、ダメ押しをした。

終盤7回からは勝利の方程式「ハーマン・沢村・益田」のリレーでマリーンズが危なげなく勝利した。
*ZOZOマリンは選手とファンが一体になった。
藤岡4号ソロ。藤原・菅野マルチ。 金子・中村剛也マルチ。

【圧巻の投手陣】
今年の「M好調の原動力である投手陣」が、最後の仕上げとばかり今シーズンの集大成を見せ、強力「山賊打線」を無失点に抑えた。
*中でも6回の表2アウト満塁のピンチに登場した唐川が呉をカットボールで空振り三振にとったのは気持ち良かった。

完勝でロッテがクライマックスシリーズ進出を自力で決めた。
ソフトバンクも苦手マリーンズが息を吹き返したことに驚いたはず、今年のマリーンズはまだ終わらない。

まとめ

西武との最終戦、誰がこんな結末を予測しただろうか、8対2でロッテが大勝しCS進出を決めた。

小島がつかまり2点を失ったが、井口監督のピッチャー交代が早かった。
3回から継投に入る。
西武を逆転すると7人の投手をつなぐ、7回はハーマン8回沢村9回益田がしめた。
これぞ今季「投手力を軸にしたロッテの勝ちパターン」だ。
先にMのほうがリードし勝利の方程式に持ち込めたのが大きかった。

今年初めて位の小刻みな継投。井口監督のこのゲームにかける思いが見えた。

岩下が登場しておさえ、 6回東條がピンチの場面、途中から唐川登板して三振。6回の追加点につながる。ベンチにもガッツポーズが出始めナインに笑顔が増えていく。
投手陣の完璧なリレーは圧巻で、感動的だった。まさしく今年のマリーンズを象徴する試合になった。
打撃陣は辛抱強くボールを選び決して派手さはないが、ここ一番はバットを強く振りぬいた。CS 進出にかけるナインの思いが伝わってきた。

今シーズンの「大一番」緊張もあっただろう。
しかし振り返れば点数をつけて完璧な勝利、誰にも文句を言わせない。
マリーンズは堂々と CS 進出を決めた。

*もしZOZOマリンに西日が出てくる時間になっていたら、みんなの目にうっすらと涙が光っていたかもしれない。【注意】あくまで自分の妄想です(笑)

今年のマリンスタジアムは色んなドラマがあった。
最強のM応援団もライトスタンドにはなく異例の静かな開幕。
しかしそんな中6連勝などマリーンズは快進撃をした。

そして優勝まであと一歩のところでのコロナ禍がチームを襲う。
色々言いたいことはあっただろう。しかし決して口にすることはなかった。
今日の勝利、各選手のさわやかな顔を見ていると、それがすべて消えていくようだ。
お金が潤沢にあるわけではない千葉ロッテ。
選手層も厚いほうではない。
その中で必死になって戦った監督・選手・関係者に、最後「勝利の神様」が降りてきた。